『舞台芸術のクリティック2022-23』
『舞台芸術のクリティック』は、演劇やダンスなどの批評を実践していく講座です。
ここでいう「批評」とは、単に作品の良し悪しを裁定したり、芸術を材料に使って思想や主張を展開したりするようなものではありません。他者の表現に接して、自分なりに感じたこと、考えたことを、また別のかたちで、別の他者へ向けて発信していく。その営みをひとまず「批評」と呼ぶことにします。もちろん、現代芸術において創作と批評は表裏一体のものです。創造的な視点で舞台芸術を捉えなおすために、受講者の積極的な発言や議論を期待します。
プログラムは「舞台を読む」と「批評を書く」の二部構成となります。
第一部の「舞台を読む」では、舞台作品を分析的に読み解く視点や方法を習得するためのレクチャーを行います。舞台を読むとはどういうことかを多角的に検証すると同時に、現在の舞台芸術をめぐる主要な問題について考察します。
第二部の「批評を書く」では、実際に批評を書いてみて、その講評やディスカッションを中心に進めます。印象や感想にとどまらない批評のあり方を探っていきます。
舞台芸術に対する視野を拡げることで、観劇体験をより豊かなものにしたいと思っている方、演劇批評やダンス批評を書いていきたいと考えている方、舞台芸術に関する意見交換の場を持ちたい方など、幅広い受講者の参加を歓迎します。
お申込み | |
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全日程 <2022年11月6日(日)、11月20日(日)、12月17日(土)、2023年1月15日(日)、2月19日(日)> | 受付終了 |
日程 | (1) 2022年11月6日(日)18:30~20:30 舞台を読む①「芸術・公共・批評」 講師:八角聡仁、高橋宏幸 (2)2022年11月20日(日)18:30~20:30 舞台を読む②「演劇・公共・Web」 講師:高橋宏幸 (3)2022年12月17日(土)18:30~20:30 舞台を読む③「舞台芸術とメディア社会」 講師:森山直人 (4)2023年1月15日(日)14:00~18:00 批評を書く①「対象作品自由」 講師:八角聡仁、森山直人 (5)2023年2月19日(日)14:00~18:00 批評を書く②「対象作品自由」 講師:八角聡仁、高橋宏幸 ※(4)(5)は事前に批評をお書きいただきます。批評対象の指定はありません。 ※各回の内容は進行状況等に応じて変更となる可能性がございます。 |
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会場 | (1)(4)世田谷文化生活情報センターセミナールームA(三軒茶屋駅前「キャロットタワー」5階) (2)(3)(5)世田谷パブリックシアター稽古場(「キャロットタワー」内) |
講師 | ●八角 聡仁(やすみ あきひと) 1963年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部教授。演劇、ダンス、映画、写真、文学等に関する論考多数。共編著に『現代写真のリアリティ』『土方巽-言葉と身体をめぐって』(角川学芸出版)他。 ●森山 直人(もりやま なおと) 1968年生まれ。演劇批評家。2001年10月から2022年3月まで、京都芸術大学舞台芸術学科教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員、及び機関誌『舞台芸術』編集委員。2012年から2019年まで、KYOTO EXPERIMENT(京都国際舞台芸術祭)実行委員長を務めた。著書に『舞台芸術の魅力』(共著、放送大学教育振興会)等。主な論文に、「日本語で「歌うこと」、「話すこと」:演劇的な「声」をめぐる考察」(『舞台芸術』24号)、「「日本現代演劇史」という「実験」――批評的素描の試み」(『舞台芸術』22号)、他多数。 ●高橋 宏幸(たかはし ひろゆき) 1978年生まれ。演劇批評家。桐朋学園芸術短期大学准教授。編著に『国を越えて アジアの芸術』。『テアトロ』、『図書新聞』で舞台評を連載。評論に「アゴラからアゴーンへ ― 平田オリザの位置」(文藝別冊)、「プレ・アンダーグラウンド演劇と60年安保」(批評研究)など。 |
受講料 | 4,000円(全5回分) ※受講初日に会場にてご精算いただきます。 |
持ち物 | マスク (室内履き※(2)(3)(5)の会場は土足厳禁です。必要な方はお持ちください) |
定員 | 20名程度 ※先着順。定員に達し次第、受付を終了いたします。 |
申込み方法 | 下の2つのお願い事項をご確認の上、ご了承いただけた方は、以下を記入して、世田谷パブリックシアター「舞台芸術のクリティック」係まで、郵送かFAXでお申込みください。 また、申込みフォームからもご応募いただけます。 (1)『舞台芸術のクリティック』 (2)氏名(ふりがな) (3)住所 (4)電話番号 (5)今回のレクチャーを知ったきっかけ (6)ひとこと [郵送先]〒154-0004 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階 世田谷パブリックシアター「舞台芸術のクリティック」係 [FAX]03-5432-1559 《申込みフォーム利用時のご注意》 ・迷惑メール対策などで「アドレス指定受信」・「ドメイン指定受信」・「メールフィルター」など、インターネットメールの拒否設定を行っていると受信できないことがあります。 世田谷パブリックシアター(@setagaya-pt.jp)からのメールが受信できるよう、設定の変更をお願いします。 ・自動返信メールが届かない場合は、お手数ですが、世田谷パブリックシアター学芸(03-5432-1526)までお電話ください。 |
申込み時のお願い事項 | お申込みいただいた時点で、以下の項目にご同意くださったものといたします。必ずご確認ください。 【お願い事項①】 ・体調が悪い場合は無理をせずにおやすみください。 ・来館時に37.5度以上の熱がある場合はご参加できません。 ・会場に入る前に、手洗い、うがい、手指の消毒をお願いします。 ・新型コロナの状況に応じ、急に開催をキャンセルする場合があります。 【お願い事項②】 ◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護規定により管理いたします。 ◆WS・レクチャー中に取材が入る場合や広報物・出版物・講演・展示等で使用する写真や動画の撮影をする場合があります。 ◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。 ◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償いたします。 ◆他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526 |
備考 | [主催]公益財団法人せたがや文化財団 [企画制作]世田谷パブリックシアター [後援]世田谷区 |