かなりゴキゲンなワークショップ巡回団

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世田谷パブリックシアターは平成15年度より、「かなりゴキゲンなワークショップ巡回団」と称し、区内の小中学校の授業の中で演劇ワークショップを活用した授業づくりに取り組んできました。
正解のない問いについて考えていくこと。
浮かんだアイデアを相手に伝え、相手のアイデアも受け止めること。
一緒に何かを生み出すこと。
その試行錯誤の時間が「演劇ワークショップ」であり、子どもたちの「生きる力」を育みます。
その学校、そのクラスにあった授業内容を、先生方と一緒に考えたいと思っています。
まずは下記の連絡先までご相談ください。

世田谷パブリックシアター学芸
電話:03-5432-1526
ファックス:03-5432-1559
メール:gakugei@setagaya-pt.jp
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・パンフレット+申し込み用紙  PDF版

 

これまでの取り組み

平成15年度以降、区内の小中学校で演劇ワークショップを活用した授業を様々な形で展開してきました。ご検討の参考にしていただるよう、これまでの取り組みの一部をご紹介します。

教科「日本語」

実施校:烏山小学校

対象:小学校2年生

実施回数:3クラス+つくし組×6時限分(2021年1月27日、26日、2月14日、18日、3月15日、17日)

内容:1年生の日本語で学んだ「もののかたちを身体で表現する」活動を踏まえ、2年生の日本語「物語の登場人物を演じてみよう」の活動を行いました。
1年生の活動を思いだした後、絵本「いっぽんみちをあるいていたら」の読み聞かせを行いました。その後、グループに分かれ、絵本に登場した人物を演じたり、自分たち自身で表現したいオリジナルの登場人物を考えたりと、独自のアイデアをもとにみんなで協力してつくりあげることができました。

教科「日本語」

実施校:桜丘中学校

対象:中学校2年生

実施回数:6クラス×2時限分(2022年7月6日、7日、8日)

内容:クラスのコミュニケーションの活性化、自己表現の楽しさを知り、協力することを目的とし、教科「日本語」の中の「『演劇』をつかって考える~子どもの権利条約」について』の単元で活動しました。最初にもののかたちを身体で表現したあと、グループに分かれて子どもの権利条約の第二条、第十六条の「守られていない」状況をストップモーションでつくりました。ストップモーションの前後のシーン考え、動きや言葉のある演劇をつくった後、新たなグループで自分たちにとって大切だと思う条約を選び、演劇をつくり発表しました。活動を通して、自分の考えや思いを伝えたり、他者と話し合い合意形成していくことを実践しました。

その他の教科(国語)

実施校:上北沢小学校

対象:小学校2年生

実施回数:3クラス×4時限分(2021年2月8日、9日、15日、16日)

内容:「スーホの白い馬」の世界をより良く理解するために演劇を活用したいというご依頼で伺いました。じゃんけんゲームや身体でものの形を表現する活動をしたあと、「スーホの白い馬」の読み聞かせをしました。読み聞かせの後はグループに分かれて活動。各グループが担当するシーンはどのような場所なのか、この時スーホはどんな気持ちだったのかなど、登場人物の気持ちやその時の情景を思い浮かべながらシーンづくりをしました。最後にはそれぞれのシーンをつなげて、クラスでひとつの「スーホの白い馬」を上演しました。

クラスづくり

実施校:ほっとスクール城山

対象: 小学校4年生~中学校3年生

実施回数:3回(2021年11月25日、1月28日、2月25日)

内容:心理的理由などにより不登校の状態にある児童・生徒が通うほっとスクールには、小学生から中学生までの多学年の児童が通っています。普段、交流がない児童同士が知り合い、交流するきっかけと集団活動に慣れる機会として、シアターゲームをしたり、グループで相談したりしながら一緒に演劇をつくりました。

学芸会・学習発表会

実施校:深沢小学校

対象:小学校1年生

実施回数:4クラス×2時限(2017年9月24日、25日)
                 学年×6時限(2017年10月17日、11月5日、11日)

内容:1回目は、4クラス合同での活動に慣れるためにクラスごとに身体で表現する楽しさやみんなで相談しながら演劇をつくる活動を行いました。本格的に演劇づくりがはじまると、セリフの意味を考える大切さ、セリフを話していない人の演技の仕方、出ハケの工夫など、みんなで演劇をつくり上げるお手伝いをしました。

 

桜ヶ丘中①

桜ヶ丘中②