僕は死んだばかり。
僕の身体は、変な服装でロープにぶら下がっている。
僕の最後の言葉がここで響いている。
「やっと死をうまく利用したやつがいるな」
その通り。本当に忌まわしい格好で首を吊ってぶら下がる前にそう言った。
首の骨を折り、もう冷たい死体になってロープにぶら下がり、皆さんに向かって話しているこの男は、皆と違わない、いわゆる普通
の男だった。
詩人でも、狂人でも、気の毒な奴でも、麻薬中毒でもなかった。
・・・
映画監督として有名なパゾリーニが、初めて演劇のために書いた『オルジァ』。パゾリーニ自身が「言葉の演劇」と名付けるこの戯曲は、自殺した男のプロローグから始まり、死と性と欲望に取り憑かれた男と女の声で溢れています。