ワークショップ・レクチャー

『世田谷パブリックシアターワークショップ解体!!』
~SPTワークショップラボ「実践編」~

世田谷パブリックシアターは、開館前の1989年から演劇ワークショップに取り組んできました。97年に劇場が開館してからは、さらに盛んに実施し、2003年からは地域の学校にも飛び出していきました。いまでは、年間250 回程度、劇場内外で演劇ワークショップを行っています。

そうしたこれまでの実践の中で、世田谷パブリックシアターが考えてきたこと、発見したこと、大事にしてきたことが数多くあります。

今回、当劇場の活動の中から抜き出した3つのワークショップ(学校の授業時間で行うもの/気軽に演劇を体験してもらうもの/作品発表までおこなうもの)を出発点に、参加者のみなさんのご質問におこたえしながら「世田谷パブリックシアターの演劇ワークショップ」を「解体」していきます。
進行役は、10年以上にわたり当劇場の演劇ワークショップを進行してきた3名のファシリテーターです。
この「解体」を通して、「ワークショップ中の選択、決断」、「ワークショップで大事にすべきこと」、「ワークショップは何を可能とするのか」などに迫っていきたいと思います。

演劇ワークショップのプログラム構成は、それだけを聞くと誰もができるような気になることがあります。ですが、ワークショップの質はファシリテーターによって大きく変化します。そうした質を左右するファシリテーターの進行は、必ずしもメソッドのみで捉えられるわけではありません。演劇ワークショップの「手法」ではなく「核」について考えていこうというのが、今回の試みです。

これから演劇ワークショップを進行してみたいと考えている方や、実践する中で悩んでいる方、「ファシリテーターってどんなことを考えてるの?」と気になる方など、どなたでも「演劇ワークショップの進行」にご興味のある方は、ぜひご参加ください。
一緒に「演劇ワークショップ」について考えていきましょう。

 
 
日程 2012年
12月8日(土)13時~17時
12月9日(日)10時~17時
(全2回)
 
 
場所 世田谷パブリックシアター 稽古場
 
 
講師 【進行】富永圭一、すずきこーた、柏木陽(8日のみ)
《プロフィール》
富永圭一(とみなが けいいち)
演出家、演劇ワークショップ・ファシリテーター。ワークショップグループ「abofa」主宰。世田谷パブリックシアター以外でも、全国の劇場や公共施設で演劇ワークショップの進行役として活躍中。

すずきこーた
演劇ワークショップ・ファシリテーター。演劇デザインギルド理事。演劇を「発見する・考える・伝える・受け取る道具」としてとらえ、劇場のみならず、様々な場でワークショップを行う。特に、小中高校などの教育現場での演劇的手法を取り入れた先駆的な授業は高い評価を受けている。また、在日外国人との多文化共生プログラムにも取り組んでいる。

柏木陽(かしわぎ あきら)
俳優、演出家、演劇ワークショップ・ファシリテーター。1993年、演劇集団「NOISE」に参加し、劇作家・演出家の故・如月小春とともに活動。2003年にNPO法人演劇百貨店を設立し、代表理事に就任。全国各地の劇場・児童館・美術館・学校などで、子どもたちとともに独自の演劇空間を作り出している。
 
 
参加費 1,000円(2日間)
 
 
対象 演劇ワークショップに関心のある方ならどなたでも
 
 
募集人数 15名程度
※先着順に受付いたします。定員に達し次第、受付を終了いたしますので、あらかじめご了承ください。
 
 
申込み方法 (1)氏名(ふりがな)、(2)住所、(3)電話番号、(4)年齢、(5)ワークショップや演劇経験の有無、(6)ひとこと を書いて
郵送、FAX(03-5432-1559)、または以下の申込みフォームよりお申込みください。

《郵送先》154-0004
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
世田谷パブリックシアター「ワークショップ解体!!」係

 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター 学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [主催] 公益財団法人せたがや文化財団
[後援] 世田谷区
[協賛] アサヒビール株式会社/東レ株式会社
 
 
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