お知らせ

2025年9月26日 公演関連新着情報 演劇 シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.18-演劇-に、yoowa(ユウワ)が選出されました

若い才能の発掘と育成のために2008年より始まった「シアタートラム・ネクストジェネレーション」。
公募により選出された団体・個人に世田谷パブリックシアターによるバックアップのもとシアタートラムでの上演機会を提供します。
2022年度からは「演劇」と「フィジカル」にジャンルを分け、隔年で募集しています。

この度、vol.18-演劇-のアーティストが決定いたしましたのでお知らせいたします。

シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.18-演劇-
yoowa(ユウワ)

 


Vol.0『スプリング・スプリング』 ©Ryucam


Vol.3『LAST EVER EVE』 ©h1karuak1

 

 

世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃:選出コメント

26年度に上演を行う「シアタートラム・ネクストジェネレーションvol.18-演劇-」へ多くの応募をいただいた中から、厳正な選考の上「yoowa」を選出しました。

「yoowa」の特徴は、演出の大月リコさんが生み出す空間と音楽、身体を重視した世界の中に、草田陸さんの文学性が拮抗しながら存在するところです。特に、演劇における言葉と音楽の関わりを、二人の共同作業の中で丹念に模索しているように思えるのです。私たちを取り巻く現代社会の中で、家族や他者との関係やジェンダーの課題を見つめる視線は新鮮で、一見不条理に思える世界の中に、独特のリアリティを感じさせてくれます。若い二人の織りなす世界が、シアタートラムという空間でどのような「次なる現在」を生み出してくれるか期待しています。

 

yoowa  プロフィール

「ここが、あなたとわたしの融和地点」をテーマに活動する、舞台作品を中心としたクリエイティブプロジェクト。2021年に設立。コアメンバーは、大月リコ(演出・ 主宰)、草田陸(劇作)。作品の時間的推移のなかで、夢と現を行き来しながら、記憶と記憶の狭間に仕舞われていた鮮やかな景色を探し当て、みるひとの目前に再創出する。舞台作品では、空間、身体、台詞を緊密に関係させながら、作品ごとに演劇性、演劇の在り方を提示するとともに、演劇における音楽の挿入手法、さらには音楽劇の可能性を探究している。「yoowa vol.0 “ミュージカル・ミーツ・現代アート”『スプリング・スプリング』」で佐藤佐吉賞2023優秀主演俳優賞・優秀音響賞・優秀宣伝美術賞を受賞、EPAD 2024年度セレクション作品に選出。

 

大月リコ(演出・ 主宰)


©Yuki Shigeta

早稲田大学 文化構想学部 表象メディア論系卒業。大学在学時にミュージカル作品で本格的に舞台演出活動を開始する。 2021年に舞台作品を中心としたクリエイティブプロジェクトyoowaを立ち上げ、以降全作品の演出を担当。 団体外では稲葉賀恵、西本由香氏らの演出助手もつとめる。また、舞台にとどまらず、アートディレクターとして音楽プロジェクトCHOFU LITにも参加し、ミュージックビデオの監督など活動の幅を広げている。

 

草田陸(劇作)

慶応義塾大学 文学部 人文社会学科 美学美術史学専攻卒業。2023年2月yoowa vol.0『スプリング・スプリング』にて脚本を担当し、以降yoowaに加入。2023年8月より、彩の国さいたま芸術劇場主催・岩松了劇作塾に参加。2025年6月に出版された岩松了劇作塾戯曲集に、執筆した『店仕舞』が収録されている。

 

上演は2026年12月を予定しております。
公演詳細は劇場HPにて発表します。ご期待ください。

yoowa公式ページはこちら

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