『演劇ワークショップ再考』

~SPTワークショップラボ2016-17~

omote_out_web_w300SPTワークショップラボは、演劇ワークショップの進行役やコーディネーターとして活動している方、あるいは活動したいという方が、それぞれの現場、自分を取り巻く地域に向き合いながら、演劇ワークショップを企画、実践していくためのヒントとなるプログラムを展開していきます。

お申込み
Vol.1 何のための演劇ワークショップか? 2016/7/17(日)18:00~20:00 受付終了
Vol.2 誰のための演劇ワークショップか? 2016/8/25(木)19:00~21:00 受付終了
Vol.3 演劇ワークショップの活動と場の「質」について考える 2016/10/5(水)19:00~21:00 受付終了
Vol.1~3 2016/7/17(日)、8/25(木)、10/5(水) (全3回) 受付終了
日程 『演劇ワークショップ再考』
Vol.1 何のための演劇ワークショップか?
2016/7/17(日)18:00~20:00
講師:園部 友里恵(三重大学特任講師)

Vol.2 誰のための演劇ワークショップか?
2016/8/25(木)19:00~21:00
講師:飛田 勘文(清泉女子大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師)

Vol.3 演劇ワークショップの活動と場の「質」について考える
2016/10/5(水)19:00~21:00
講師:花崎 攝(シアター・プラクティショナー/演劇デザインギルド)
場所 vol.1、vol.2
世田谷文化生活情報センターセミナールーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)

vol.3
世田谷文化生活情報センターワークショップルーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー4階)
内容 Vol1. 何のための演劇ワークショップか?
ワークショップという言葉は様々な場でみられるようになりました。しかしそれが何なのか、と問われれば、定義も曖昧で、実践の形態も様々です。しかし、曖昧であるからこそ、多様な広がりを見せてきたワークショップ。それは何を目指して生まれ、どのように広がり、そこに演劇や劇場はどのように関わってきたのでしょうか。 この講座では、ワークショップの歴史をふりかえり、そのルーツや多様化の背景を探るとともに、今日私たちが「ワークショップ」と呼ぶものは一体どのようなもので何のためにおこなわれているのか、をともに考えていきます。

Vol.2 誰のための演劇ワークショップか?
現在、日本の演劇ワークショップは、幅広い分野で展開されています。多くの俳優、劇作家、演出家が様々な場所を訪問し、色々な人々と演劇ワークショップを実施しています。しかし、必要としている人々に演劇はきちんと届けられているのでしょうか?コミュニケーション教育、大震災、障害者、高齢化社会、多文化共生、マイノリティーといった時代のキーワードを追うことに翻弄され、誰に演劇ワークショップを届けるか、誰をエンパワーするのかが見落とされてはいないでしょうか?本講座では、日本と海外の演劇ワークショップの展開を比較しつつ、今後の日本の演劇ワークショップの発展に必要な視点や要素について検討していきます。

Vol.3演劇ワークショップの活動と場の「質」について考える
演劇ワークショップは参加型の演劇の一つのあり方です。参加型といっても、目的や期間などによって、そのあり方はさまざまです。本講座では、「応用演劇」の視点から、演劇ワークショップにおける「参加」に含まれている考え方とその意味、現場のあり方などについて考えます。そして、「参加」を促し可能にする現場の条件、留意すべきこと、目指す関係性等について、集まってくださった方たちと再考したいと思います。関連して、参加を保障する「安心/安全」が確保される場とはどういうことか、理論的な議論も参照しながら、実践的な現場のあり方を考えます。一部、からだを動かす活動も含みますので、動きやすい服装でお越しください。
講師プロフィール Vol1. 何のための演劇ワークショップか?
園部 友里恵(三重大学特任講師)
東京大学大学院教育学研究科修士課程修了、博士課程満期退学。東京大学大学院情報学環 特任研究員を経て、2016年4月より三重大学 特任講師。東京学芸大学・日本女子大学・中央大学では非常勤講師として演劇ワークショップに関する授業を担当。専門は、高齢者学習論、演劇教育、インプロ(即興演劇)。

Vol.2 誰のための演劇ワークショップか?
飛田 勘文(清泉女子大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師)
清泉女子大学、桐朋学園芸術短期大学非常勤講師。2004〜15年、児童青少年演劇、ユースシアター、演劇教育の専門知識・技術を修得する目的で渡英。英国ウォーリック大学にて博士学位(芸術教育学)を取得。帰国後は障害児を対象とした参加型演劇の演出を手がけたり、演劇を導入した日本語・英語教育、異文化間教育、開発教育の教材の開発に協力したりしている。米国ニューヨーク大学紀要『ArtsPraxis』編集委員。英国ローズブルフォード・カレッジ児童青少年演劇センター顧問。アシテジ〈国際児童青少年舞台芸術協会〉国際センター「ネクスト・ジェネレーション」理事。

Vol.3演劇ワークショップの活動と場の「質」について考える
花崎 攝(シアター・プラクティショナー/演劇デザインギルド)
シアター・プラクティショナー、野口体操講師。応用演劇の実践を中心に国内外で活動。主な仕事に水俣病公式確認50年事業、創作劇「水俣ば生きて」構成演出(2006)、インドネシア(アチェ)で紛争後の和解と再生にむけた青少年の演劇ワークショップ(2007~2010)企画進行。障害のある人たちとの演劇グループ「みなせた」(2008~)。フィリピンで環境演劇活動、および世田谷パブリックシアター主催「地域の物語」の企画進行を担当中。ロンドン大学芸術学修士。企業組合演劇デザインギルド専務理事。武蔵野美術大学、日本大学芸術学部、青山学院大学非常勤講師。
参加費 各回1,000円
※各回受付時に精算いただきます。
定員 各回30名程度
※先着順に受付。定員に達し次第、終了いたします。
申込み方法 申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
申込時のお願い事項 お申込みいただいた時点で、以下の項目に同意くださったものといたします。ご確認ください。
◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護規定により管理いたします。
◆WS・レクチャー中に取材・撮影が入る場合や、非営利目的の広報物・出版物等の使用を目的にスタッフが写真・動画の撮影をする場合があります。
◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。
◆お申込み時の必要事項は正確にご記入ください。
◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償します。
◆WS・レクチャー中に他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。
備考 [主催] 公益財団法人せたがや文化財団
[企画制作] 世田谷パブリックシアター
[後援] 世田谷区
[協賛] 東レ株式会社

平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業