概要

★チック5名ー2段_450

2017年に日本初演を飾り、その年の数々の賞を受賞した、
ドイツ発少年2人の瑞々しい夏の冒険物語、待望の再演!

世界中で愛されている児童文学書「Tschick」(邦題「14歳、ぼくらの疾走:チックとマイク」作:ヴォルフガング・ヘルンドルフ)を舞台化した『チック』は、14歳の冴えない少年マイクとロシア移民の転校生チックの2人の少年が、無断で借りた車で夏休みに旅をするというロード・ムービーさながらの物語です。2011年にドイツで初演、翌シーズンではドイツ国内で最も上演された舞台作品となり、現在でもなお上演の度にチケット完売が続くなど、大成功を収めています。

初演同様に、翻訳・演出を手掛けるのはドイツ出身の演出家・小山ゆうな。2017年にはその功績が評価され、数々の賞を受賞しました。チックとマイクを演じるのは、ピュアでありながら“出口のない”思春期まっただ中の少年を演じ、等身大の演技で評価を得た、初演と同じ柄本時生篠山輝信の二人。さらに、チックとマイクの前に現れるゴミの山に一人住む不思議な少女イザには土井ケイト、マイクの父親や彼らが旅先で出会う強烈な個性の複数の登場人物を演じる大鷹明良らが初演に引き続き出演、そしてマイクの良き理解者でありながらお酒の力を借りられないと生きていけない母親役や、旅先で出会う世話好きな女性たち等の複数の役に、新たに那須佐代子を迎えます。

思春期特有の胸の痛みや、ピュアでストレートな感情表現、大人になればなるほど生きることが下手になっていく辛さが、あらゆる年齢層のお客様の心に響く作品となり、初演をご観劇されたお客様から再演を希望する声が多く寄せられました。
彼らの背景にある複雑な家庭環境、そして世界が抱える移民問題をも映し出す、普遍的でありながらも同時代作品ならではの刺激に満ちている『チック』。
世界中で愛される本作の再演にどうぞご期待ください!

 

ストーリー

少年2人の思い出の夏には、狂気と切なさがつまってる……

14歳の冴えない少年マイクは喧嘩ばかりの両親と、退屈な学校生活の毎日に出口のないような息苦しさを感じている。だがある日そんな生活を一変させる出会いが彼に訪れた。それは転校生のチック。
彼はロシアからの移民で、風変りな問題児。チックは突然マイクの家を訪ねてくる。
「乗れよ」
チックが無断で借りてきたオンボロ車ラダ・ニーヴァに乗り込み、2人はひと夏の旅に出る。
これまで見えていた世界とは全く違う新しい景色と、新しい出会いが彼らを待っていた!

 

▼2017年初演時劇評より

少年たちの冒険のキラキラしたまぶしさ、そして思春期の切なさ。
ついシニカルなフィルターを通して見がちな大人の心にもスルリと入りこんでくるいとおしい作品である。
(2017年8月23日付 毎日新聞)

ひと夏の経験が少年に決定的な影響を与える様を描いて新鮮さを感じる興味深い舞台だ。
(2017年8月23日付 日本経済新聞 )

旅の結末は、決してハッピーではないが、見た後の気持ちは、この上なく爽やかだった。
イマジネーションが躍動する演出が、見る者の心の中にある夏の記憶を、震わせたからに違いない。
(2017年8月22日付 読売新聞)

【受賞】
第25回 読売演劇大賞 優秀演出家賞
第10回 小田島雄志・翻訳戯曲賞(小山ゆうな)
第25回 読売演劇大賞 優秀スタッフ賞(乘峯雅寛)


初演時(2017 年)『チック』HPはこちら

 

スタッフ/キャスト

【原作】ヴォルフガング・ヘルンドルフ 【上演台本】ロベルト・コアル 
【翻訳・演出】小山ゆうな

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【出演】
柄本時生 篠山輝信
土井ケイト 那須佐代子 大鷹明良

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篠山輝信

 

 

 

 

 

 

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大鷹明良

 

 

 

 

 

 

【美術】乘峯雅寛 【照明】成瀬一裕 【音響】尾崎弘征 【衣裳】樋口藍
【ヘアメイク】馮啓孝 【アクション】渥美博 【演出助手】五戸真理枝 【舞台監督】鈴木章友

演出家コメント

▼小山ゆうなさん[翻訳・演出]

自分の演出作品が再演されるというのは初めての経験で、とてもうれしいです。この『チック』という戯曲はすごく自由度が高くて、初演時は信頼できる俳優陣や舞台美術の乘峯雅寛さんをはじめスタッフの方々からもたくさんの素敵なアイディアをもらいましたが、今回も新たに那須佐代子さんをお迎えすることで、より作品世界が広がるんじゃないかと楽しみにしています。

また登場人物たちも、変り者の転校生・チックが全世界的な問題になっている「移民」であるという背景や、まさに彼女を主人公とした昨年12月公演の戯曲リーディング『イザ』で語られた少女・イザの過去と内面の葛藤などの設定を踏まえて、キャラクターひとりひとりをさらに掘り下げて、初演をご覧いただいた皆さんにもより楽しんでいただけるよう、ブラッシュアップしていきたいと思います。

主人公は感性のビビッドな14歳の少年たちですが、当たり前に存在する普遍的なマイノリティの疎外感や思春期特有の複雑な心境が繊細に描かれているので、同年代の学生さんはもちろん、その年齢を通り過ぎ、日々の仕事や生活に悩みを抱えている大人の皆さんがご覧になっても、しみじみと共感でき爽やかな気持ちでお帰り頂ける作品により一層進化させていけるのではないかと思っています。是非たくさんの方にご覧頂き、その度に新たな反応や発見のある、風通しのよい舞台を創っていきたいと思っています。(談)

舞台写真

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公演日程表

☆=プレビュー公演
▲=学生団体観劇あり
■=視覚障害者のための舞台説明会(要事前申込・無料)
7/27(土)13時の開演前に、舞台装置や衣裳など視覚に頼らなければわかりづらい場面をご説明いたします。
本公演のチケットをお持ちの方が対象。 
お問合せ・お申込み:03-5432-1526、support@setagaya-pt.jp

観劇サポート

託児サービス

世田谷パブリックシアター、シアタートラムで行われる、前売入場券を販売する公演では基本的に託児サービスがございます。

料金 2,000円(1名につき)
対象 生後6ヶ月以上9歳未満
申込 03-5432-1526 世田谷パブリックシアター
ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、障害のあるお子様についてはご相談ください。
委託 キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

車椅子スペース

世田谷パブリックシアター、シアタートラムとも車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
申込 03-5432-1515 劇場チケットセンター

ご利用希望日の前日の19時まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、お座席でご観劇になる場合も、スムーズにお席にご案内させていただきますので、予め劇場までご連絡ください。