ワークショップ・レクチャー

舞台芸術のクリティック15 

シリーズ〈舞台芸術のクリティック〉は、演劇やダンスなどの批評を実践していく講座です。今年度は、合評編「批評を書く」と理論編「舞台を読む」の二つのコースを設け、相互に連動しながら進めていきます。

合評編「批評を書く」コースでは、各回対象となる世田谷パブリックシアターの2011年度の主催公演の批評(2,000~4,000字程度)を提出いただき、講評とディスカッションを行います。批評を書くだけでなく、その批評を出発点に、同じ場に集った人々とディスカッションをしていくことを目指します。提出された方であれば、どなたでもご参加頂けます。

理論編「舞台を読む」コースでは、合評編「批評を書く」で扱う世田谷パブリックシアターの主催公演を念頭に置きながら、舞台作品を読み解くための視点や方法を幅広く探ります。舞台芸術をめぐる様々な問題に視野を広げ、単なる感想にとどまらない「批評」のあり方を考察していきます。各期の最後には、公演批評にかぎらず、講座を通じて受講者各自が見出したテーマについて2,000~4,000字程度の批評を書くことを目標に進めていきます。

 
 
日程 2011年
1.合評編「批評を書く」
(1) 『モリー・スウィーニー』
批評提出締切日:6月25日(土)必着
講評日:7月2日(土)14時~17時(途中休憩あり)
担当:八角聡仁、高橋宏幸
公演情報はこちらから『モリー・スウィーニー』

※ジョルジュ・ラヴォーダンの『テンペスト』は公演中止となりました

(2)現代能楽集Ⅵ『奇ッ怪 其ノ弐』
批評提出締切日:9月10日(土)必着
講評日:9月17日(土)14時~17時(途中休憩あり)
担当:八角聡仁、森山直人
公演情報はこちらから 現代能楽集Ⅵ 『奇ッ怪 其ノ弐』

(3)『往転-オウテン』「狂言劇場 その七」
批評提出締切日:12月12日(月)必着
講評日:12月17日(土)14時~17時(途中休憩あり)
講師:森山直人、高橋宏幸
公演情報はこちらから 『往転-オウテン』「狂言劇場 その七」

(4)「シアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.4」
  世田谷シルク『渡り鳥の信号待ち』/てがみ座『乱歩の恋文』
批評提出締切日:2012年2月3日(金)正午必着
講評日:2012年2月4日(土)14時~17時(途中休憩あり)
講師:高橋宏幸
公演情報はこちらから 『渡り鳥の信号待ち』、 『乱歩の恋文』

(5)『カラス/Les Corbeaux』、『サド侯爵夫人』
批評提出締切日:2012年3月26日(月)必着
講評日:2012年3月31日(土)14時~17時(途中休憩あり)
講師:八角聡仁、森山直人
公演情報はこちらから『カラス/Les Corbeaux』 『サド侯爵夫人』

※各回、該当作品の全てを扱います。作品ごとに時間を分けることはいたしません。

2.理論編「舞台を読む」
〈前期〉
(1)5月13日(金)19時~21時 講師:八角聡仁、高橋宏幸
(2)6月4日(土)19時~21時 講師:高橋宏幸
(3)8月28日(日)19時~21時 講師:八角聡仁
(4)9月10日(土)15時~17時 講師:八角聡仁、森山直人

〈後期〉
(1)11月5日(土)19時~21時 講師:森山直人、高橋宏幸
(2)11月19日(土)19時~21時 講師:高橋宏幸
(3)2012年2月5日(日)15時~17時 講師:森山直人
(4)2012年3月11日(日)19時~21時 講師:八角聡仁、森山直人

※各回の担当講師は変更の可能性があります。(随時ホームページに掲載)
 
 
場所 1.世田谷パブリックシアター 劇場事務所内会議室
2.世田谷文化生活情報センター セミナールームA(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)
 
 
講師 《プロフィール》
●八角 聡仁(やすみ あきひと)
1963年生まれ。批評家。近畿大学文芸学部教授。京都造形芸術大学舞台芸術研究センター主任研究員。演劇、ダンス、映画、写真、文学等に関する論考多数。編著に『現代写真のリアリティ』(角川学芸出版)他。

●森山直人(もりやま なおと)
1968年生まれ。演劇批評家。京都造形芸術大学芸術学部舞台芸術学科教授、舞台芸術研究センター主任研究員。主な論考に「ある亡霊との対話――高山明『雲。家。』の演出について」(『F/T09 DOCUMENTS』)「〈ドキュメンタリー〉が切り開く〈舞台〉」、「過渡期としての舞台空間――小劇場演劇における「昭和30年代」」(以上『舞台芸術』)他。

●高橋 宏幸(たかはし ひろゆき)
1978年生まれ。演劇批評、日本近現代演劇研究。日本女子大学、桐朋芸術短期大学などで非常勤講師。論文に「マイノリティの歪な位置―つかこうへい」(文藝別冊)、「00年代の演劇空間」(述4)など。演劇批評誌「シアターアーツ」35-42号の編集代表を務めた。
 
 
参加費 1.無料 ※対象の各作品をご覧頂き、批評を提出された方は、無料で参加できます。
2. [前期]6,000円(全4回)、[後期]6,000円(全4回)
※ポイントカード対象レクチャーです。ポイントカードとは世田谷パブリックシアターのレクチャーを5回受講頂くと、1 回無料で受講頂けるお得なカードです。
 
 
申込み方法 1.対象の各作品をご覧頂き、(1)お名前(ふりがな) (2)ご住所 (3)電話番号を明記の上、以下の応募要項にそって批評をご提出ください。
【応募要項】
字数:2,000~4,000字程度
締切:各回ごと必着
応募先:lec@setagaya-pt.jp
※批評を提出された方には、確認のメールを必ずお送りしております。万が一批評をお送り頂いた後に連絡がない場合は、お手数ですが劇場受付(03-5432-1526)まで、「舞台芸術のクリティック」の件でと、ご連絡をお願いいたします。

2.以下申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [協賛]  アサヒビール株式会社/東レ株式会社
 
 
受付は終了致しました。
ひとつ前のページへ戻る