概要

Time's Journey_visual©Masumi Kawamura_500px_credit-01

永遠の希望をもった死者への羨望と忘却
岡田利規と久門剛史(美術家)が切り開いた「音/言葉/身体/空間」の新境地

活動20周年を迎えるチェルフィッチュは、常に言葉と身体の関係を軸に新たな表現を探求してきました。本作は、主宰 岡田利規によるこれまで以上に強度を増した言葉と俳優の身体が、美術家 久門剛史による微細な気配のにじむ音・空間と緊密かつ多層的な関係をむすぶ、まさにチェルフィッチュの”集大成”といえる作品です。2016年3月に京都で初演を迎えたのち、世界16都市を巡り成熟した最新作、ついに待望の東京公演。

震災と原発事故が起こった直後の数日間に、わたしに押しよせてきた感情のなかには、悲しみ・不安・恐怖だけでなく、希望も混じっていた。これだけの未曾有の出来事が起こってしまったことは、そうでなければ踏み出すことの難しい変化を実現させるためのとば口に、わたしたちの社会を立たせてくれたということになりはしないだろうか。そう思ったのだ。あのときは。
未来への希望を抱えた状態で死を迎えた幽霊と、生者との関係を描こうと思った。死者の生はすでに円環を閉じ、安定している。生き続けているわたしたちはそれを羨望する。わたしたちは苦しめられ、そこから逃げたくなって、忘却をこころがける。

岡田利規

スタッフ/キャスト

【作・演出】岡田利規
【音・舞台美術】久門剛史
【出演】青柳いづみ 安藤真理 吉田庸

【技術監督】鈴木康郎
【舞台監督】中原和彦
【音響】牛川紀政
【音響オペレーター】林あきの
【照明】大平智己(ASG)
【衣裳】藤谷香子(FAIFAI)
【英語翻訳】アヤ・オガワ
【演出助手】柳雄斗
【宣伝写真】川村麻純
【宣伝美術】佐々木暁
【製作】一般社団法人チェルフィッチュ
【企画制作】株式会社precog
【統括プロデューサー】中村茜
【チーフプロデューサー】黄木多美子
【デスク】河村美帆香
【制作】兵藤茉衣
【制作アシスタント】水野恵美
【デスクアシスタント】岡本縁、崎山貴文
【国際共同製作】KYOTO EXPERIMENT/ロームシアター京都
Kunstenfestivaldesarts Festival d’Automne à Paris Künstlerhaus Mousonturm Frankfurt
FFT Düsseldorf La Bâtie ‒ Festival de Genève HAU Hebbel am Ufer
SPRING Performing Arts Festival Utrecht

追加公演決定

追加公演日程:6/25 (日)18:00
発売開始:一般 5/26(金)12:00~

追加発売情報

増席に伴い、追加発売をいたします。
対象公演日:全公演 ※ただし6/17(土)18:00の公演は除く
チケット発売日:6/9(金)14:00~

当日券情報

開演の60分前より、シアタートラムのロビーにて販売します(お一人様1枚まで)。

※前売券は残席がある限り、前日までご予約を承ります。
・世田谷パブリックシアターチケットセンター
公演日前日19:00まで、店頭&電話03-5432-1515、オンラインチケットにて受付

公演日程表

◎=終演後ポスト・パフォーマンス・トークあり
登壇 徳山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター) 久門剛史(美術家) 岡田利規(チェルフィッチュ主宰)
※開催回のチケットをお持ちの方のみご参加いただけます。

■=英語字幕付

□=追加公演

観劇サポート

託児サービス

前売入場券を販売する公演では、基本的に託児サービスがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 2,200円(1名につき)
対象 生後6ヶ月以上9歳未満
申込 世田谷パブリックシアター
TEL 03-5432-1526
委託 キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。
お早めにご予約ください。
また、障害のあるお子様についてはご相談ください。

車椅子スペース

車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
申込 劇場チケットセンター
TEL 03-5432-1515

定員になり次第締め切らせていただきます。
お早めにご予約ください。


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