公演情報->ドラマ・リーディング(27)特集「ドイツ語圏の現代戯曲 vol.2」

ドラマ・リーディング(27)
特集「ドイツ語圏の現代戯曲 vol.2」

 
 
 
 「日本におけるドイツ年」(2005〜2006年)にちなんで、昨年6月にひきつづきドイツ語圏の現代戯曲をとりあげます。今回リーディングに登場するのは、現在ドイツ語圏でもっとも注目を集めている作家のひとり、エルフリーデ・イェリネク。 イェリネクはオーストリア生まれの作家・劇作家で、2004年にノーベル文学賞を受賞。また、2001年カンヌ映画祭グランプリ作品「ピアニスト」の原作者としても知られています。 演出は北九州市の「うずめ劇場」を拠点に活動するペーター・ゲスナー。挑発と風刺に満ちたイェリネクの世界をドイツ出身の演出家がどう読み解くか、ご期待ください。

エルフリーデ・イェリネク作
『汝、気にすることなかれ - シューベルトの歌曲にちなむ死の三部作』
"Machi nichts - Eine Kleine Trilogie des Todes" von Elfriede Jelinek

●作者 エルフリーデ・イェリネク Elfriede Jelinek
1946年オーストリア生まれ。ウィーンで育ち、ウィーン大学で演劇学と美術史を学ぶ。主な作品に、ベストセラーとなった小説「したい気分」「欲望」、戯曲『ブルク劇場』『トーテンアウベルク』『雲。家』『杖、竿、棒』などがあり、ビュヒナー賞はじめ数々の演劇賞を受賞。1983年の小説「ピアニスト」は2001年に映画化され、その年のカンヌ映画祭で三冠受賞して話題を集めた。
2004年、「豊かな音楽性を持つ多声的な表現で描いた小説や戯曲によって、社会の陳腐さや抑圧が生む不条理を暴いた」功績により、ノーベル文学賞を受賞。

●演出家 ペーター・ゲスナー Peter Goessner
旧東ドイツ、ライプチヒ出身。国立ベルリン俳優学校エルンスト・ブッシュで学び、ハレのターリア劇場で4年間演出、俳優として活躍。1993年より北九州市在住。うずめ劇場主宰。2000年(財)舞台芸術財団主催第一回利賀演出家コンクールで最優秀演出家賞受賞。2001年北九州市市民文化奨励賞受賞。2004年より、桐朋学園芸術短期大学演劇専攻科専任講師。
最近の演出作品にゲオルク・ビュヒナー作『レオンスとレーナ』、ペーター・トゥリーニ作『ねずみ狩り』がある。

[翻訳]
谷川道子
 
[演出] ペーター・ゲスナー
 
[出演]
新井純/真那胡敬二/小飯塚貴世江
 
[公演日程]
2006年3月 6日(月) 19:00○
○=公演終了後、翻訳者、演出家らによるトークあり。
 
[料金] 全席自由  1000円(税込)
 
[会場] シアタートラム
 
[チケット取扱] くりっくチケットセンター 03-5432-1515
世田谷パブリックシアターホームページからもお申し込みいただけます。
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/order/form_0601_004.html
 
[託児サービス] あり(定員あり・要予約)委託:キッズルームてぃんかぁべる三茶
対象:生後6カ月以上9歳未満(障害のあるお子さまについてはご相談ください)
料金:2,000円
お申し込み:世田谷パブリックシアター 03-5432-1530
※ご利用希望日3日前の正午までにお申し込み下さい。
 
[車椅子スペース] 専用の車椅子スペースをご用意しております。ご希望公演の該当エリアのチケット料金の10%割引でご購入いただけます。また、お付き添いの方1名様は無料となります。
お申し込み: くりっくチケットセンター 03-5432-1515(ご利用希望日前日までに)
(10:00〜18:00/月曜不定休)
なお、お座席でご観劇になる場合も、お席までご案内させていただきますので、劇場(03-5432-1526)へ予めご連絡をお願いします。
 
[お問い合せ] 世田谷パブリックシアター 03-5432-1526
 
[主催] 財団法人せたがや文化財団
 
[協力] 東京ドイツ文化センター/論創社/ドイツ戯曲翻訳プロジェクト
 
[企画制作] 世田谷パブリックシアター
 
*『汝、気にすることなかれ - シューベルトの歌曲にちなむ死の三部作』は2006年2月下旬、論創社より刊行される予定です。

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