『舞台芸術のクリティック20《後期》』
シリーズ[舞台芸術のクリティック]は、演劇やダンスなどの批評を実践していく講座です。
ここでいう「批評」とは、単に作品の良し悪しを裁定したり、芸術を材料に使って思想や主張を展開したりするようなものではありません。他者の表現に接して、自分なりに感じたこと、考えたことを、また別のかたちで、別の他者へ向けて発信していく。その営みをひとまず「批評」と呼ぶことにします。もちろん、現代芸術において創作と批評は表裏一体のものです。創造的な視点で舞台芸術を捉えなおすために、受講者の積極的な発言や議論を期待します。
[舞台芸術のクリティック]は「舞台を読む」と「批評を書く」の二部構成で開講します。
まず第一部の「舞台を読む」では、舞台作品を分析的に読み解く視点や方法を習得するためのレクチャーを行い、「舞台を読む」とはどういうことかを多角的に検証すると同時に、現在の舞台芸術をめぐる主要な問題について考察します。
その上で第二部の「批評を書く」では、実際に批評を書いて、その講評やディスカッションを中心に進めていきます。単なる印象や感想にとどまらない「批評」のあり方を探っていきます。
舞台芸術に対する視野を拡げることで、観劇体験をより豊かなものにしたいと思っている方、演劇批評やダンス批評を書いていきたいと考えている方、舞台芸術に関する意見交換の場を持ちたい方など、幅広い受講者の参加を歓迎します。
お申込み | |
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2017/1/8(日)、1/14(土)、1/22(日)、2/5(日)、3/12(日) 全5回 | 受付終了 |
日程 | (1) 舞台を読む1「〈劇場〉としての批評」 2017/1/8(日)14:00~16:00 講師:八角聡仁 (2) 舞台を読む2「舞台が世界を〈読む〉方法」 2017/1/14(土)14:00~16:00 講師:森山直人 (3) 舞台を読む3「批評の意味とその前線」 2017/1/22(日)14:00~16:00 講師:高橋宏幸 (4) 批評を書く1「対象作品自由」 2017/2/5(日)14:00~17:00 講師:森山直人、高橋宏幸 (5) 批評を書く2「『お勢登場』/ピーピング・トム『ファーザー』」 ※上記2作品のうち、いずれか1作品をお選びいただき、批評をお書きいただきます。 2017/3/12(日)14:00~17:00 講師:八角聡仁、森山直人 ※各回の内容は進行状況等に応じて変更となる可能性がございます。 ※第5回対象公演のチケットのお申込については、受講申込みをいただいた方に、別途メールでご案内申し上げます(一般料金、日時指定有)。 なお、ご自身で手配いただいても構いません。 |
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場所 | 世田谷文化生活情報センターワークショップルームB、世田谷パブリックシアター稽古場 (三軒茶屋駅前キャロットタワー内) |
講師 | 《プロフィール》 ●八角 聡仁(やすみ あきひと) 1963年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部教授。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。演劇、ダンス、映画、写真、文学等に関する論考多数。編著に『現代写真のリアリティ』(角川学芸出版)他。 ●森山 直人(もりやま なおと) 1968年生まれ。演劇批評家。京都造形芸術大学芸術学部舞台芸術学科教授、舞台芸術研究センター主任研究員。KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)実行委員長。主な著書に『舞台芸術への招待』(共著)等。主な論文に、「チェーホフ/エドワード・ ヤン:「現代」を描き出すドラマトゥルギーの「古典性」について」(『アジア映画で〈世界〉を見る』(作品社所収)、「「記憶」と「感覚」――ユン・ハンソル 『ステップメモリーズ』の衝撃」(『F/T12 DOCUMENTS』)、「〈ドキュメンタリー〉が切り開く舞台」(『舞台芸術』9号)他多数。 ●高橋 宏幸(たかはし ひろゆき) 1978年生まれ。演劇批評家。 桐朋学園芸術短期大学常勤講師。 2013年度は、Asian Cultural Council のフェローをえて、ニューヨーク大学客員研究員。評論に「アゴラからアゴーンへ ― 平田オリザの位置」、 「 マイノリティの歪な位置―つかこうへい」(文藝別冊) 「プレ・ アンダーグラウンド演劇と60年安保」(批評研究)、「 00年代の演劇空間」(述4)など。 |
参加費 | 《後期》4,000円(全5回) ※受講初日に会場にてご精算いただきます。 |
定員 | 20名程度 |
締切り | 先着順に受付いたします。定員に達し次第、受付を終了いたしますので、あらかじめご了承ください。 |
申込み方法 | 申込みフォーム、または世田谷パブリックシアター学芸(03-5432-1526)までお電話ください。 《申込みフォーム利用時のご注意》 ・迷惑メール対策などで「アドレス指定受信」・「ドメイン指定受信」・「メールフィルター」など、インターネットメールの拒否設定を行っていると受信できないことがあります。世田谷パブリックシアター (@setagaya-pt.jp)からのメールが受信できるよう、設定の変更をお願いします。 ・自動返信メールが届かない場合は、お手数ですが、世田谷パブリックシアター学芸(03-5432-1526)までお電話ください。 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526 |
申込時のお願い事項 | お申込みいただいた時点で、以下の項目に同意くださったものといたします。ご確認ください。 ◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護方針により管理いたします。 ◆WS・レクチャー中に取材・撮影が入る場合や、非営利目的の広報物・出版物等の使用を目的にスタッフが写真・動画の撮影をする場合があります。 ◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。 ◆お申込み時の必要事項は正確にご記入ください。 ◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償します。 ◆WS・レクチャー中に他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。 |
備考 | [主催] 公益財団法人せたがや文化財団 [企画制作] 世田谷パブリックシアター [後援] 世田谷区 [協賛] 東レ株式会社 |