『「障害」に出会う~幻聴妄想かるたから「障害」を考える』~SPTラボラトリーゼミ

世田谷区に「ハーモニー」という精神障害のある人たちが通う福祉作業所があります。そこで生まれたのが「幻聴妄想かるた」。ハーモニーに通っている人たちが実際に経験した幻聴・妄想を“ネタ”に作られたかるたです。ハーモニーでは、幻聴妄想かるたを通して障害理解を深める活動を長年続けてきました。今回のレクチャーでは、そんなユーモア溢れる活動に取り組む「ハーモニー」のみなさんをお招きして、「精神障害とは?障害とは?」「障害を理解する、他者を理解するとはどういうことか?」を考えます。そして、障害とアートが出会った先にどんな可能性があるのか、思考を巡らせたいと思います。

1回目は、「幻聴妄想かるた」をハーモニーの方々と一緒に体験してもらいます。2回目は、かるたの体験を通して感じたこと、考えたことをシェアし、「精神障害とは?障害とは?」など、障害を理解するとはどういうことなのか、また障害とアートが出会った先の可能性についてディスカッション形式で考えます。

お申込み
2022年7月29日(金)、8月5日(金) 受付終了
日程 2022年7月29日(金)18:30~21:00、
2022年8月5日(金)18:30~21:00
(2回通しで参加できることが参加条件です)
講師 新澤克憲(就労継続支援B型作業所「ハーモニー」施設長)

大学院中退後、デイサービスの職員、塾講師、木工修行を経て、就労継続支援B型事業所ハーモニー施設長。基本的に人見知り、ひきこもり気質に加え体重増加中のため、あまり動かない。記憶と記録、語りと言葉、そして人びとの居場所について関心がある。休日はパンクバンド「ラブ・エロ・ピース」のノイジーなギタリストとして活動していたが、現在休止中。大西暢夫さんによる写真集『ひとりひとりの人 僕が撮った精神科病棟』が世の中から消えていくことが諦められなくて、2018年に友人たちと写真展を企画した。共著書に『超・幻聴妄想かるた』(2018年、やっとこ)。


黒瀬憲司(就労継続支援B型作業所「ハーモニー」スタッフ)

朋友学園高校デザインコース卒業、多摩美術大学工芸科中退、施設長の新澤に声を掛けられ2017年にボランティアとしてハーモニーと関る。ハーモニー内のものづくりや創作活動全般を担当。ハーモニーでも焼き物をやろうと計画するが「手が汚れる」とメンバーが乗ってくれないのが悩み。


「ハーモニー」の皆さん

見えない何かが見えたり、聞こえない声が聞こえたり、強い思いや感情にとらわれてしまったり、日常の中にある目には見えない困難を抱えながら、日中ハーモニーへやってきます。仕事をする人もいれば、のんびり音楽を聴いている人、ただ寝転がっている人、ハーモニーで思い思いに過ごしています。
場所 世田谷パブリックシアター稽古場
(三軒茶屋駅前「キャロットタワー」内)
参加費 2,000円
※受講当日にお支払いいただきます。
持ち物 マスク、室内履き(会場は土足厳禁です。必要な方はお持ちください)
定員 30名程度
※先着順に受付。定員に達し次第、受付終了となります。
対象 どなたでも
※参加条件:2回通しで参加できること。
申込み方法 下の2つのお願い事項をご確認の上、ご了承いただけた方は、劇場ホームページの申込みフォームに以下を記入してお申込みください。

(1)氏名(ふりがな) (2)メールアドレス (3)住所 (4)電話番号 (5)年齢 (6)職業 (7)参加の動機 (8)これまで実施/携わってきたコミュニティ向け事業、もしくは今後企画しているもの (9)その他メッセージ

《申込みフォーム利用時のご注意》
・迷惑メール対策などで「アドレス指定受信」・「ドメイン指定受信」・「メールフィルター」など、インターネットメールの拒否設定を行っていると受信できないことがあります。
世田谷パブリックシアター(@setagaya-pt.jp)からのメールが受信できるよう、設定の変更をお願いします。

・自動返信メールが届かない場合は、お手数ですが、世田谷パブリックシアター学芸(03-5432-1526)までお電話ください。
お願い事項① ・体調が悪い場合は無理をせずにおやすみください。
・来館時に37.5度以上の熱がある場合はご参加できません。
・稽古場に入る前に、手洗い、うがい、手指の消毒をお願いします。
・新型コロナの状況に応じ、急に開催をキャンセルする場合があります。
お願い事項② ◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護規程により管理いたします。
◆WS・レクチャー中に取材が入る場合や広報物・出版物・公演・展示等で使用する写真や動画の撮影をする場合があります。
◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。
◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償いたします。
◆他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03‐5432‐1526
備考 [主催]公益財団法人せたがや文化財団
[企画]世田谷パブリックシアター
[後援]世田谷区