ワークショップ・レクチャー

『日本の公共劇場を考える― vol 1 : 公共劇場を規定する法律』
パブリックシアターのためのアーツマネジメント講座2008

多目的ホール、貸し館運営を中心とした公共文化会館から一線を画した「公共劇場」が全国各地に生み出されるようになってから十数年がたちました。しかし、各公共劇場がそれぞれの地域で果たしている役割は、劇場を取り巻く環境によって異なります。講座『日本の公共劇場を考える』は、異なる専門分野の講師をお招きし、公共劇場の芸術監督、文化政策、地方自治体との関係、法律、そして歴史などを切り口に、各地域の公共劇場に共通する「公共劇場」の特徴について再考しながら、劇場が地域で果たすべき役割について考えていきたいと思います。

※なお、本講座は、世田谷パブリックシアターレクチャー2007『日本の公共劇場を考える』と内容が重複する部分がございます。ご了承下さい。

 
 
日程 2008年8月5日(火) 19時~21時
 
 
内容 戦後日本において文化を担う施設として建設されてきたものに博物館、美術館、そして図書館というものがあります。文化会館と呼ばれる舞台芸術を主目的とした施設が全国規模で展開されるようになるのが1980年代に入ってからのことですが、この施設ほど法的に脆弱なものはありません。なぜそのような位置づけになっているのかを知ること、また現在これらの施設がどのような法的な枠組みによって規定されているかを知ることは、運営の方法を考えていく上で重要になります。公立の文化会館、劇場が建設されてきた経緯を振り返りつつ、日本の舞台芸術振興の問題点を法的側面から明らかにします。
 
 
場所 世田谷文化生活情報センター セミナールーム(キャロットタワー5階)
 
 
講師 小林真理 (東京大学大学院人文社会系研究科准教授)
早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期修了。博士(人間科学)。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。専門は、文化政策と法、文化政策学、文化資源学。主な著書に『文化権の確立を目指してー文化振興法の国際比較と日本の現実』(勁草書房/単著)、『指定管理者制度で何が変わるか』(水曜社/共著)『アーツマネジメント概論』(水曜社/共著)、『文化政策学-法・経済・マネジメント』(有斐閣コンパクト/共著)、 『文化行政-はじまり・いま・みらい』(水曜社/共著)、『小出郷文化会館物語地方だからこそ文化のまちづくり』(水曜社/編著)、『文化政策を学ぶ人のために』(世界思想社/共著)、『指定管理者制度:文化的公共性を支えるのは誰か』(時事通信社・編著)などがある。
サイトはこちらから
 
 
参加費 1,500円
※受講初日に会場にてご精算いただきます。
 
 
募集人数 30名
※先着順に受付いたしておりますが、万が一定員に達してご参加いただけない場合はご連絡いたします。
 
 
申込み方法 下記申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター 学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [助成] アサヒビール芸術文化財団
 
 
受付は終了致しました。
ひとつ前のページへ戻る