概要
世田谷パブリックシアターによる、若い才能の発掘と育成のための事業"シアタートラム ネクスト・ジェネレーション"。1年に1度、公募により選ばれた未来の舞台芸術界を担う若手カンパニーが、シアタートラムにて公演を行います。
8回目となる今回選ばれたのは、開幕ペナントレース。
2006年結成、3年後の2009年にニューヨーク公演を敢行し、The New York Times等各種メディアでの劇評等を得た『ROMEO and TOILET』を上演します。
『ROMEO and TOILET』の舞台美術の中核となる大量のトイレットペーパーを、松菱製紙株式会社様に援助して頂きました。
スタッフ/キャスト
【脚本・演出・美術】 村井雄
【音楽】 Tsutchie
【舞台監督】 岩淵吉能
【照明デザイン】 沖野隆一
【音響】 百瀬俊介
【映像】 ワタナベカズキ
【衣裳】 大野典子
【演出助手】 松尾祐樹 榎本純
【プロダクション・スーパーヴァイザー/英語字幕】 青井陽治
【出演】 高崎拓郎 G.K.Masayuki 岩☆ロック ささの翔太 竹尾一真 針金信輔 山森大輔
当日券情報
1.電話予約
当日朝10:00~開演の2時間前まで世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話 03-5432-1515 )にて承ります。
2.窓口販売
開演の45分前より、シアタートラムロビーの当日券受付にて販売します。
※前売券は残席がある限り、前日までご予約を承ります。
・世田谷パブリックシアターチケットセンター
公演日前日19:00まで、店頭&電話03-5432-1515にて受付
・世田谷パブリックシアターオンラインチケット
公演日前日23:30まで受付
メディア情報
2/8(月) CINRA.NET ― トイレで愛の結晶描く、開幕ペナントレース『ROMEO and TOILET』
2/2(火) シアターガイド3月号 気になるあの人 村井雄インタビュー
1/27(水) CINRA.NET 小林賢太郎×村井雄 対談 ― 小林賢太郎が惚れ込む「自由」すぎる天才演出家・村井雄の正体
プロフィール
開幕ペナントレース
村井雄の提唱する「パフォーマンスとは破壊力だ!」の理念のもと、2006年に結成。エネルギッシュでシュールなプレイスタイルを特徴とする。日本固有の武道を発達させてきた身体性と漫画・アニメ・ゲームを代表とする日本独自の文化で育った精神性の融合を意識した日本人特有の新たな身体表現[新しい演劇の形-NEW THEATER/ART AND ENTERTAINMENT]の確立を目指す。
結成3年目の2009年には『ROMEO and TOILET』にて海外公演(米・ニューヨーク)を敢行し、The New York Timesをはじめとする各種メディアでの劇評を獲得するなどの成功を収め、2015年7月には、Festival OFF d’Advignon(仏・アヴィニョン)にて全23ステージを上演。La Provence紙に「本物のアーティスティックな体験」と編集部注目の公演として劇評が掲載されるなど高い評価を受ける。同年10月には、チュニジアのチュニスにて開催されるJTC -Journées Théâtrales de Carthageに正式招聘されるなど、今後も世界を視野に入れた活動を展開する。
村井雄
目黒区職員を経て、劇団山の手事情社に研修生として参加したのち、 開幕ペナントレースを旗揚げ。以降、全作品の構成・脚本・演出・美術を担当。鋭い戯曲解釈による作品構成、独自の世界観に基づく美しい空間構成に定評がある。2012年日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2011」において優秀賞・観客賞の同時受賞。2013年舞台芸術財団演劇人会議主催「利賀演劇人コンクール」にて奨励賞受賞。2014年世田谷区芸術アワード “飛翔” 受賞。
コメント
村井 雄
ロミオとジュリエットの闘いは、孤独な作業と言えます。愛で結ばれていると信じるふたりにとって、彼らの身体にとって、それは「今、目の前にある変化との闘い」であり、その場所、その瞬間は彼らだけのものです。そして、ふたりの闘いはそれぞれの孤独の中で悲恋に終わるのです。私達にとっての闘い、それは厠の個室の中にもあります。まさに「今、目の前にある身体の変化との闘い」であり、これほどシンプルであらゆる時代と環境に対峙しながらも引き継がれてきた圧倒的に孤独な作業はないと言えます。 本作『ROMEO and TOILET』ではそれぞれの孤独の作業の果てに立ち現れるふたりの愛の結晶を描きます。そして、その愛の結晶が便器に落ちる瞬間、次なる悲恋が厠の扉をノックする、その乾いた音がオールスタンディングの会場全体に孤独に鳴り響くのです。
動画
公演日程表
◎=終演後ポストトークあり 出演:村井雄×ゲスト (ゲストは当日発表します)
※開催回のチケットをお持ちの方がご参加いただけます
観劇サポート
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