「世田谷パブリックシアター ダンス食堂 メニュー25 akakilike」の詳細を公開しました
芸術監督公開トークシリーズと銘打ち、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題などについてざっくばらんに話す公開トークイベントの第4弾が、世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場に続き、7月16日に新国立劇場 小劇場で開催されました。
初回より引き続き、小川絵梨子氏、近藤良平氏、長塚圭史氏、世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃が参加。さらに、宮崎県立芸術劇場・演劇ディレクターである立山ひろみ氏をゲストに迎えて、「舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして」をテーマに語り合った当日の模様がイベントレポートとして公開されました。
下記URLよりご覧ください。
https://www.nntt.jac.go.jp/play/news/detail/13_026947.html
2022年4月開催『世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー』詳細はこちら イベントレポートはこちら 2022年9月開催彩の国さいたま芸術劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―』 イベントレポートはこちら 2023年1月開催KAAT神奈川劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.3―創作の場としての公共劇場―』 イベントレポートはこちら 「芸術監督公開トークシリーズ」と銘打ち、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題等について自由に語り合う一般公開のトークイベントの第4弾が、世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場に続き、新国立劇場主催で開催されます。 今回は、世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃をはじめ、近藤良平氏、長塚圭史氏、小川絵梨子氏が登壇。宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターを務める立山ひろみ氏をゲストに迎えて、「舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして」をテーマに語り合います。 進行役は、これまでにも各芸術監督の取材をしてきた、編集者・ライターの大堀久美子氏が務めます。 詳細・お申し込みは こちら ※世田谷パブリックシアターチケットセンター及びオンラインチケットでの受付はございません。
『芸術監督公開 トークシリーズ Vol.4 ―舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして―』 【日時】2023年7月16日(日)17:00~18:30(予定) 【会場】新国立劇場 小劇場 【登壇者】 白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督) 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督) 長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督) 小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督) 【ゲスト】立山ひろみ(宮崎県立芸術劇場 演劇ディレクター) 【進行役】大堀久美子(編集者・ライター) 【主催・企画制作】新国立劇場
2022年4月開催「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー」レポートはこちら 2022年9月開催「芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―」 レポートはこちら 2023年1月開催「芸術監督公開トークシリーズ Vol.3―創作の場としての公共劇場―」レポートはこちら芸術監督公開トークシリーズと銘打ち、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題などについてざっくばらんに話す公開トークイベントの第3弾が、世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場に続き、1月12日にKAAT神奈川芸術劇場ホールで開催されました。 初回より引き続き、小川絵梨子氏、近藤良平氏、長塚圭史氏が集まり、世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃はオブザーバーとして参加。さらに、穂の国とよはし芸術劇場・芸術文化アドバイザーである桑原裕子氏をゲストに迎えて、「創作の場としての公共劇場」をテーマに語り合った当日の模様がイベントレポートとして公開されました。 下記URLよりご覧ください。 https://www.kaat.jp/news_detail/2166
2022年4月開催『世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー』詳細はこちら イベントレポートはこちら 2022年9月開催彩の国さいたま芸術劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―』 イベントレポートはこちら 今年4月の「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベント―公共劇場における芸術監督の役割について考える―」をきっかけとして、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題などについてざっくばらんに話す公開トークイベントの第2弾が、9月6日に彩の国さいたま芸術劇場 映像ホールで開催されました。 前回に引き続き、世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃をはじめ、近藤良平氏、長塚圭史氏が集まり、オブザーバーとして小川絵梨子氏、さらに富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督である白神ももこ氏をゲストに迎えて、「公共劇場と地域性を考える」をテーマに語り合った当日の模様がイベントレポートとして公開されました。 下記URLよりご覧ください。 https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/95563/
ゲスト
白神ももこ (富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督)
『芸術監督公開トークシリーズVol.4―舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして―』
日時
2023年7月16日(木)17:00会場
新国立劇場 小劇場登壇者
- 小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)
- 長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
- 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督)
- 白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)
ゲスト
立山ひろみ(宮崎県立芸術劇場・演劇ディレクター)主催・企画制作
新国立劇場2022年4月開催『世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー』詳細はこちら イベントレポートはこちら 2022年9月開催彩の国さいたま芸術劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―』 イベントレポートはこちら 2023年1月開催KAAT神奈川劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.3―創作の場としての公共劇場―』 イベントレポートはこちら 「芸術監督公開トークシリーズ」と銘打ち、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題等について自由に語り合う一般公開のトークイベントの第4弾が、世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場、KAAT神奈川芸術劇場に続き、新国立劇場主催で開催されます。 今回は、世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃をはじめ、近藤良平氏、長塚圭史氏、小川絵梨子氏が登壇。宮崎県立芸術劇場の演劇ディレクターを務める立山ひろみ氏をゲストに迎えて、「舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして」をテーマに語り合います。 進行役は、これまでにも各芸術監督の取材をしてきた、編集者・ライターの大堀久美子氏が務めます。 詳細・お申し込みは こちら ※世田谷パブリックシアターチケットセンター及びオンラインチケットでの受付はございません。
『芸術監督公開 トークシリーズ Vol.4 ―舞台芸術の入口をつくる~開かれた公共劇場をめざして―』 【日時】2023年7月16日(日)17:00~18:30(予定) 【会場】新国立劇場 小劇場 【登壇者】 白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督) 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督) 長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督) 小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督) 【ゲスト】立山ひろみ(宮崎県立芸術劇場 演劇ディレクター) 【進行役】大堀久美子(編集者・ライター) 【主催・企画制作】新国立劇場
2022年4月開催「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー」レポートはこちら 2022年9月開催「芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―」 レポートはこちら 2023年1月開催「芸術監督公開トークシリーズ Vol.3―創作の場としての公共劇場―」レポートはこちら芸術監督公開トークシリーズと銘打ち、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題などについてざっくばらんに話す公開トークイベントの第3弾が、世田谷パブリックシアター、彩の国さいたま芸術劇場に続き、1月12日にKAAT神奈川芸術劇場ホールで開催されました。 初回より引き続き、小川絵梨子氏、近藤良平氏、長塚圭史氏が集まり、世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃はオブザーバーとして参加。さらに、穂の国とよはし芸術劇場・芸術文化アドバイザーである桑原裕子氏をゲストに迎えて、「創作の場としての公共劇場」をテーマに語り合った当日の模様がイベントレポートとして公開されました。 下記URLよりご覧ください。 https://www.kaat.jp/news_detail/2166
『芸術監督公開トークシリーズVol.3―創作の場としての公共劇場―』
日時
2023年1月12日(木)19:00会場
KAAT神奈川芸術劇場ホール登壇者
- 小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)
- 長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督)
- 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督)
ゲスト
桑原裕子(穂の国とよはし芸術劇場・芸術文化アドバイザー)オブザーバー
白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督)主催・企画制作
KAAT神奈川芸術劇場2022年4月開催『世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー』詳細はこちら イベントレポートはこちら 2022年9月開催彩の国さいたま芸術劇場主催『芸術監督公開トークシリーズVol.2―公共劇場と地域性を考える―』 イベントレポートはこちら 今年4月の「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベント―公共劇場における芸術監督の役割について考える―」をきっかけとして、現役の公共劇場の芸術監督たちが、芸術監督制度の在り方や課題などについてざっくばらんに話す公開トークイベントの第2弾が、9月6日に彩の国さいたま芸術劇場 映像ホールで開催されました。 前回に引き続き、世田谷パブリックシアター芸術監督の白井晃をはじめ、近藤良平氏、長塚圭史氏が集まり、オブザーバーとして小川絵梨子氏、さらに富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督である白神ももこ氏をゲストに迎えて、「公共劇場と地域性を考える」をテーマに語り合った当日の模様がイベントレポートとして公開されました。 下記URLよりご覧ください。 https://www.saf.or.jp/arthall/information/detail/95563/
『芸術監督公開 トークシリーズ Vol.2 ―公共劇場と地域性を考える―』
日時
2022年 9月 6日(火) 19:00~20:30会場
彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール登壇者
白井晃(世田谷パブリックシアター芸術監督) 長塚圭史(KAAT神奈川芸術劇場芸術監督) 近藤良平(彩の国さいたま芸術劇場芸術監督)ゲスト
白神ももこ (富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ芸術監督)
オブザーバー
小川絵梨子(新国立劇場演劇芸術監督)
主催・企画制作
公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団(彩の国さいたま芸術劇場)
2022年4月開催「世田谷パブリックシアター新芸術監督就任イベントー公共劇場における芸術監督の役割を考えるー」詳細はこちら
イベントレポートはこちら
開場から25周年を迎えた世田谷パブリックシアターは、2022年4月1日に白井晃を新芸術監督として迎えた。この新たなスタートを記念し、4月19日、各公共劇場の芸術監督を招いてのトークイベントを開催。登壇者は、白井芸術監督、新国立劇場の小川絵梨子演劇芸術監督、彩の国さいたま芸術劇場の近藤良平芸術監督、KAAT神奈川芸術劇場の長塚圭史芸術監督で、進行役は世田谷パブリックシアター主催公演に数多く出演している俳優・成河さん。劇場の新たなる可能性について語る率直で熱い対話は大いに盛り上がり、3階まで埋まった観客が、熱心に耳を傾けた。舞台芸術の未来を感じさせるトークのレポートをお届けする。
芸術監督って、どんな仕事ですか?
成河 皆さまご来場いただきまして誠にありがとうございます。本日、トークショーの進行を務める俳優の成河です。世田谷パブリックシアターは4月から白井晃さんが新たに芸術監督に就任されました。今日は各館の芸術監督をお招きし、舞台芸術の未来について、芸術監督とはそもそもどういうお仕事で、今後どのような役割を担っていくべきなのかを、一緒に考える機会になればと思っております。登壇する皆さまをご紹介いたします。世田谷パブリックシアター(以下パブリックシアター)芸術監督の白井晃さん、新国立劇場(以下新国)の小川絵梨子さん、彩の国さいたま芸術劇場(以下さい芸)の近藤良平さん、KAAT神奈川芸術劇場(以下KAAT)の長塚圭史さんです。僕はこの芸術監督、演出家の皆さま全員とお仕事でご一緒した経験があり、その縁で光栄にも、こうして司会にご指名いただきました。とても尊敬する、よく知った方々なので、最初にまず率直に伺います。(小川に向かって)そもそも芸術監督に……なりたかったですか?
小川 え、私からですか?(笑) 芸術監督の仕事は、立候補制ではないですからね。最初にお話をいただいた時はびっくりして、思わず立ち上がって「どうして私なんですか?」とシンプルに聞き返しました。皆さんはどうでしたか?
近藤 芸術監督自体、どんな仕事かよく分からないですからね。ほら、求人情報サイトにも載ってないし(一同笑)
長塚 僕もKAATからお話を頂戴したときは正直びっくりしました。だから僕の最初の感想としては「思いがけない機会をいただけた」という感覚です。 白井 僕自身は世田谷パブリックシアターの前にKAATの芸術監督を務めていました(2016年4月~2021年3月)が、串田和美さん、蜷川幸雄さん、鈴木忠志さん……巨匠ばかりの芸術監督の姿を見ていた世代ですから、非常に驚きはしたけれど、真っ先に「光栄だな」と思いました。でもお受けする前に眞野純館長に「芸術監督って何をする仕事なんですか?」とは聞きました。 近藤 今、僕、すごくホッとしました。白井さんでも仕事内容を聞いたんですね。 白井 聞いたんですよ。そうしたら、「日本の芸術監督には、明確にこれをやらねばならないという規定はない。だからみんなで考えて作っていきましょう」と言っていただきました。これは本当に正しい言葉で、みんなで考えていくんですよ。だから長塚さんにKAATの芸術監督を受け継いでいただいた今は、長塚さんの考えで進んでもらいたいんです。 小川 私も「芸術監督って何をやるんだろう状態」だったので、新国の芸術監督を務められた、栗山民也さん、鵜山仁さん、宮田慶子さんと、それぞれ1時間ずつ2人だけの時間をいただいて、お話を伺う機会をいただきました。 白井 僕はその御三方に演出家として呼んでいただいた機会があり、その時の経験は、今、非常に参考になっていますね。 小川 経験者のお話はとても参考になりました。皆さんとお話することで劇場の変遷、歴史を知ることができ、その後、自分の中で、芸術監督に何が求められているのかをあらためて考えることができましたから。これは私の考えですが、任期がはっきりしていることは重要だと思っています。そして各劇場さまざまな個性の芸術監督がいて、責任を持って劇場の色をつけていくことが大切です。と同時に、こうした情報交換はどんどんするべきだと思いますね。 白井 新国立劇場は任期がきっちり決まっていますね。これは素晴らしいことだと思います。どう始まりどう終わるかは大事なことですし、新しく受け継いでいくことも必要ですから。 小川 KAATは任期5年ですか? 長塚 1期5年です。1期のみというルールはありませんが、初代芸術監督・宮本亞門さんも、白井晃さんも1期で退任されたので、まだ2期連続でされた方はいません。僕たちの先輩世代は、公共劇場という施設が生まれたばかりの頃に芸術監督になられた方たちですよね。今は時代が変化し、当時とは芸術監督に求める内容も変化してきていると感じます。これまでのことを批判するとか批評するとかいう気は全くありませんが、任期に対する議論というのは今後必要な課題だと僕も思います。 白井 確かに、新しい時代の公共劇場の在り方を考える時期になっていると思います。僕はKAATの芸術監督に就任する前に「芸術参与」という肩書きでの2年間の準備期間がありました。長塚さんもそうでしたし、これから定着していけばいいシステムだと考えています。これは新国の制度を参考にしてKAATでもお願いしました。 近藤 今年の4月に芸術監督としての仕事が本格的にスタートしましたが、就任する1年前に「次期芸術監督」という肩書きでの準備期間がありました。去年から複数のメディアの取材を受けてきましたが、記者の皆さんとお話していると面白いんですよ。喋っているうちに自分よりもその人が喋る量がどんどん増えていって……要するに、期待してくれているんですよね。「こうなったら面白いんじゃないか」とみんなすごくいいアイデアを言ってくれるので、「ああ、これはいいな」というアイデアはメモっています(笑)。 長塚 決められた任期の中で、劇場を豊かにし、その次のエネルギーに託していく。新しい芸術監督が就任するニュースって、劇場が動いている感覚があるんでしょうね。これも任期がある効用の一つだと思います。 小川 新陳代謝ですよね。一つの代で成し得ないことも、幾つもの代をつないでいくことで成し得ることもあると思うから。次の世代に何を残せるか、どんなものをお渡しできるかは、自分の中で大きなテーマです。