概要

フィリップ・リドリー(作)×白井晃(演出) 本邦初演の新作は、 不思議でブラックなコメディー !
シアタートラムで、高橋一生、吉高由里子、キムラ緑子が仕掛ける、 刺激的な三人芝居 !

 

イギリスの劇作家フィリップ・リドリーによる『レディエント・バーミン Radiant Vermin』が、2016年7月、シアタートラムにて日本初演を迎えます。

 P.リドリー作×白井晃演出作品が世田谷パブリックシアター/シアタートラムにて上演されるのは、『ピッチフォーク・ディズニー』(2002年)、『宇宙でいちばん速い時計』(2003年)、『ガラスの葉』(2010年)、そして『マーキュリー・ファー』(2015年2月)に続き5作目です。過去作品はいずれも斬新な劇場空間と、衝撃的な演出で高い評価と話題を呼びました。極限状況の世界の中にある普遍的な家族の姿、愛の物語を描いた、最近作『マーキュリー・ファー』では、寓話的でありながら現在の世界情勢をも連想させる世界観、人間の本質に鋭く迫る描写が大きなインパクトを与えました。そして兄弟を演じた高橋一生、瀬戸康史ほか出演者の熱演も相まって作品は評判を呼び、連日大盛況の中、閉幕しました。現在、日本でリドリー戯曲の演出を手掛ける唯一の演出家であり、その作品哲学に多大な影響を受けたと公言する白井が、心強い出演陣を新たに得て、本邦初演作に挑みます。

 『レディエント・バーミン』の出演者は3名。舞台や映像でその実力をいかんなく発揮する高橋一生と、若手女優の筆頭・吉高由里子が、理想の家を探すオリーとジルという若夫婦を演じます。そして、彼らの前に現れる謎めいた家の仲介人、ミス・ディーには、ベテラン女優のキムラ緑子が登場。高橋一生は過去、白井の創り上げる劇世界を見事に体現し、白井の厚い信頼を得ています。吉高由里子は舞台2作目にして翻訳劇初挑戦となります。白井晃の演出を受けるのは初めてですが、白井は吉高の感性を高く評価しており、俳優の息遣いまでもダイレクトに伝わる客席数約200の濃密な空間で、彼女の新境地を目撃できるに違いありません。そして、作品ごとに印象を塗り変えていく幅広い演技力を誇る名女優・キムラ緑子も、白井作品に初出演します。

 期待が膨らむ刺激的な顔合わせで送る、本邦初演の、不思議でブラックなコメディー。ぜひご期待ください。

 

ストーリー
オリーとジル、20代後半の夫婦がいる。彼らは自分たちの「家」の話を始める。
1年半前、彼らはまだボロ家に住んでいた。ある日突然、ミス・ディーと名乗る家の仲介者から「夢の家を差し上げます」という手紙が舞い込む。浮浪者がうろつく荒れ野原に立つ古びた家。
2人が偶然に知った夢の家の残酷な秘密!
瞬く間にその秘密の虜になった2人は次々と家を不思議な“光”とともに豪華にし、荒れ野原をリッチなお洒落タウンへと変貌させる。人々はささやく。「あんなにいた浮浪者はどこへ行ったの?」と…
「レディエント・バーミン」、直訳すると“輝く害虫”とは、いったい何を意味するのか…

*Radiant(レディエント)=光る、輝く Vermin(バーミン)=害虫、社会のくず、などという意味。

スタッフ/キャスト

【作】  フィリップ・リドリー
【翻訳】  小宮山智津子
【演出】  白井晃

白井

 

 

 

 

 

 

【出演】 高橋一生 吉高由里子 キムラ緑子

高橋吉高キムラ

【美術】 松井るみ
【照明】 齋藤茂男
【音響】 井上正弘
【衣裳】 高木阿友子
【ヘアメイク】 佐藤裕子
【映像】 浦島 啓
【演出助手】 石内詠子
【舞台監督】 田中直明

メディア情報

▼劇評
7/24 (日) 産経新聞 朝刊

▼公演レポート
8/27(土) BEST STAGE 10月号
7/27  (水)   ステージナビ vol.09
7/20 (水) ザテレビジョン 7月20日号

………………………
9/9  (金) えんぶ10月号 高橋一生インタビュー
7/15 (金) fabulous stage(ファビュラス・ステージ) Vol.01 高橋一生 インタビュー
7/13 (水) an・an ( No.2012号)高橋一生 インタビュー
7/12 (火) GINZA  8月号 高橋一生 インタビュー
7/7   (木)    おとなのおしゃれ手帖 白井晃 インタビュー
7/7   (木)  e+ SPICE 白井晃 インタビュー
7/1   (金) シアターガイド8月号 白井晃 、高橋一生 インタビュー
6/28(火) CLASSY.8月号 高橋一生インタビュー
6/28(火) GLOW8月号 公演紹介
6/28(火) 読売新聞夕刊 高橋一生、吉高由里子、キムラ緑子インタビュー
6/28(火) 装苑8月号 公演紹介
6/27(月) BEST STAGE 8月号 高橋一生、白井晃インタビュー
6/20 (月)  リンネル8月号 吉高由里子インタビュー
6/19(日) BARFOUT!!7月号 吉高由里子インタビュー
6/15(水) 毎日新聞 夕刊 高橋一生インタビュー(※東京近郊、一部近畿地方の紙面に掲載)
6/11(土) プラスアクト7月号 高橋一生、吉高由里子インタビュー
6/7(火)   大人のおしゃれ手帖 高橋一生インタビュー
6/1(水)  CREA(クレア)7月号 吉高由里子インタビュー
6/1(水)   婦人画報7月号 吉高由里子インタビュー
5/31(火) 週刊朝日6/10増大号 高橋一生インタビュー
5/28(土) Numero TOKYO7・8月号 吉高由里子インタビュー
5/24(火)  婦人公論6/14号 公演情報
5/19(木)  omoshii mag vol.5 白井晃、高橋一生インタビュー
5/9(月)    TOKYO HEADLINE Vol.666 吉高由里子インタビュー
4/28(木) MORE 6月号 高橋一生インタビュー
4/18(月) fabulous act Vol.6  高橋一生インタビュー
3/26(土) STAGE navi 高橋一生インタビュー

当日券販売方法

下記の方法で、各公演日の前日に「当日券購入整理番号」の電話受付を行います。

 

■受付電話番号:0570-02-9997 (チケットぴあ当日券専用ダイヤル)
■受付日時:各公演(昼公演・夜公演ともに) 公演日前日の12:00~14:00
■枚数制限:お1人様2枚まで
※受付は先着順です。予定枚数に達した時点で受付を終了、キャンセル待ち整理番号の受付を行います。
※お席は離れる場合もございます。また席種が分かれる場合もございます。席種の指定はできません。

 

【当日券購入整理番号を予約された方へ】
① 開演1時間前に「シアタートラム入口横のボックスオフィス前」にお集まりください。
② ご本人確認を行いますので、身分証明書をご提示ください。
③ 同伴者の方のみいらしても、チケットはお求めいただけません。
※開演1時間前の点呼時にご来場されていない場合は、「当日券購入列」の最後尾にお並びいただきます。
※開演10分前までにご来場されていない場合は、整理番号は無効となり「キャンセル待ち列」の最後尾にお並びいただくこととなります。

 

【キャンセル待ち整理番号を予約された方へ】
① 公演当日の開演10分前に「シアタートラム入口横のボックスオフィス前」にお集まりください。
② ご本人確認を行いますので、身分証明書をご提示ください。
③ 同伴者の方のみいらしても、チケットはお求めいただけません。
※開演10分前までにご来場されていない場合は、「キャンセル待ち列」の最後尾にお並びいただきます。
※キャンセルチケットが出た場合のみの販売となりますので、ご購入いただけない場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

【注意事項】
① 整理番号は当日券購入の為にお並びいただく順番の番号です。
② 整理番号を予約されたご本人が、集合時間にお集まりください。同伴者の方のみいらしても、チケットはお求めいただけません。
③ 座席番号は公演当日、劇場でご購入いただく時点にご案内いたします。席種・座席位置の指定は出来ません。お席が離れる場合もございます。
④ 本人確認を行いますので、身分証明書をご持参ください。身分証明書をお持ちでない場合、チケットはお求めいただけません。
⑤ お支払いは、現金のみとなります。
⑥ シアタートラム入口は東急世田谷線改札横にございます。

コメント

白井晃
フィリップ・リドリーの作品を世田谷パブリックシアター/シアタートラムで上演するのは本作で5度目になります。2002年に上演した最初の作品からすっかりリドリーの魅力にとりつかれたのですが、時を経て、彼が描く作品がより切実味をもって私たちに迫ってきていると感じています。本作はこれまでの作劇法とは違う、新しい部分もありながらも、人間の本質を鋭く突き付けるような作品です。最初に読ませていただいた時に、大きなショックと感動を受け、リドリー作品を演出してきた者として、これは今すぐに上演しなければいけないと、一種義務感のような思いが湧いてきました。信頼をしている高橋一生さん、そして初めてご一緒する、とてもチャーミングで魅力的な吉高由里子さん、素晴らしいベテラン女優のキムラ緑子さんとともに創る世界を、ぜひ体感していただけたらと思います。

 

高橋一生
フィリップ・リドリーと白井さんの作品に出演させていただくのは二度目、白井さんとはもう四度目となります。僕は白井さんとお仕事をさせていただくことをライフワークにしていきたいと思っていますので、また白井さんの所に戻って来られる嬉しさが今、何よりもまず先行しています。また吉高さん、キムラさん、初めて共演させていただく方たちと一緒ですので、その喜びと楽しみだけで稽古前までは過ごせそうです。前作『マーキュリー・ファー』は予言書のような作品で、作品が現実とリンクしていく様を目の当たりにするという生まれて初めての体験をしました。今回もきっと面白いものができると僕は確信しています。

 

吉高由里子
去年の2月に白井さんが演出をされた舞台『マーキュリー・ファー』を見させて頂きました。自分の身体の中が異常に興奮した事を今も覚えています。その時は、まさか自分がフィリップ・リドリー作品に出るなんてことは思いもしていなかったので、生きていると何が起こるかわからないなぁと改めて感じています。
この度、私の大好きな作家さんの作品と大好きな演出家さんと尊敬している役者さんに没頭できる機会を頂きました。その期間と出会いを、とても楽しみに大切にしていきたいと思います。

 

キムラ緑子
白井晃さん、高橋一生さん、吉高由里子さん、私にとって初めての方ばかりです。そして同時代の劇作家が書いた翻訳劇への出演、またシアタートラムの舞台に立つことも久しぶりですので、とても新鮮な気持ちで挑ませていただくことができそうです。一筋縄ではいかない戯曲の中で、高橋さん吉高さん演じる夫婦と相対する一筋縄ではいかない役を演じますので、白井さんや皆さんと沢山対話をし、稽古を積み重ねながら、濃密な芝居を皆さんにお届けできたらと思います。

 

ツアー情報

兵庫公演 
会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
日時:2016年8月3日(水)13:30/18:30 4日(木)13:30
お問合せ:芸術文化センターチケットオフィス 
 TEL  0798-68-0255(10:00~17:00  月曜休/祝日の場合翌日)

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公演日程表

■=視覚障害者のための舞台説明会あり(劇場まで要申込み・無料、本公演のチケットをお持ちの方対象)
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△=収録のため客席にカメラが入ります

観劇サポート


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