概要

チケット発売日を公開いたしました!
詳しくは当ページ内「チケット情報」をご覧ください。(6月8日更新)

世田谷パブリックシアターでのチケット発売は、「友の会会員先行」「せたがやアーツカード会員先行」「一般発売」ともに、電話およびオンラインのみでの受付となり、窓口での発売・発券はございません。


なお上演にあたり世田谷パブリックシアター/シアタートラムでは、感染拡大予防のための取り組みを講じてまいります。

 


 

 

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撮影:山添雄彦


人間の本質に激しく迫る衝撃の結末!

あるダンサアの一途な恋と壮絶な半生を描く一人芝居

『殺意 ストリップショウ』は、その鋭い筆致で人間の強い生命力や深い業を描いてきた三好十郎が、1950年に発表した、一人の女性ダンサアが語る衝撃的な半生の物語です。

この刺激的な作品に挑戦するのは、昨年度読売演劇大賞を受賞した、日本を代表する演出家・栗山民也。翻訳劇・現代劇・古典劇・ミュージカルなどあらゆるジャンルで活躍し、様々な劇場でハイクオリティな上演を続けていますが、世田谷パブリックシアターでは昨年、天安門事件を題材にし、アメリカと中国の複雑な関係性を描いたセンセーショナルな作品『チャイメリカ』を見事に立ち上げ、高い評価を受けました。また、その栗山が大きな信頼を寄せる女優・鈴木杏がこの大役に挑みます。蜷川幸雄、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、松尾スズキなど多くの著名な演出家の作品に出演する度、その確かな実力を発揮し、抜きん出た存在感を示す鈴木が、強烈な情念を秘めたショウダンサアの喜怒哀楽をどの様に表現するかにも期待が高まります。

目まぐるしい変化を遂げた、第二次大戦前後の東京と人々の心模様に飲み込まれ、心を強く通わせた愛する男を失ったことで、この世の不条理に怒りを燃やしていた主人公が、次第に人というものの本質に気づき受け入れていく様には、現代にも通じる大衆主義の愚かさと、人間存在への諦念、切なさが滲み、2020年を生きる我々の胸にも深く突き刺さる作品です。観客は、高級クラブの客という形式で舞台を見守ることとなりますが、決して無関係な傍観者ではなく、誰もが「殺意」を持つ・持たれる当事者となりうることを、本作は鋭く投げかけます。

世田谷パブリックシアターと栗山民也がタッグを組み、鈴木杏と挑む衝撃作、どうぞ劇場で目撃ください!

 

スタッフ/キャスト

【作】 三好十郎
【演出】 栗山民也
【出演】 鈴木 杏

三好十郎    栗山民也    鈴木杏

【音楽】国広和毅【舞台美術】二村周作【照明】服部 基【音響】井上正弘【衣裳】前田文子 
【ヘアメイク】鎌田直樹【振付】八子真寿美【舞台監督】加藤 高【演出助手】田中麻衣子
【宣伝美術】相澤千晶【宣伝写真】山添雄彦
【宣伝スタイリスト】MAKI MARUKO【宣伝ヘアメイク】YOSHi.T

 

<プロフィール>

三好十郎 (みよし じゅうろう)
佐賀出身。早稲田大学英文科卒業。在学中、『早稲田文学』に詩を発表し詩人としてデビュー。1927 年 5 月処女戯曲「首を切るのは誰だ」を『左翼芸術』第 1 号に発表。翌 28 年「傷だらけのお秋」を『戦旗』8 月号から 11 月号まで連載発表。以後 58 年に亡くなるまで劇作に専心し、57 編の戯曲と多数のラジオドラマを残している。プロレタリア劇作家として戦前より大いに活動し、戦時下~戦後の激動の時代にも時代やイデオロギーへの苦悩やその中で生きる人間のあり方を探求しつづけ多くの作品を生み出した。戦前発表した「彦六大いに笑う」は 1936 年 8 月、井上正夫演劇道場が初演し好評を得た。戦時中の作品の中でも「浮標」は 1940 年 3 月新築地劇団で初演し、作者の転向期のみごとな作品として評価された。戦後、「炎の人」で昭和 27 年読売文学賞戯曲賞受賞。「神という殺人者」を執筆中に永眠。 近年も栗山民也演出による『浮漂』(2003年)『胎内』(04年)『炎の人』(09年初演)『嚙みついた娘』(16年)のほか、今もなお多くの作品が上演されている。

栗山民也 (くりやま たみや)
東京都町田市出身。75年早稲田大学演劇学科卒業、80年サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』で演出家デビュー。その後、井上ひさし『日本人のへそ』『國語元年』『闇に咲く花』『黙阿彌オペラ』などを演出、演出家として注目を集める。96年『GHETTO ゲットー』(ジョシュア・ソボル作)の演出で紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞、芸術選奨新人賞を受賞。98年新国立劇場芸術参与、99年『エヴァ・帰りのない旅』(ダイアン・サミュエルズ作)で毎日芸術賞、第1回千田是也賞、読売演劇大賞最優秀演出家賞受賞、2000年新国立劇場演劇部門芸術監督、02年、第1回朝日舞台芸術賞舞台芸術賞受賞、『喪服の似合うエレクトラ』(ユージン・オニール作)で朝日舞台芸術賞グランプリ、2019年『チルドレン』『母と暮せば』の演出で読売演劇大賞の大賞と最優秀演出家賞を受賞。近年の主な演出作品に『母と惑星について、および自転する女たちの記録』『DISGRACED』『フェードル』『チルドレン』『カリギュラ』『月の獣』(上演中)。世田谷パブリックシアター主催公演では『シャンハイムーン』『CHIMERICA チャイメリカ』など。三好十郎作品は 『浮標』『胎内』『炎の人』などを演出しいずれも賞賛を得ている。

鈴木 杏 (すずき あん)
1987年4月27日生まれ、東京都出身。1996年にTVドラマデビュー。以後、テレビ、映画、舞台などで活躍の場を広げる。2012年に映画『軽蔑』にて第26回高崎映画祭最優秀主演女優賞、2016年に『イニシュマン島のビリー』、『母と惑星について、および自転する女たちの記録』にて第24回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞など受賞歴多数。近年の主な出演作品は【舞台】『フローズン・ビーチ』、『修道女たち』、『ムサシ』、『欲望という名の電車』【映画】『明日にかける橋』、『花とアリス殺人事件』、『さよなら渓谷』など。

初日コメント

『殺意 ストリップショウ』開幕!

演出・栗山民也、出演・鈴木杏より、本公演初日(7/11)を終えた心境についてコメントが届きました。

 

◆栗山民也(演出)

「私にはわからない」「これは、何だ!わからない」「だから私にはスッカリわかって、何にも、わからない」。これは劇中のいくつかのセリフなのですが、こういう言葉が深く頭から離れません。「わからない」とはっきり言葉に出す、その何と素敵な瞬間か。

 この作品は、わからないからこそ素直に実直に、何度も「問い」を続ける一人の女の物語なのですが、敗戦後のどす黒く荒涼とした時代のなかでも、そこに何の嘘もなければ騙しもありません。それだけでも、この女の叫びやささやきは、この罪深い嘘だらけの現在に強く響くでしょう。パンデミック後の先の全く見えない今に、この物語のいろんな断片が妙にダブって見えてくるのです。

 不要不急のものとして文化芸術が話題になりましたが、人間や世界の今を見つめるために、それがわたしたちを支えていることを証明したいと思います。

 

◆鈴木杏(緑川美沙役)

何よりも無事に初日の幕が開いた事と、劇場が再スタートできた事をとても嬉しく思います。このまま千秋楽まで無事に幕が上がり続ける事をとにかく祈っています。

『殺意 ストリップショウ』は言葉によって色々な気持ちを引き出させる戯曲で、身と心を委ねていれば、自分の見た事のない景色を見せてもらえたり、抱いた事のない気持ちを抱かせてもらえる戯曲だと思います。後半は体力との勝負ですから、必死で戯曲にしがみついて走っている感じです。

今は私の役者人生の中でも、個人の人生の中でも、ターニングポイントのひとつになるであろう、すごい時間を過ごしていると思います。そういう時期に今いるんだろうなという気がするくらい、特別な時間です。

残り13公演、毎日ちゃんと発見していけるように、毎日違っても良いから、毎日新鮮に、鮮度も熱量も保っていけたら良いなと思っています。最後まで無事に駆け抜けられるように頑張ります。

 

ご来場のお客様へ

世田谷パブリックシアター/シアタートラムでは、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、十分な安全対策を行い、館内の衛生管理につとめております。
お客様の安全な観劇のため、感染予防対策にご協力をお願いします。

「ご来場のお客様へ」「劇場内でのお願い」PDFダウンロードはこちら


◆本公演の上演時間は約2時間(休憩なし)です。

◆当日券のご用意はございません、あらかじめご了承くださいませ。

◆会場でのお預かり及びご郵送などでの、出演者への生花・食べ物・生もの・お手紙などのプレゼントは一切お受け取りできません。
 また、関係スタッフ・キャストへのご面会もお断りいたします。何卒ご了承ください。
 当施設は複合施設となっており、安全のため、楽屋口および施設周辺での楽屋入り待ちおよび出待ち行為は一切禁止とさせていただいております。ご理解、ご協力のほど、お願い申し上げます。

◆終演後はアンケートのご回答にご協力をお願いいたします。
https://setagaya-pt.jp/news/questionnaire.html(7月11日16:00より公開)


 

本公演は予定通り開幕いたしましたが、新型コロナウイルスの影響を鑑み、ご来場を控えられる方には払い戻し受付を実施いたします。詳しくは各購入先にお問合せください。

転売行為の禁止について

営利を目的とした入場券の転売は、いかなる場合にも固くお断りいたします。
お客様に公平にチケットをご購入いただけますよう、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

過去の公演におきまして、転売されたチケットをお持ちのお客様にはご入場をお断りしたケースもございます。
今後もご本人確認を行うことがございます。その際、このような行為・チケットを確認した場合にはご入場をお断りさせていただきます。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、当日会場にてご本人確認を行う場合もございます。
あらかじめご了承ください

演出家・出演者コメント

▼栗山民也〔演出〕

三好十郎の「声」

「三好十郎の仕事」(學藝書林刊)という四巻本を大学の通りの古本屋で見つけ何度も手に取るのですが、当時の学生の身では高額でとても届かず、だけどどうしても欲しいという気持ちでいっぱいになり、全てを削って買い求めたときのことが、今でも記憶の中に熱く残っています。

そしてこの四巻本の世界のなかを夢中でさまよい、人間の生命力、業、女性の確かさ、そして人間の無数の声、欲望、甘え、ずるさ、醜さ、美しさなど、とにかくありとあらゆる人間の感情の姿に、出会えた気がします。

時代の流れによって動かされた戦後思想の、その不条理なあり方に向き合った一人の女の全身をかけたドラマ「殺意」を、今どうしても人の心の壊れた時代に上演したいと思うのです。モノローグという劇形式をとることによって、より心の奥底に澱んでいた隠された気持ちが、一つひとつ生命力としての「声」になって響いてくるのです。その強い叫びのような三好さんの「声」を、今、聞きたいと願うのです。

  「けだものだと思はうではないか、
  そしてもう一度、
  自分たちの姿を見直そうではないか。」

これは私の昔のノートに書き写された、三好さんの「貧乏の歌」という詩のなかの一説です。

 

▼鈴木杏〔出演〕

信頼してやまない栗山民也さんが、
とてつもないハードルを与えてくださいました。
やらせてください、としか言えませんでした。

あまりに大きな壁に今はただ震えるばかりですが、三好十郎さんの美しい台詞の海を泳げることは、役者としてこの上ない幸運なことだと思っています。

「殺意」という素晴らしい戯曲を演じるには頼りない器ではありますが、
いままでの自分、
いまの自分、
これからの自分、
全部を余すことなく使って、挑みたいです。

劇場で目撃していただけたら幸いです。
お待ちしています。

メディア情報

▼初日コメント・レビューなど
7/29(水) しんぶん赤旗 劇評
7/21(火) 日本経済新聞夕刊 劇評
7/21(火) 読売新聞夕刊 劇評
7/20(月) 毎日新聞夕刊 劇評
7/16(木) 東京中日スポーツ 公演レポート 
7/16(木) 朝日新聞夕刊 劇評
7/13(月) ステージナタリー 初日コメント、舞台写真
7/13(月) SPICE 初日コメント、舞台写真
7/13(月) おけぴ 初日コメント、舞台写真
7/13(月) 日刊スポーツ 初日コメント、舞台写真
7/13(月) 演劇キック 初日コメント、舞台写真
7/13(月) MANTAN WEB 初日コメント、舞台写真

▼インタビュー
7/14(火) 産経新聞朝刊 鈴木杏 インタビュー
7/8(水) anan No.2208 鈴木杏 インタビュー
7/7(火) 週刊朝日7月17日号 鈴木杏 インタビュー
7/7(火) 読売新聞夕刊 栗山民也、鈴木杏 インタビュー
7/2(木) 毎日新聞夕刊 鈴木杏 インタビュー
7/2(木) 朝日新聞夕刊 栗山民也、鈴木杏 インタビュー
6/10(水) SPICE 鈴木杏 インタビュー
6/9(火) TIMELINE 鈴木杏 インタビュー
4/27(月) BEST STAGE 6月号 鈴木杏 インタビュー

動画

舞台写真

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公演日程表

〇=貸切公演

△=収録のため客席内にカメラが入ります。

※当初予定しておりました「視覚障害者のための舞台説明会」および「⾳声サポート」は実施しないこととなりました。何卒ご了承いただきますようよろしくお願いいたします。