概要

taketori kihon450

撮影:久家靖秀

今は昔、竹取の翁と言ふものありけり
竹取の翁が、光る竹の中に見つけた手のひら程の小さな小さな女の子。驚異的なスピードで成長しては、やがて帝の寵愛をも受ける美しい娘へと変貌する…。 
瞬く間に人々を魅了し、風のように地上を去っていった〝かぐや姫〞とは?
セリフ劇を超越した独自の演出スタイルで注目を集める小野寺修二を筆頭に、ユーモアとせつなさとが同居する愛おしい作風が魅力の詩人平田俊子、自由な構成の親しみやすい旋律が胸に心地よい音楽家阿部海太郎らを迎え、チャーミングで実力派ぞろいの出演者とともに日本最古の物語文学『竹取物語』の再生に挑みます。
時空を越えて人々に愛される、かぐや姫の秘密のヒミツ!

<公演概要>
世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が、古典の知恵と洗練を現代に還元すべく立ち上げた「現代能楽集」シリーズ。第9弾ではフィジカルシアターの旗手と称され、セリフ劇を超越した独自の演出スタイルで注目を集める小野寺修二が日本最古の物語「竹取物語」をひも解き、新たなおとぎ話としておおくりします。
小野寺は、同シリーズでは、第5弾『「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』で振付を手掛けていますが、構成・演出を担うのは初めて。出演には、小野寺演出『あの大鴉、さえも』にも出演し、映像でも飄々とした独自の存在感が光る小林聡美、ジョン・ケアード演出『ハムレット』では狂気をまとったオフィーリア役を熱演し、高い評価を得た貫地谷しほりをはじめ、麿赤兒率いる舞踏カンパニー・大駱駝艦の小田直哉、カンパニーデラシネラの崎山莉奈、藤田桃子、パーカッショニストの古川玄一郎、宝生流能楽師の佐野登という様々な出自の出演者と共にかぐや姫の出生から昇天までを描いた伝奇物語の再生に挑みます。

 

<現代能楽集シリーズについて>
芸術監督・野村萬斎が企画・監修を務める「現代能楽集」シリーズは、古典の知恵と洗練を現代に還元し、現在の私たちの舞台創造に活かしていきたいという考えから、生まれたシリーズです。
2003年以降、川村毅、鐘下辰男、宮沢章夫、野田秀樹、倉持 裕、前川知大、マキノノゾミという、日本演劇界を代表する錚々たる顔ぶれが作・演出を手掛けてきました。それぞれが能の物語に着想を得て新作を書き下ろし、時に能の演出手法に触発されながら、新たな「現代能楽集」を生みだしてきました。作品は各方面から評価をいただいており、その優れた成果は現代能楽集I 『AOI』『KOMACHI』の再演・海外ツアーや、現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』の読売演劇大賞優秀作品賞受賞などに表れています。

 

 

スタッフ/キャスト

【構成・演出】小野寺修二

小野寺修二

小野寺修二

 

 

 

 

 

 

【脚本】平田俊子
【音楽】阿部海太郎
【企画・監修】野村萬斎
【出演】小林聡美 貫地谷しほり 
   小田直哉(大駱駝艦) 崎山莉奈 藤田桃子 古川玄一郎(打楽器奏者) 佐野登(能楽師 宝生流シテ方)

小林聡美

小林聡美

貫地谷しほり

貫地谷しほり

 

 

 

 

 

 

 

小田直哉(大駱駝艦)

小田直哉
(大駱駝艦)

崎山莉奈

崎山莉奈

藤田桃子

藤田桃子

古川玄一郎(打楽器奏者)

古川玄一郎
(打楽器奏者)

佐野登(宝生流シテ方)

佐野登
(能楽師 宝生流シテ方)

 

 

 

【美術】杉山 至 【照明】沢田祐二 【音響】池田野歩
【衣裳】堂本教子 【ヘアメイク】増田佳代 【舞台監督】橋本加奈子

 

演出家・出演者コメント

小野寺修二さん 【構成・演出】

日本最古の物語といわれる竹取物語。昔絵本で読んだかぐや姫は、やんごとなき美しさとの噂がめぐっていくのを「怪物だと周りにバレたら掌を返すから、気をつけて!」と神経質になって読んだ記憶があります。(実際、急激に成長した不思議な子どもであることは膨らまされずでしたが)
子どもの天井知らずの万能感はきっと今も昔も、何の迷いもなく文字通りすくすくと成長し、かぐや姫を育て始めてから翁の元には黄金が竹の中からザクザク出てくるのも何だか説得力を持つ気がします。その子どもの世界がある時トンと天井にぶつかって守られていた境界線がなくなり、女性となったかぐや姫は世間に投げ出され浮標のない状態、ああだこうだ勝手に評され、かぐや姫の五人衆に対するわがままな無理難題も、胸のすくような共感するような、何とも読み切れない孤独感あり。月への帰還を阻止しようと皆が空に向かって無駄に弓矢を射るところが印象深く、その確かにいたのに結局いなくなってしまう、悲しいともハッピーとも違う、言ってみれば中庸さ、そんなことを表出したいと思っています。
今回、小林聡美さんと貫地谷しほりさんというお二人にご出演頂けることになり、最古であり現代でもある何か新しい普遍を見つけられればと思います。

 

小林聡美さん

小野寺さんは優しい顔をして、実は厳しい(笑)。身体を全力で絞り出す様な感覚と集中力と瞬発力が求められます。そこを覚悟して、楽しく稽古に挑めたらと思います。
貫地谷さんとは初めてお会いしましたが、身長が私と全く同じでとても親近感を感じました。芯の強そうな女優さんで、共演がとても楽しみです。他にも能楽師やダンサーなど、共演者に様々なジャンルの方々がいらっしゃるのがこの作品の魅力だと思います。『竹取』がどういう作品になるのかまだわからない段階ですが、皆様に驚きと楽しさを感じていただけるよう、頑張りたいと思います。

 

貫地谷しほりさん

元々「かぐや姫」のお話には興味がありましたが、今回小野寺さんが演出されるということで、ただ物語の美しさだけでなく、人間の影の部分みたいなものも描かれるのではないかとさまざまな期待が膨らんでいます。自分自身不安な部分はありますが、フィジカルシアターというか、新しいジャンルに挑戦できる機会ですので楽しみです。小林さんはお芝居から伝わってくる潔さが気持ちよく、ずっとご一緒してみたかったのでとても嬉しいです。今日初めてお会いしましたが、ビジュアルの撮影で一緒に面白いポーズをとってみたり、小野寺さんとのやりとりも和気あいあいとした雰囲気でしたのでこれからの稽古が楽しみです。

ツアー情報

滋賀公演 10/21(日) 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 中ホール
兵庫公演 10/23(火)・24(水) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
福岡公演 10/27(土)・28(日) 福岡市立東市民センター なみきホール
熊本公演 11/2(金) 熊本県立劇場 演劇ホール

動画

メディア情報

▼TV
7/1(日) 18:57〜20:54 ABC/テレビ朝日系「所&林修のポツンと一軒家 Special」 に貫地谷しほりさんがゲスト出演されます。

 

6/24(日)  23:10~ テレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』   貫地谷しほりさん出演

▼インタビュー
9月2日(火)毎日新聞 小野寺修二さんインタビュー
8/20(月)CINRA.NET  野村萬斎×小野寺修二さん対談
「野村萬斎×小野寺修二対談 古典『竹取物語』を現代に蘇らせる」

 

 

公演日程表

◎=終演後ポストトークあり
10/9(火)19:30小野寺修二(構成・演出) 野村萬斎(企画・監修)
10/15(月)19:30小林聡美 貫地谷しほり(出演) 小野寺修二(構成・演出)

☆=プレビュー公演

 

観劇サポート

託児サービス

世田谷パブリックシアター、シアタートラムで行われる、前売入場券を販売する公演では基本的に託児サービスがございます。

料金 2,000円(1名につき)
対象 生後6ヶ月以上9歳未満
申込 03-5432-1526 世田谷パブリックシアター
ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにご予約ください。また、障害のあるお子様についてはご相談ください。
委託 キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

車椅子スペース

世田谷パブリックシアター、シアタートラムとも車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
申込 03-5432-1515 劇場チケットセンター

ご利用希望日の前日の19時まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、お座席でご観劇になる場合も、スムーズにお席にご案内させていただきますので、予め劇場までご連絡ください。