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ドラマ・リーディング19
『オルジァ』
Orgia by Pier Paolo Pasolini


僕は死んだばかり。
僕の身体は、変な服装でロープにぶら下がっている。

僕の最後の言葉がここで響いている。
「やっと死をうまく利用したやつがいるな」

その通り。本当に忌まわしい格好で首を吊ってぶら下がる前にそう言った。

首の骨を折り、もう冷たい死体になってロープにぶら下がり、皆さんに向かって話しているこの男は、皆と違わない、いわゆる普通 の男だった。
詩人でも、狂人でも、気の毒な奴でも、麻薬中毒でもなかった。
・・・

映画監督として有名なパゾリーニが、初めて演劇のために書いた『オルジァ』。パゾリーニ自身が「言葉の演劇」と名付けるこの戯曲は、自殺した男のプロローグから始まり、死と性と欲望に取り憑かれた男と女の声で溢れています。


[作] ピエロ・パオロ・パゾリーニ
[訳] キアラ・ボッタ、石井惠
[演出] 川村毅
[出演] 手塚とおる、西牟田恵
[日時]
2003年2月 22日(土)
23日(日)
19:00
14:00 ※終演後、トークあり
[場所] シアタートラム
[料金] 全席自由 1,000円(税込)
[前売開始] 2003年1月11日(土)
[前売取扱]
くりっくチケットセンター 03-5432-1515
チケットぴあ 0570-02-9999
[お問合せ] 世田谷パブリックシアター 03-5432−1526

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