ワークショップ・レクチャー

アジア現代演劇プロジェクト・シンポジウム
「アジア現代演劇コラボレーションの現在と未来」

2003年、世田谷パブリックシアターと国際交流基金の呼びかけによって、東南アジア各国の演劇人たちを中心として、集団による演劇創造の方法を探究するプロジェクト「アジア現代演劇コラボレーションプロジェクト/ローハン・ジャーニー」が始動しました。最終成果の共同制作作品『ホテル・グランド・アジア』(05年シアタートラム)発表後も、参加した演劇人同士の交流・共同作業は続けられ、新たな演劇創造の基盤となるネットワークを作り上げています。

この度、「ローハン・ジャーニー」の参加演劇人によるコラボレーション作品『ブレイク―ィング』『オン/オフ』を2月14日(木)~17日(日)にシアタートラムにて交互上演します。
この公演に合わせて、アジア圏の演劇人たちの創造的なネットワークづくりをさらに発展させるためのインフラストラクチャー構築について検討するシンポジウムを開催します。

「ローハン・ジャーニー」の参加演劇人たちが、今後のアジア演劇ネットワークの展開について提案し、彼らが生み出す新たな演劇コラボレーションとネットワークの動きに対して、日本が主体的に果たすべき役割、支援体制のあり方について考えていきます。


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日程 2008年
●第1日 2月20日(水)18時~21時30分
「マレーシアとインドネシア―現代演劇の現状とコラボレーションの有効性」
今回上演する『ブレイク-ィング』(マレーシア)、『オン/オフ』(インドネシア)でのコラボレーションの成果や課題について作品創造に携わった演出家たちが報告を行い、各国の社会状況が要請している演劇の役割とコラボレーションの有効性を検証していきます。
《第1部 活動報告》 《第2部 ディスカッション》
【パネリスト】
松井憲太郎 (世田谷パブリックシアター プログラムディレクター) 
ジョー・クカサス (マレーシア/演出家・劇作家・俳優/インスタント・カフェ・シアター・カンパニー芸術監督)
ナム・ロン (マレーシア/演出家・劇作家・俳優/オルタナティヴ・ステージ・カンパニー主宰)
ロー・コックマン (マレーシア/演出家・劇作家・俳優)
ディンドン・WS (インドネシア/演出家・劇作家・俳優/テアトル・クブール主宰)
ナルモン・タマプルックサー(タイ/演出家・俳優)
滝口健 (シンガポール国立大学博士課程)

  ●第2日 2月23日(土)18時~21時30分
「新たな演劇を生み出す環境―ネットワーク化と支援体制を考える」
「ローハン・ジャーニー」の参加メンバーは、さまざまなコラボレーション作品創造を通じて、アジアの演劇人たちのネットワークを構築しています。そうしたネットワークを、今後どのように展開・発展させていくべきか、演劇人としてどのように関わっていくか報告します。
また、環境整備を担う日本の機関が、こうしたネットワークの動きに対してどのように向き合うべきなのか、どのようにその役割を果たすべきなのかについて支援を行う立場から提案します。
《第1部 今後の展望について》《第2部 ディスカッション》
【パネリスト】
久野敦子 (セゾン文化財団 プログラムディレクター)
プラディット・プラサートーン (タイ/演出家・俳優/マカンポンシアター芸術監督)
ロディ・ヴェラ (フィリピン/演出家・劇作家・俳優)
ハレーシュ・シャーマ (シンガポール/ネセサリー・ステージ常任劇作家)
ハーバート・ゴー (フィリピン/演出家・俳優/前タンハーラン・フィリピーノ芸術監督)
ホセ・エストレーリャ (フィリピン/演出家/デュラアン・アップ・シアター・カンパニー芸術監督)
横道文司(国際交流基金芸術交流部 舞台芸術課 課長)
 
 
場所 シアタートラム
 
 
参加費 無料
 
 
申込み方法 劇場(03-5432-1526)までお電話いただくか、下記申込みフォームよりお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [主催] 国際交流基金
早稲田大学グローバルCOE「演劇・映像の国際的教育研究拠点」
財団法人せたがや文化財団

このシンポジウムは、早稲田大学グローバルCOE「演劇・映像の国際的教育研究拠点」芸術文化環境コースが、芸術文化の持続的発展を可能とする環境に関する研究の一環として、世田谷パブリックシアター、国際交流基金とともに開催するものです。
このシンポジウムと並行してセミナーを開催します。
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