『世界の演劇教育』『演劇と教育』
SPT×ITIレクチャーシリーズ『世界の同時代演劇を知る』 2015年7月~10月
『世界の同時代演劇を知る!』レクチャーシリーズとは
第一線の作品創造から地域に向けた普及啓発・人材養成事業まで行う公共劇場―世田谷パブリックシアター(SPT)と、世界の演劇動向に最も詳しい国際演劇協会日本センター(ITI)の両者がタッグを組んだレクチャーシリーズ。
今年度は「世界の同時代演劇」「世界の演劇教育」「演劇と教育」「演劇と社会」を柱に、同時代の演劇を知るレクチャーを展開していきます。
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『世界の同時代演劇』SPT×ITIレクチャーシリーズの情報はこちらから
『演劇と社会/演劇制作の仕事』SPT×ITIレクチャーシリーズの情報はこちらから
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お申込み | |
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8/22(土)14:00〜16:00 | 受付終了 |
9/29(火)19:00〜21:00 | 受付終了 |
10/2(金)19:00〜21:00 | 受付終了 |
9/29・10/2 [2回申込み] | 受付終了 |
日程 | ■世界の演劇教育 Vol.1 「現代のスタニスラフスキー~本場の研究と実践」 8月22日(土)14:00~16:00 講師:セルゲイ・チェルカッスキー(ロシア国立サンクト・ペテルブルグ演劇大学 演技・演出学科主任教授) ■演劇と教育 Vol.1 「高校演劇と地域演劇」 9月29日(火)19:00~21:00 講師:畑澤聖悟(劇作家、演出家、青森中央高校演劇部顧問) Vol.2 「演劇教育のスタンダードを日本でどうつくるか」 10月2日(金)19:00~21:00 講師:【東京演劇大学連盟】 安宅りさ子(桐朋学園芸術短期大学教授)、加納豊美(多摩美術大学教授)、木佐貫邦子(桜美林大学教授)、太宰久夫(玉川大学教授)、福島勝則(多摩美術大学名誉教授)、藤崎周平(日本大学教授) |
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内容 | ◆世界の演劇教育 Vol.1 「現代のスタニスラフスキー~本場の研究と実践」 ロシアで俳優教育の土台に置かれているのは、もちろんスタニスラフスキー・システムだが、この膨大な内容の理解には紆余曲折があった。たとえば、ソ連では「唯物論」の立場から、スタニスラフスキーの「初期」の心理的・感情的要素(つまり内面の訓練)が軽視されてきたし、アメリカではその逆という具合だ。今レクチャーでは、ソ連が崩壊して自由になったシステム解釈の中から、スタニスラフスキーが生涯にわたって古代インドの哲学であり心身修業のメソッドでもあるヨーガに注目し、それをシステムに取り入れていたことを、最新の資料をもとにして明らかにする。 ◆演劇と教育 Vol.1「高校演劇と地域演劇」 青森で劇団「渡辺源四郎商店」を主催しつつ高校演劇の顧問を務める畑澤が、地域演劇というキーワードから高校演劇についてお話しします。 ① 地域における高校演劇。~高校演劇はなぜ貶められるのか? ② 演劇部顧問の唯一最大のミッションは「部員を演劇好きのまま卒業させる」こと。 ③ 「現代」の「その土地」の「高校生」が演じる必然性とは? Vol.2 「演劇教育のスタンダードを日本でどうつくるか」 わが国の大学における演劇の実践教育の歴史はすでに半世紀に及び、それぞれの大学が特色ある教育を展開し、演劇・舞台芸術分野の中核を担う人材を多数輩出してきた。しかしながら、大学間で実践的な交流の場を持つことはほとんどなかった。これら諸課題を共有すべく結成された「東京演劇大学連盟」設立の経緯と趣旨を紹介し、これまでの共同製作公演の成果と課題を報告しながら、大学の演劇教育に求められるスタンダードについて考えていきたい。また、人材育成の観点から大学と劇場、大学と社会との連携のあり方についても検討をしたい。 |
場所 | ◆世界の演劇教育 Vol.1 世田谷文化生活情報センター セミナールームAB(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階) ◆演劇と教育 Vol.1 世田谷文化生活情報センターワークショップルームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー4階) Vol.2 世田谷文化生活情報センター セミナールームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階) |
講師 | 《プロフィール》 ◆世界の演劇教育 Vol.1 「現代のスタニスラフスキー~本場の研究と実践」 セルゲイ・チェルカッスキー サンクト・ペテルブルグ演劇大学教授。演技・演出学科主任。現代世界のスタニスラフスキー・システム研究の最先端を行く実践家・教育者・研究者である。特にアメリカのメソードとスタニスラフスキー・システムの比較研究などの学術的な労作がある、一方でペテルブルグの若手俳優の育成でも演劇大学の中心的存在である。この7月彼の著書『スタニスラフスキーとヨーガ』が日本でも刊行(未来社)される。 ◆演劇と教育 Vol.1「高校演劇と地域演劇」 畑澤聖悟(はたさわ せいご) 劇作家・演出家。1964年秋田県生まれ。劇団「渡辺源四郎商店」店主。青森市を拠点に全国的な演劇活動を展開している。05年『俺の屍を越えていけ』で日本劇作家大会短編戯曲コンクール最優秀賞、08年『ショウジさんの息子』でCoRich舞台芸術まつりグランプリ。ラジオドラマの脚本で文化庁芸術祭大賞などを受賞。現役の高校教員。指導した演劇部を8度の全国大会(うち最優秀賞3回、優秀賞4回)に導く。 Vol.2 「演劇教育のスタンダードを日本でどうつくるか」 東京演劇大学連盟(えんげきだいがくれんめい) 舞台芸術に関する教育・研究活動の連携を目的とし、上演実習を行う5大学(桜美林大学、玉川大学、多摩美術大学、桐朋学園芸術短期大学、日本大学)によって、2013年に設立された。毎年9月に共同製作公演を実施し、演劇教育のスタンダード構築を探求している。今年は、その第3回目として東京芸術劇場において野田秀樹作『カノン』を上演した。 |
参加費 | 各回1000円(学生500円 ※要学生証提示) ※受講当日に会場にてご精算いただきます。 |
募集人数 | 各回30名程度 ※先着順に受付いたします。定員に達し次第、受付を終了いたしますので、あらかじめご了承ください。 |
申込み方法 | 申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03‐5432‐1526(10時~19時) |
備考 | [主催] 公益財団法人せたがや文化財団/公益社団法人国際演劇協会日本センター [企画] 世田谷パブリックシアター/公益社団法人国際演劇協会日本センター [協賛] 東レ株式会社 [申込時のお願い事項] お申込みいただいた時点で、以下の項目に同意くださったものといたします。ご確認ください。 ◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護方針により管理いたします。 ◆WS・レクチャー中に取材・撮影が入る場合や、非営利目的の広報物・出版物等の使用を目的にスタッフが写真・動画の撮影をする場合があります。 ◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。 ◆お申込み時の必要事項は正確にご記入ください。 ◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償します。 ◆WS・レクチャー中に他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。 |