概要

ロシアより、レフ・ドージン演出作品28年ぶりの来日!シラーの名戯曲を研ぎ澄まされた演出と、珠玉の俳優陣で。

 

世田谷パブリックシアターでは、開場以来、世界のトップアーティストたちの舞台作品の数々を招聘してまいりました。
開場20周年を目前に控える2017年2月、芸術監督レフ・ドージン率いるロシア国立サンクトペテルブルグ マールイ・ドラマ劇場の『たくらみと恋』を招聘します。
ドージンの演出作が日本で観られるのは実に28年ぶりのこととなります。

『たくらみと恋』はドイツの劇作家シラーが1784年に書いた戯曲で、ドイツ版『ロミオとジュリエット』とも言われる、若い男女の報われぬ愛を描いた作品です。
ロミオとジュリエットがどこまでも純愛であったのに比べると、嫉妬や地位や名誉などの人間のおぞましい感情が若者二人の恋愛関係にも色濃く及ぶ点は、現代的な要素をこの作品が獲得していると言われる所以であり、それが文字通りタイトルにも『たくらみ(企み)と恋』というように、二項対立の言葉として現れているのです。

ドージン演出の『たくらみと恋』は、その研ぎ澄まされた現代的センスによる演出と、魅力あふれる俳優陣の卓越した演技が絶賛を博し、マールイ・ドラマ劇場の代表的なレパートリー作品となっています。
ロシア演劇の神髄を、是非劇場で目の当たりにしてください。

ロシア語上演[日本語字幕つき]

 


演出家ドージンの『たくらみと恋』のプロダクションは、若さに満ち、ナイフのように鋭利である。ドージンは、扱いにくいことで悪名高いこの劇を、権力の無情な働きを描いたテンポのよい寓話に変化させ、ロシアの批評家達を驚かせた。 -The Guardian newspaper(イギリス)

 

ドージンは過剰な自己主張はしないが、すべての瞬間において、とてつもない激しさとこれ以上ないクリアな表現で、彼独自の素晴らしいパフォーマンスをつくりあげる。……すべてのしぐさに動機があり、言葉には意味がある、すべての視線には標的がある。本当に驚嘆すべき俳優達だ。
―La Republica newspaper(イタリア)

 

この作品は、シラーの演劇の哲学的な意味と、その言葉に込められた辛らつな感情を、これまでにない程生き生きと、美しく表現している。 -Nezavisimaia Gazeta newspaper(ロシア)

スタッフ/キャスト

【作】 フリードリヒ・フォン・シラー
【上演台本・演出】 レフ・ドージン
【美術】 アレクサンドル・ボロフスキー

【出演】サンクトペテルブルグ マールイ・ドラマ劇場 劇団員

 

お客様へのお願い

本公演は演出の都合上、開演後の客席入場に際して、通常の公演に比べロビーにて長くお待ち頂くことになり、また本来のお席にご案内できない場合がございます。そのため下記の点にご留意を頂きたくお願いを申し上げます。

●ロビー開場は開演の1時間前、客席開場は開演の30分前です。余裕をもって、開演時間までにご来場ください。
●HPや公演チラシにてご案内しております通り、開演後は本来のお席にご案内出来ない場合がございます。何卒ご了承ください。
●開演後の入場時に、しばらくロビーにてお待ちいただく場合がございます。 何卒ご了承ください。

以上、演出の都合上、お客様にはご理解、ご協力を賜りたく、何卒よろしくお願い申し上げます。

あらすじ

ドイツの貴族ワルタワの息子フェルディナンドは、町に暮らす下級音楽家の娘ルイーゼと相思相愛の仲。一方ドイツの大公は外国の皇女との婚姻を前に、愛人のミルフォルド夫人を別の男と結婚させようとしていた。この話を聞きつけたワルタワは息子のフェルディナンドとミルフォルド夫人を結婚させ、大公に恩を売り、権力を手中にしようと策略をめぐらせはじめる。それを知り反抗するフェルディナンド。しかし、ワルタワは彼が夫人にプロポーズをしなければ、ルイーゼと彼女の家族を投獄すると脅す。そして、ルイーゼにも罠が仕掛けられ・・・。若者二人の愛が強い故に、大人たちの政治的都合に利用される。その愛は嫉妬や誤解を生み、二人の運命の歯車は大きく狂い始めていく。

当日券情報

1.電話予約
当日朝10:00~開演の2時間前まで世田谷パブリックシアターチケットセンター(電話03-5432-1515 )にて承ります。

2.窓口販売
開演の1時間前より、劇場入口の当日券受付にて販売します。

※当日券はお立見となります。
※お支払いは現金のみとなります

 ※前売券は残席がある限り、前日までご予約を承ります。
・世田谷パブリックシアターチケットセンター
公演日前日19:00まで、店頭&電話03-5432-1515にて受付
・世田谷パブリックシアターオンラインチケット
公演日前日23:30まで受付

詳細は各公演日当日の10:00以降に、世田谷パブリックシアターチケットセンター(03-5432-1515)までお問い合わせください。

メディア情報

12/26日(火)NIKKEI STYLE 演劇回顧2017
4/7(金)悲劇喜劇5月号 劇評
3/25(土) 神奈川県日本ユーラシア協会「日本とユーラシア」劇評
2/10 (金) 中央公論 公演情報
2/7 (火) 本経済新聞 朝刊 公演紹介
1/13(金) テアトロ2月号 公演紹介
12/28 (水) エル・ジャポン2月号  公演情報
11/9  (水) ステージナタリー 公演情

 

 

舞台写真

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公演日程表

観劇サポート

託児サービス

前売入場券を販売する公演では、基本的に託児サービスがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 2,200円(1名につき)
対象 生後6ヶ月以上9歳未満
申込 世田谷パブリックシアター
TEL 03-5432-1526
委託 キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。
お早めにご予約ください。
また、障害のあるお子様についてはご相談ください。

車椅子スペース

車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。
定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

料金 該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
申込 劇場チケットセンター
TEL 03-5432-1515

定員になり次第締め切らせていただきます。
お早めにご予約ください。


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