ワークショップ・レクチャー

上演作品をめぐるレクチャーシリーズ2006
現代能楽集III 『鵺/NUE』

2006年11月3日よりシアタートラムで幕を開ける宮沢章夫作・演出 『鵺/NUE』。
上演に際し、宮沢作品を2倍も3倍も楽しんでいくために、さまざまな角度から『鵺』に迫るレクチャーを開催します。
オリジナルの能の名曲『鵺』とはどんな作品なのか?
そしてそもそも鵺とは何なのか?
宮沢章夫が『鵺/NUE』に蘇らせようとしたものは何だったのか?

そんな想像をしていくのが楽しくなるようなSePTのレクチャー。
観てから聴くか? 聴いてから観るか?
ご興味のある方は是非ご参加下さい!

 
 
日程 2006年
11月11日(土)16時30分?18時
◆「鵺―闇に棲むモノ」
平家物語「鵺の段」や太平記など、鵺が描かれた古典をひもときながら、能「鵺」について、映像資料などを用いながら、詳しく解説していきます。能の基本事項などにも触れていく予定です。

講師:小田幸子

11月12日(日)16時30分?18時
◆「鵺の住む世界」
霊の世界、闇の世界、怪しの世界に精通する宗教哲学者の鎌田東二が、平安時代の魔物「鵺」に表象された存在が何であるのか、語られた時代や土地に根付く文化の闇の側面から切り込んでいきます。

講師:鎌田東二
 
 
場所 世田谷文化生活情報センター セミナールーム
世田谷区太子堂4?1?1 キャロットタワー5階
 
 
講師 [プロフィール]

◇小田幸子(おださちこ)
能狂言研究家。博士(文学)。法政大学大学院博士課程修了後、武蔵野(女子)大学非常勤講師、法政大学能楽研究所兼任所員、聖徳 大学助教授等を経て、現在、日本女子大学非常勤講師。主要研究テーマは、能狂言の演出史・作品研究。復曲など、研究と舞台をつなぐ活動も意欲的に行っている。主な著書に『岩波講座能狂言VI 能鑑賞』(共著)、三省堂『狂言ハンドブック』(共著)、『能の舞台装置』(論文)、「能の演技と演出」(論文) ほか。


◇鎌田東二(かまたとうじ)
京都造形芸術大学教授。宗教哲学、日本思想史、民俗学。文学博士。法人東京自由大学運営委員長。猿田彦大神フォーラム世話人代表。専門の宗教哲学の範囲にとどまらず、猿田彦神社の「おひらきまつり」や「神戸からの祈り」などの新しい祭りの創出や各種イベントを開催。また、「神道ソングライター」としてCDリリース。石笛奏者でもある。主な著書は『翁童論』4部作、『記号と言霊』『聖なる場所の記憶』『神界のフィールドワーク』『神と仏の精神史』『神道のスピリチュアリティ』『呪殺・魔境論』『霊性の文学誌』など。近刊に『霊の発見』(五木寛之共著)がある。

 
 
参加費 1,000円
 
 
募集人数 定員30名(先着順、定員になり次第受付終了)
 
 
申込み方法 下記申込みフォームよりお申込みになるか、お電話(03-5432-1526)にてお申込み下さい。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター 学芸 03?5432?1526
 
 
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