シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.15 -フィジカル-
room.Onaya Rion
- ダンス
- 主催公演
- シアタートラム
『Pupa』
劇場が期待を寄せる新しい才能を紹介するシリーズ。新進気鋭の振付家が初登場!
シアタートラム・ネクストジェネレーション初のフィジカル部門で選出された女屋理音(room.Onaya Rion)が、新作を発表。
新作のモチーフは“昆虫”
概要
初のフィジカル部門で選出された女屋理音(room.Onaya Rion)が、新作を発表
「シアタートラム・ネクストジェネレーション」の節目となるvol.15 からは、「演劇」と「フィジカル」にジャンルを分け、隔年で募集を開始しました。リニューアル後、初のフィジカル部門のアーティストとして選出されたのが、女屋理音(room.Onaya Rion)です。
女屋は、3歳からクラシックバレエを始め、ピナ・バウシュとの出会いを機にコンテンポラリーダンスへの道を歩み始めたという経歴を持ちます。お茶の水女子大学舞踊教育学コース在学中はピナ・バウシュを中心に作家研究を行いながら、能美健志、梅田宏明、ハラサオリなどの振付家の作品に参加。同時に自身の作品も作り始め、『I’m not a liar.』(21年)で横浜ダンスコレクション最優秀新人振付家賞を受賞。現在は、DaBYレジデンスアーティストとしても活動するなど、令和のコンテンポラリーダンスを担う若手の一人として注目されています。
演劇的要素も多く取り入れ、独自の感性と強い芯を感じさせる女屋理音
新作のモチーフは“昆虫”
-あなたにはなんとなく、どこかで会ったことがある気がして、なんとなく、私たちはひとつだったのかもしれない-
本作のモチーフは“昆虫”。蛹(さなぎ)を意味する『Pupa』をタイトルに置き、〈内的感覚〉や〈記憶の循環〉に着目した新作をお届けします。演劇的要素も多く取り入れ、独自の感性が散りばめられた作品作りに定評のある女屋が創造する新作舞踊公演に、ご注目ください。
女屋理音 開幕コメント
3 年前に大学の卒業公演が中止になった時、舞台の幕が無事に開くことが当たり前ではないことを思い知りました。
こうして初日を迎えられ、また次の回に向けて全員が向かって行けること、心から幸せに思います。
作品が観客の皆さまの視線を浴びてまたさらに進化していく過程を楽しみに、千秋楽まで駆け抜けます。
ビジュアル公開コメント(2023/11/24)
女屋理音(振付・演出・出演)
稽古を通して、私たち人間固有とされている「内的感覚」を見つめていくうちに、昆虫から得たはずの着想が、とてつもない人間らしさに着地したように思います。舞台上で人間同士が生み出す情景を、皆さまご自身の何かと重ねて、実感を共有できたら何よりです。ぜひ、劇場に足をお運びください。
Aokid(出演)
今年の初めに、女屋さんと同じ舞台でそれぞれ作品の上演をしたのがきっかけで、この度声をかけてもらって出演することになりました。その時の作風は全く互いに違ったものでした。これからキャリアが始まる作家の初期作となる今作で、自身の中でふつふつと育てられてきたイメージと、一方で外部から集まったプレイヤーたちがいて、早速その外部を取り入れる作業も稽古場で試してみている女屋さん。(彼女には積極的にダンス以外のインスピレーションを大事にしていることが感じられます)
それがどのようなバランスで劇場に届けられるか、ぜひお立ち会いください。
振付・演出・出演:女屋理音 『Pupa』について
蝶の幼虫は、羽化のために一度蛹の中でその形状を失います。その創造のための破壊は、人間の営みの健全な姿であるようにも感じます。現代では技術によって同じクオリティのものが大量に作られ、それらを消費できる仕組みが出来上がり、エネルギーが循環していく機会を失いつつあります。私は作品を通して、身体を用いたエネルギーの循環、つまり有機的に他者と繋がる可能性を探していきたいと思っています。そして観客の皆さんとそれをどう共有できるのか、一緒に探る時間になれば幸いです。
シアタートラム ネクスト・ジェネレーション 過去受賞者一覧
「シアタートラム・ネクストジェネレーション」とは
2008年、若い才能の発掘と育成を目的に開始しました。日本国内で舞台芸術活動を行う団体・個人を幅広く募集し、選考により決定したアーティストにシアタートラムでの上演機会を提供します。公演実施にあたっては、世田谷パブリックシアターが、会場提供だけでなく、参加アーティストのさらなるステップアップ、作品の醸成をバックアップします。
過去の受賞団体には、ミナモザ、てがみ座、悪い芝居等が名を連ね、若手団体の登竜門的存在として認知されています。近年では瀬戸山美咲(ミナモザ)、長田育恵(てがみ座)、野上絹代(快快)ら、受賞団体のアーティストが、世田谷パブリックシアター主催公演に登場、また演劇賞を受賞するなど、さらに活躍の幅を広げています。
2022年度からは「演劇」「フィジカル」の2 ジャンルに分け、隔年で募集しています。
過去受賞者一覧
vol.1 (2008年度) サスペンデッズ/toi/エビビモpro.
vol.2 (2009年度) 快快 / 演劇ユニット G.com/FUKAIPRODUCE羽衣
vol.3 (2010年度) 文月堂/ミナモザ/インパラプレパラート
vol.4 (2011年度) 世田谷シルク/演劇ユニット てがみ座
vol.5 (2012年度)カムヰヤッセン/演劇集団 砂地
vol.6 (2013年度) tamagoPLIN
vol.7 (2014年度) 趣向
vol.8 (2015年度) 開幕ペナントレース
vol.9 (2016年度) 泥棒対策ライト
vol.10(2017年度) to R mansion
vol.11(2018年度) らまのだ
vol.12(2019年度) 悪い芝居
vol.13(2020年度) PANCETTA
vol.14(2022年度) 安住の地
キャスト・スタッフ
【振付・演出】女屋理音
【出演】Aokid 鈴木春香 畠中真濃 青柳潤 女屋理音
【音楽】DRUMS:家坂清太郎 KEYBOARD:Hanna. ※12月7日(木)・9日(土)・10日(日)公演に出演
【空間デザイン】藤崎りら
【舞台監督】河内崇
【照明】丸山武彦
【音響】中村嘉宏
【衣裳】藤谷香子
【アートデザイン】生駒優貴(絵描き:Cobble) 生駒卓
【撮影】大洞博靖
【映像収録】須藤祟規
【演出助手】白井耀
【制作助手】岩城かのこ 林紗耶
【制作】後藤かおり
【世田谷パブリックシアター芸術監督】白井晃
プロフィール
女屋理音
(おなや りおん 振付・演出・出演)
1998年新宿生まれ、群馬県育ち。3歳の終わりにバレエ教室に通い始め、瀬山紀子にクラシックバレエを学ぶ。ピナ・バウシュの存在を知り、衝撃を受けたのが小学生の頃。同スタジオにて、ファビアン・プリオヴィル、瀬山亜津咲らのワークショップや作品出演を通して、モダンダンスのテクニックや創作の基礎を学ぶ。ジャズダンス、キャラクターダンスなど、多様なジャンルの踊りを経験した後、お茶の水女子大学舞踊教育学コースに入学する。在学中はピナ・バウシュを中心に作家研究を行いつつ、能美健志、梅田宏明、ハラサオリなど、様々な振付家の作品に参加。現在は、DaBYレジデンスアーティストしても活動中。
在学中より自身の作品を作り始め、2021年、横浜ダンスコレクションにて最優秀新人振付家賞を受賞。その後も創作活動を続けている。作品創作を通して、意味を持つ前の言葉の羅列や、振付が生まれる前の身体の状態など、曖昧な領域に対する確かな共有を探っている。
公式サイト: https://onayarion.wixsite.com/my-site
スケジュール
2023年12月7日(木)~2023年12月10日(日)
12月7日(木) | 12月8日(金) | 12月9日(土) | 12月10日(日) | |
---|---|---|---|---|
14:00 | △ | ○ | ||
19:30 | ◎ | ◎▲ |
開演 時間 |
14:00 | 19:30 |
---|---|---|
12月7日 (木) | ◎ | |
12月8日 (金) | ◎▲ | |
12月9日 (土) | △ | |
12月10日 (日) | ○ |
▲=学生団体観劇あり
△=記録用収録のため客席にカメラが入ります
◎=終演後、女屋理音とのポストトークあり
12/7(木)19:30 白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)
12/8(金)19:30 ハラサオリ(美術家・振付家・ダンサー)
司会:小林ベイカー央子(フリーアナウンサー・十和田市現代美術館アドバイザリーボード)
※他の日程のチケットをお持ちのお客様は、公演終了後より、先着順でご入場いただけます。
チケットの半券、あるいは、チケットをお持ちください。
※ただしご覧いただけるスペースに限りがあります。定員になり次第ご案内を終了いたします。
定員に達した場合はお並びいただきましてもご入場いただけません。ご了承ください。
チケット
一般 |
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高校生以下 |
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ペア券 |
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会員先行・割引等 |
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友の会会員 |
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世田谷パブリックシアターオンラインチケット会員 |
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U24会員 |
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せたがやアーツカード会員 |
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当日券情報 |
|
プレイガイド情報
世田谷パブリックシアターオンラインチケット | |
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世田谷パブリックシアターチケットセンター |
03-5432-1515(10:00~19:00) https://setagaya-pt.jp/membership/booth/
|
チケットぴあ |
Pコード:521-918 https://t.pia.jp/
|
イープラス | |
ローソンチケット |
Lコード:32091 https://l-tike.com/
|
その他の注意事項
チケット・座席について | ※未就学のお子様はご入場いただけません。 |
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枚数制限について | ※1申込につき1公演4枚まで |
各種会員制度について | ※ご登録にはお時間をいただきますので、余裕をもって入会申込をお済ませください。 |
世田谷パブリックシアターチケットセンターでの購入について | ※発売初日は電話(およびオンラインチケット)のみ。一般発売日の翌日以降、残席がある場合は窓口でも販売します。 |
鑑賞サポート
託児サービス
前売入場券を販売する公演では、基本的に託児サービスがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。
料金 | 2,200円(1名につき) |
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対象 | 生後6ヶ月以上9歳未満 |
申込 | 世田谷パブリックシアター TEL 03-5432-1526 |
委託 | キッズルーム・てぃんかぁべる三茶 |
ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。
お早めにご予約ください。
また、障害のあるお子様についてはご相談ください。
車椅子スペース
車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。
料金 | 該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】 |
---|---|
申込 | 劇場チケットセンター TEL 03-5432-1515 |
定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。
筆談器
劇場ロビー、劇場チケットセンターには、筆談器をご用意しています。
当劇場の観劇サポート・バリアフリーサービスについてはこちらよりご確認ください。
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転売行為の禁止について
営利を目的としたチケット転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします。
転売されたチケットが確認された場合はご入場をお断りする、ご入場後に判明された場合はご退席いただく等対応しております。
世田谷パブリックシアター/シアタートラムでは、ご入場時ご本人確認を行うことがございます。
皆様が公平にチケットを購入できますよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
主催 | room.Onaya Rion /公益財団法人せたがや文化財団 |
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企画制作 | room.Onaya Rion /世田谷パブリックシアター |
後援 | 世田谷区 |
協賛 | 東邦ホールディングス株式会社/トヨタ自動車株式会社/Bloomberg(五十音順) |
協力 | 東急電鉄株式会社/快快/シバイエンジン |
助成 | 公益財団法人 東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成] |
レジデンス協力 | Dance Base Yokohama |
お問合せ
世田谷パブリックシアターチケットセンター
TEL. 03-5432-1515
電話受付:10:00~19:00(年末年始を除く)