地域の物語2025「私たちは、他者とどう生きるのか?」
「地域の物語」は、世田谷パブリックシアターが開場して以来継続しているプロジェクトです。演劇のプロでない参加者たちが、さまざまな物事や人と向き合い、全員が主体となって従来の形にとらわれない演劇をつくり、シアタートラムでより多くの人々と対話する場を開いてきました。
今年の「地域の物語」は、「私たちは、他者とどう生きるのか?」をテーマに、20代・30代の方を対象とした長期のワークショップ「20代・30代編」と、多世代を対象とした1日限りのワークショップ「だれでも編」を行います。
「20代・30代編」では、人生のさまざまな決断を迫られる20代・30代を対象に、「他者とどう生きるのか?」というテーマについて、この年代ならではの不安やモヤモヤを話して、劇にします。
「だれでも編」では、20代・30代の劇を出発点に、その場に集まった多世代の人々で考えや思いを共有し、世代間での違いや共通点を受け止めあう場にします。
人は誰しも「大人」になるにつれて、社会人としての振る舞いや、個人の人生設計など、決断や選択を求められる場面が増えていきます。その選択に関わる、恋人・友達・家族・すれ違った誰か…など、日常で出会う様々な他者と、私たちは、どう関わって生きていけばいいのでしょうか。「20代・30代編」ではそんな不安やモヤモヤについて、話すところからはじめます。
話すにあたって、生まれ育った時代や社会的背景が近い世代の方が、分かり合えることが多いと思います。けれど、モヤモヤを分かり合ったその先に何か答えがあるとすれば、それは、世代を超えた人同士がお互いの考えを伝え、受け止め合った先にあるのかもしれません。「だれでも編」では、20代・30代だけではなく、多世代のその場に集まった人同士で、世代間の共通点も違いも受け止めあう場を目指し、受け止め合った先の答えを「かたち」にしてみたいと思います。
演劇をしたことがない人も、ある人も、シアタートラムに来たことがある人も、ない人も、どんな方でもぜひ、ご参加ください。
プログラム詳細
「私たちは、他者とどう生きるのか?~20代・30代編~」
日程:2月9日(日)~3月22日(土)〈全9回〉
お申込み・詳細はこちら
「私たちは、他者とどう生きるのか?~だれでも編~」
日程:3月23日(日)〈全1回〉
※2025年2月頃、参加者の募集を開始いたします。詳細はしばらくお待ちください。
主催 | 公益財団法人せたがや文化財団 |
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企画制作 | 世田谷パブリックシアター |
後援 | 世田谷区 |