お知らせ 2020.01.08

シアタートラム ネクスト・ジェネレーションvol.13
Pancetta(パンチェッタ)に決定しました!

世田谷パブリックシアターによる、若い才能の発掘と育成のための事業“シアタートラム ネクスト・ジェネレーション”。1年に1度、公募により選ばれた団体に劇場がサポートを行いシアタートラムでの上演機会を提供する企画。これまで、快快・FUKAIPRODUCE羽衣・ミナモザ・てがみ座・スズキ拓朗・泥棒対策ライト・悪い芝居など、現在演劇界で活躍中の多くの才能を輩出してきました。
第13回目として、2013年より活動を開始したPancetta(パンチェッタ)が選出されました。個性ある空間性、言葉の世界を持ち、多方面から注目を集めるアーティスト・一宮周平が企画、脚本、演出を行う団体です。2020年11月にシアタートラムで作品を上演します。

 

また、本上演は世田谷区芸術アワード“飛翔”(主催: 世田谷区、公益財団法人せたがや文化財団)の一環として行われ、舞台芸術部門・外部審査員及び世田谷区芸術アワード審査会が選定しました。

<第6回世田谷区芸術アワード“飛翔”受賞者>はこちら


【舞台芸術部門・外部審査員】
 岩松了(劇作家・演出家・俳優)  
 マキノノゾミ(劇作家・演出家) 
 小野寺修二(演出家)


【世田谷区芸術アワード審査会】
 (公財)せたがや文化財団 理事長  永井多惠子
 同 せたがやパブリックシアター芸術監督  野村萬斎
 同 音楽事業部音楽監督  池辺晋一郎
 同 世田谷美術館館長  酒井忠康
 同 世田谷文学館館長  菅野昭正
   世田谷区副区長  岡田篤

 


受賞/Pancetta(パンチェッタ)

 

パンチェッタ (Pancetta)b_400パンチェッタ (Pancetta)一宮周一s_197
                Pancetta過去公演写真                        一宮周平

一宮周平が企画、脚本、演出を行う団体。出演者、スタッフはその都度集められる。2013年5月22日より活動。人間の身体を駆使し、表現の可能性を示唆する類を見ない表現を追求し、生でこそ価値のあるものづくりを念頭に面白さを追求し続けている。グリーンフェスタ2017、第9回せんがわ演劇コンクール グランプリ・オーディエンス賞・俳優賞、若手演出家コンクール2018 最優秀賞・観客賞など各賞受賞。

 


一宮周平 受賞コメント

この度は、第6回世田谷区芸術アワード“飛翔”に選出していただきとても光栄に思います。この賞の名前は飛翔。しかし私は飛ぶことも翔ぶことも出来ません。だからせめて跳べるように、前にある小さな壁を越え続けていけたらと思います。いつの日か大空を羽ばたいている私を夢見て。

ぜひ11月の公演を楽しみにしていただけたらと思います。この度はありがとうございます。

 


外部審査員選評

岩松 了
何が面白いと言って、例えば女二人が正体不明の男に、女1「あの、あなた何が見えますか?」と言って、男1が机だ、椅子だと言い、他にはと聞かれて「いい、お天気ですね」とこたえ、相槌を打つ女2に「雨が降るかもしれませんね」と言うと、頷いた女2の脇で女1が「見えてないわよ、私たちのこと」と言う。女2も「うん」と言う。この流れ。いや、劇性と言うべきか。人の精神に空白があるように、人を取り巻くこの世界にも見えざる空洞があるのだろう。いや、見えて然るべき、なのか?そんなことを感じさせてくれる戯曲『un』。もしやこれは戯曲を選考する企画ではないのかもしれないが、この段階で判断するのは戯曲しかない。上演されたものを観てガッカリしないとも限らないが(この手の作家は本が面白すぎて演出には不向きという場合がおうおうにしてあるものだ)、そんな不安を吹き飛ばす公演を期待したい。

 
マキノノゾミ
戯曲および舞台表現のそれぞれには、まだ突出した部分が少なく不満も感じたが、全体的なバランスが良く、まとまりがある点を評価した。押し付け感のない軽やかなバカバカしさと独特の乾いたユーモアのセンスは、彼らの個性であり、最大の武器であると思う。
応募作が、これまでのような短篇コントのオムニバスではなく、長編作品となっている意欲も買う。
近未来を設定する戯曲はよくあるが、「科学の発達により人間が排泄行為を必要としなくなった世界」というのは、なかなか類を見ない発想のセンスである。
これからの伸びしろの大きな集団であると思う。

 
小野寺修二
今回は、シアタートラムで自分が観たいもの、その団体の可能性について考えながら参加させていただきました。その中で『パンチェッタ』に興味惹かれました。断片を繋ぎ、物語としていく、最小の道具で美術とするなど、共感できる瞬間が多くありました。新作では、断片の繋ぎではなく物語を語るとのこと。テキストも隙間を感じさせる、観客に想像を促すものでした。スタイルを踏襲しつつ、どう発展するのか?可能性と期待を感じます。ぐっと大きくなる空間でのチャレンジを是非観てみたい!そう思いました。

 


<シアタートラム ネクスト・ジェネレーション 過去参加団体>

vol.1(2009)サスペンデッズ、toi、エビビモpro.

OR0901280001エビビモ058

 

vol.2(2010)快快、演劇ユニット G.com、FUKAIPRODUCE羽衣

 

vol.3(2011)文月堂、ミナモザ、インパラプレパラート

エビビモ058

 

vol.4(2012)世田谷シルク、演劇ユニット てがみ座

 

vol.5(2013)カムヰヤッセン、演劇集団 砂地

 

vol.6(2014)tamagoPLIN

 

vol.7(2015)趣向

 

vol.8(2016)開幕ペナントレース

 

vol.9(2017)泥棒対策ライト

 

vol.10(2018) to R mansion

 

vol.11(2018) らまのだ

 181128 (133) s

 

 

 

 

 

 

 

vol.12(2019) 悪い芝居

01.シアタートラム ネクスト・ジェネレーション vol.12 悪い芝居 vol.25 『ミー・アット・ザ・ズー』photo by bozzo(2019年 会場:シアタートラム) 1204_MEatTHEZOO_110 _210