公演情報->『残照のアルプス』

ドラマ・リーディング13+シンポジウム
【オーストリア同時代演劇】

『アルペングリューエン
- 残照のアルプス-』

Die Alpengluhen by Peter Turrini
 
今回のドラマ・リーディングは、オーストリアで今、一番話題の劇作家ペーター・トゥリーニの作品です。シンポジウムでは、日本ではあまり知られていないオーストリアの現代演劇の状況を、映像などの資料を使って紹介する予定です。
 
 『アルペングリューエン -残照のアルプス-』は、1993年に書かれたトゥリーニの代表作。オーストリア、チロル・アルプスの山荘で孤独に暮らす目の見えない老人が、盲人協会に若い女性の派遣を要請することから、物語は始まります。対話とモノローグ風回想の錯綜する中で、ふたりのアイデンティティが徐々に明らかにされて‥‥。
 
作者ペーター・トゥリーニは、1944年生まれ。木こり、鉄工所、織工場、ホテルと職業を点々とした後、オーストリアのアヴァンギャルド劇作家たちと出会い、70年初頭より社会批判的な作品を書き始めます。現代の消費社会における抑圧と暴力を批判するなど、トゥリーニには挑発的な作品が多くあります。
 
作:
ペーター・トゥリーニ
翻訳:
寺尾格
演出: 川村毅
出演: たかお鷹、前川麻子、網島郷太郎、笠木誠、友田憲宏、真す美
日程:
12月1日(金)午後7時
12月2日(土)午後7時
 
2日(土)午後2時より、シンポジウム「オーストリア現代演劇について」を行います。
<出演> ジルケ・ハスラー(演出家・ドラマトゥルグ)
池田信雄(ドイツ文学)
寺尾格(オーストリア演劇)
川村毅(演出家) 他
場所:
シアタートラム
料金:
1000円
前売開始:
11月1日(水)
チケット取扱:
くりっくチケットセンター 03-5432-1515
チケットぴあ 03-5237-9988
後援・協力:
オーストリア大使館

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