『世界の同時代演劇』

SPT×ITIレクチャーシリーズ『世界の同時代演劇を知る』 2015年7月~10月

『世界の同時代演劇を知る!』レクチャーシリーズとは
第一線の作品創造から地域に向けた普及啓発・人材養成事業まで行う公共劇場―世田谷パブリックシアター(SPT)と、世界の演劇動向に最も詳しい国際演劇協会日本センター(ITI)の両者がタッグを組んだレクチャーシリーズ。
今年度は「世界の同時代演劇」「世界の演劇教育」「演劇と教育」「演劇と社会」を柱に、同時代の演劇を知るレクチャーを展開していきます。
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『演劇と社会/演劇制作の仕事』SPT×ITIレクチャーシリーズの情報はこちらから
『世界の演劇教育』『演劇と教育』SPT×ITIレクチャーシリーズの情報はこちらから
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お申込み
7/29(水)19:00〜21:00 受付終了
9/15(火)19:00〜21:00 受付終了
10/13(火)19:00〜21:00 受付終了
日程 ■世界の同時代演劇
Vol.1 「パキスタンのイスラーム文化と演劇の実情秘話」
7月29日(水)19:00~21:00
講師:村山和之(和光大学非常勤講師)

Vol.2 「ロベール・ルパージュの作品世界とその魅力」
9月15日(火)19:00~21:00
講師:藤井慎太郎(早稲田大学教授)

Vol.3 「アフリカ演劇に触れる―ウォレ・ショインカの世界」
10月13日(火)19:00~21:00
講師:粟飯原文子(法政大学教員)
内容 ■世界の同時代演劇
Vol.1 「パキスタンのイスラーム文化と演劇の実情秘話」
パキスタンは、1947年、インドとともに英領統治から独立したイスラーム教徒が全人口の98%を占める国である。演劇に関しては風俗描写に関しての検閲制度こそあれ、軍政下を除けば、イスラーム国家としては比較的自由な活動が認められてきた。本講では、現在パキスタンでみられる演劇において社会的影響力をもつアジョーカー劇場を代表とする「並行演劇」の活動を紹介する。また、並行演劇成立の土台となる伝統的なステージ・パフォーマンスも紹介してみたい。

Vol.2 「ロベール・ルパージュの作品世界とその魅力」
ロベール・ルパージュは、1980年代から世界の第一線で活躍を続ける演出家・俳優です。彼の代表的な演出作品をいくつか取り上げながら、映像や舞台装置の巧みな用い方に特徴的に見られる視覚性、言語・文化・メディアにおける複数性・横断性、遊び心を失わないままに展開されるメタシアター的思索、集団創造やワーク・イン・プログレスの手法、それらの基盤にあるケベック性・・・など、いくつかのキーワードを通じて、ロベール・ルパージュ作品の魅力の源泉に迫りたいと思います。

Vol.3 「アフリカ演劇に触れる―ウォレ・ショインカの世界」
ウォレ・ショインカ(1934年-)は、1986年にアフリカ初となるノーベル文学賞を受賞したナイジェリア出身の作家です。ショインカの演劇作品の数々は、ナイジェリアやアフリカではむろん、国際的にも非常に高い評価を受けてきました。本レクチャーでは、来る12月のITI主催「紛争地域から生まれた演劇7」においてリーディング講演が予定されている『狂人と専門家』(1970年)を中心に、『死と王の先導者』(1975年)などの代表作、そして彼の独自の芸術論やさまざまな活動に触れながら、現代アフリカ演劇の一断面を概観します。
場所 Vol.1と3 世田谷文化生活情報センターワークショップルームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー4階)
Vol.2 世田谷文化生活情報センター セミナールームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)
講師 《プロフィール》
■世界の同時代演劇
Vol.1 「パキスタンのイスラーム文化と演劇の実情秘話」
村山和之(むらやま かずゆき)
1964年生。南・西アジア文化研究。和光大学、立教大学などで南アジアの叙事詩『マハーバーラタ』やスーフィー芸能について講義を持っている。パキスタンの劇作家シャーヒド・ナディーム作『ブルカヴァガンザ』の日本語訳を担当し、2014年12月のリーディング上演に協力。

Vol.2 「ロベール・ルパージュの作品世界とその魅力」
藤井慎太郎(ふじい しんたろう)
早稲田大学文学部教授(フランス語圏舞台芸術論、文化政策学)。著作に監修書『ポストドラマ時代の創造力』(白水社、2014年)、共訳書『演劇学の教科書』(国書刊行会、2009年)、共編著『演劇学のキーワーズ』(ぺりかん社、2005年)など。『炎 アンサンディ』(シアタートラム、2014年)の翻訳も担当。

Vol.3 「アフリカ演劇に触れる―ウォレ・ショインカの世界」
粟飯原文子(あいはら あやこ)
法政大学国際文化学部教員。専門はアフリカ文学・文化、特に英語圏・仏語圏アフリカの小説を中心に研究をおこなう。訳書にチヌア・アチェベ『崩れゆく絆』、アルンダティ・ロイ『ゲリラと森を行く』、ヴィジャイ・プラシャド『褐色の世界史』。
参加費 各回1000円(学生500円 ※要学生証提示)
※受講当日に会場にてご精算いただきます。
募集人数 各回30名程度
※先着順に受付いたします。定員に達し次第、受付を終了いたしますので、あらかじめご了承ください。
申込み方法 申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03‐5432‐1526(10時~19時)
備考 [主催] 公益財団法人せたがや文化財団/公益社団法人国際演劇協会日本センター
[企画] 世田谷パブリックシアター/公益社団法人国際演劇協会日本センター
[協賛] 東レ株式会社

[申込時のお願い事項]
お申込みいただいた時点で、以下の項目に同意くださったものといたします。ご確認ください。
◆お申込み時にお預かりした個人情報は(公財)せたがや文化財団個人情報保護方針により管理いたします。
◆WS・レクチャー中に取材・撮影が入る場合や、非営利目的の広報物・出版物等の使用を目的にスタッフが写真・動画の撮影をする場合があります。
◆WS・レクチャー中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。
◆お申込み時の必要事項は正確にご記入ください。
◆WS・レクチャー中にけがをされた際、主催者側に過失のある場合は加入している保険の範囲内で補償します。
◆WS・レクチャー中に他の参加者への迷惑行為などがあった場合はご退出いただく場合があります。