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「多様な背景をもつ人による表現活動〜レクチャー&映画上映〜」SPTラボラトリーレクチャー
概要
①レクチャー「多様な背景をもつ人による表現活動の実践例を知る」/講師・長津結一郎
東京オリンピック・パラリンピック開催決定以降、障害のある人たちによる表現活動が全国的に活発化してきました。また、ほぼ時を同じくして、厚生労働省の障害者芸術文化活動普及事業がはじまり、障害者芸術文化活動支援センターが中心となって、全国での障害のある人たちの芸術文化活動を支える仕組みづくりが推進されてきています。けれど、障害のある人たちによる表現活動は、それ以前からも様々な場所で実践されてきました。
今回講師としてお招きする長津結一郎さんは、2000年ごろから障害のある人たち、多様な背景をもつ人による表現活動に関心を持ち、長いスパンの中で関わってこられました。そんな長津さんの視点から改めて、この25年で多様な背景をもつ人たちの芸術活動がどのように実践されてきたのか、その活動がどのように社会の中で位置づけられてきたのかを伺います。具体的事例を参照しつつ、この先の展開についてみなさんと考えたいと思います。
②映画『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証』を見て語る会
「どこからどこまでが〈障害〉で、どこからどこまでが〈健常〉なのか。その境界線は、誰が引いているのか。」2006年、様々なマイノリティ性を自覚するパフォーマーたちと共に、1日がかりの公演を通して観客にそう問いかけたマイノリマジョリテ・トラベルの「東京境界線紀行『ななつの大罪』」。この伝説的パフォーマンス作品を10年後の社会から振り返り、再考したドキュメンタリー映画を上映します。映画の製作総指揮でありマイノリマジョリテ・トラベル主宰の樅山智子さん、本作監督の佐々木誠さん、そして制作/研究者として関わられている長津結一郎さんとともに、ひとりひとりが日々行なっている「線引き」について、映画を観ながら考えてみたいと思います。
『記憶との対話〜マイノリマジョリテ・トラベル、10年目の検証〜』
監督:佐々木誠
製作総指揮:樅山智子
製作:マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会
2016年/日本/61分/日本語字幕付
http://www.mimajo.net/
(こちらのウェブサイトで、予告編をご覧いただけます)
プログラム詳細
日程 |
①レクチャー 2025年2月21日(金)18:30〜21:00 ②映画上映 2025年2月22日(土)13:00〜17:00 ※①②いずれか単体のお申込み可 |
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内容 | 「多様な背景をもつ人による表現活動〜レクチャー&映画上映〜」SPTラボラトリーレクチャー |
講師 | 長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授) 樅山智子(作曲家、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表) 佐々木誠(映画監督/映像ディレクター) |
場所 | 世田谷パブリックシアター 稽古場 |
対象 | どなたでも |
定員 | ①②各50名 ※先着順に受付 |
受講料 | ①1,000円 ②1,000円 ※当日支払い。現金のみ |
参加方法
受付開始と締切
※先着順に受付
お申込み方法
(1)〜(8)をご明記の上、Webフォームよりお申込みください。
(1) 氏名(ふりがな) (2)メールアドレス (3)住所 (4)電話番号 (5)年齢 (6)職業 (7)参加の動機 (8)ひとこと
※会場への経路に、階段があります。階段利用が難しい場合は、事前にひとこと欄にてお知らせください。
Web |
①レクチャー 2025年2月21日(金)18:30〜21:00 申込みフォーム②映画上映 2025年2月22日(土)13:00〜17:00 申込みフォーム |
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お願い事項 |
お申込みいただいた時点で、以下の項目にご同意くださったものといたします。必ずご確認ください。 【お願い事項①】 ・体調が悪い場合は無理をせずにおやすみください。 ・37.5度以上の熱がある場合はご参加できません。 ・マスク着脱はご自身の判断でおこなってください。 【お願い事項②】 ◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護規定により管理いたします。 ◆WS・レクチャー中に取材が入る場合や広報物・出版物・講演・展示等で使用する写真や動画の撮影をする場合があります。 ◆WS中のご見学はご遠慮いただいております。 ◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。 ◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償いたします。 ◆他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。 ※感染拡大予防に関する対策は変更する場合があります。 |
講師プロフィール
長津結一郎(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)
多様な関係性が生まれる芸術の場に伴走/伴奏する研究者。専門はアーツ・マネジメント、文化政策。博士(学術・東京藝術大学)。主な著書に『舞台の上の障害者:境界から生まれる表現』(九州大学出版会、2018年)。アートミーツケア学会共同代表。
樅山智子(作曲家、マイノリマジョリテ・トラベル・クロニクル実行委員会代表)
周縁化された声との協働を通して、他者との関わりを批評的に聴く体験を創る。国内外の芸術祭や文化機関を受け、パフォーマンスやインスタレーションなど領域を自由に横断する作品を発表。修士(メディア表現、情報科学芸術大学院大学IAMAS)。
佐々木誠(映画監督/映像ディレクター)
主にCM、PV、TV番組を演出。映画作品に「マイノリティとセックスに関する、極私的恋愛映画」(15)、「プレイルーム」(18)、「ナイトクルージング」(19)、プロデュース作「愛について語るときにイケダの語ること」(21)などがある。
主催 | 公益財団法人せたがや文化財団 |
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企画制作 | 世田谷パブリックシアター |
後援 | 世田谷区 |
お問合わせ
世田谷パブリックシアター学芸
TEL. 03-5432-1526