ワークショップ・レクチャー

Aコース「1(いち)からコース」 
地域の物語ワークショップ2011~2012

チラシ画像/

「地域の物語」とは―
世田谷を歩いて取材し、地域を見つめ直し、さまざまな物語を掘り起こし、演劇やダンス作品をつくりあげるワークショップです。つくりあげた作品は、「地域の物語」として、シアタートラムで発表します。作品をつくるだけでなく、作品をつくるプロセスを通じて、参加者と観客の人たちが出会ったり、色々な考えや思いを共有していくことも目指しています。

【地域の物語2011~2012】 
今年のテーマは「1960年代の世田谷」。
経済成長率が毎年10%を超え、高度経済成長期を迎えていた1960年代は、東京オリンピックに向けてのインフラ整備が急ピッチで進められ、東京の風景ががらりと変わった時期です。東海道新幹線も開通し、ウルトラマンシリーズも始まりました。しかし、こうした明るい未来を感じさせる出来事と同時に、住宅・上下水道・環境汚染といった都市問題を数多く抱えていました。

今回設定された3コースは、そんな1960年代の記憶やモノを手がかりに、現在から過去、過去から現在への時間の旅へと出かけます。そのときどきにまつわる人々の思いや出来事、取材をした相手、自分、みんなで考えたこと、感じたことにじっくり向き合いながら、作品をつくっていきます。
みなさん、お気に入りのコースを見つけて、一緒に私たちの「地域の物語」をつくりあげていきませんか?

Bコース「1964消えた○△□」はこちらから
Cコース「カラダの未来」はこちらから

 
 
日程 Aコース「1(いち)からコース」 
2011年11月26日(土)~2012年3月24日(土) 全16回

1.11月26日(土)13時~17時「知り合う」

2.11月27日(日)11時~17時「まちを歩く1」

3.12月3日(土)13時~17時「 取材先を考える・まちを歩く2」
4.12月4日(日)11時~17時「取材1」
5.12月11日(日)11時~17時「取材したことを紹介しあう・忘年会」


 2012年
6.1月14日(土)13時~17時「取材したことを演劇にしてみる」
7.1月15日(日)11時~17時「これまでをふりかえり今後を考える」
8.1月29日(日)11時~17時「取材2」
9.2月12日(日)13時~17時「取材3」

10.2月19日(日)13時~17時「グループ作業1」
11.3月3日(土)13時~17時「グループ作業2」

12.3月4日(日)11時~17時「グループ作業3」

13.3月17日(土)13時~17時「中間発表」
14.3月18日(日)11時~17時「グループ作業4」
15.3月23日(金)19時30分~21時30分「リハーサル」

16.3月24日(土)11時~17時「リハーサル」
   3月25日(日)時間未定 「シアタートラムで発表」
   4月15日(日)時間未定 「上映会&ふりかえり」

 
 
内容 ・まちに出かけてみて、1960年代を生きてきた人に話を聞いたり、地図や写真を見ることから始まります。
・演劇づくりを通して、過去や今の地域のことをからだや声で考えます。
・作品のテーマを参加者と進行役が共に探し出し、演劇をつくります。

●進行役からのメッセージ
1960年代の写真や地図をからだで読み取ることから始め、まちに出ていきます。ずっと残っているお店、無くなった道、暗渠、当時の出会いや別れの話。そうしたものを集め、並べ、ちょっとひいて見つめ直し、からだや声を使って考えてみる。それは1960年代を生きてきた人たちの思い、地域をつくってきた人たちの繋がりを見つける作業と言えるかもしれません。
3.11の震災の直後、同じマンションに住む方に鍋に入ったままの煮物を頂きました。2年近く住んでいて初めてのことでした。驚きと同時に「ここで暮らしてるんだ」と思いました。震災直後はそういった「地域」を意識する人が多かったように感じます。行政が決めた区分けではなく、人と人との繋がり“地域”を。 1960年代を見つめ今を見直し、演劇してみて、意見交換をして、まちや自分を発見する。「1から」自分たちでつくる演劇は、困難も多いかもしれませんが楽しそうだと思いませんか?(すずきこーた)

演劇を作るのは難しいことでしょうか?
難しいとすれば、それはお料理やケーキ作りに似ているかもしれません。お店屋さんのように、美味しいケーキを商品として365日作り続けることはとても難しい。でも、ホームメイドの手作りケーキや、ママの特製料理の特別な美味しさを知っている方は、沢山いるはずです。
誰もが名シェフになる日があるように、誰もがアーティストになることは可能です。それが、演劇の醍醐味。そんな手作りの演劇を、体験してみませんか?
このコースでは、皆さん自身の手で、材料(モチーフ)からレシピ(台詞や構成)まで、全ての工程に参加していただきます。初めて演劇ワークショップに参加する方にも個性を発揮していただけるよう、五感を使って取り組める様々な工夫をしています。私達と一緒に、ぜひ最初の一歩を。この町で。 (吉田小夏)
 
 
場所 世田谷パブリックシアター稽古場など
 
 
講師 [進行役] すずきこーた(ワークショップ・ファシリテータ/演劇デザインギルド)
吉田小夏(劇作家、演出家、俳優/青☆組主宰)

すずきこーた
ワークショップ・ファシリテータ。演劇デザインギルド。地域の物語ワークショップに初年度アシスタントとして参加、2年目以降は毎年進行役を務める。世田谷パブリックシアターの年間契約ファシリテータとして多くのワークショップを進行。劇場以外でも子どもたちや在日外国人の人たちと数多くの演劇づくり、ワークショップを行っている。

吉田小夏
劇作家、演出家、俳優。青☆組 主宰 / 青年団演出部所属。2001年に青☆組を旗揚げ。『雨と猫といくつかの嘘』等、4作品で日本劇作家協会新人戯曲賞に入賞。その作品群は、人間の営みへの温かいまなざしと音楽的な台詞が特徴とされ、幅広い年齢層の支持を集める。時代に流されない普遍性を大切に、瑞々しく繊細な対話劇を追求している。
 
 
参加費 5,000円
 
 
募集人数 15名(先着順)
 
 
申込み方法 (1)希望コース  (2)氏名(ふりがな) (3) 住所  (4) 電話番号 (5) 年齢(自称) (6) 職業 (7)ひとこと を書いて、郵送、またはファックス(03-5432-1559)、以下申込フォームからお申込みください。 [郵送先] 154-0004 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
世田谷パブリックシアター「地域の物語WS」係
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [主催]公益財団法人せたがや文化財団
[企画制作]世田谷パブリックシアター
[後援]世田谷区
[協賛]アサヒビール株式会社/東レ株式会社
 
 
受付は終了致しました。
チラシPDF形式 ダウンロード
PDFファイルをご覧になるには、Adobe Adobe Readerをインストールする必要があります。
Adobe Adobe Readerはこちらからダウンロードできます。
ひとつ前のページへ戻る