【講座内容・スケジュール】
長期ワークショップを通し、俳優との緊密な作業から作品を立ち上げていく松本修さん、作品創造において複数の表現メディアをプロセスの中を取り込んでいく宮沢章夫さん、そして俳優の内言の表象を通じて「述語の演劇」の創造を目指す太田省吾さん。日本の現代演劇界を担う3名の演出家の人々を招き、個別の作品論でなく、創作の方法の核心について語ってもらいます。3名の演出家の方たちのこれまでの、そしてこれからの創造活動についてのお話を通じ、舞台芸術における「演出」の意義について再考するきっかけにしていきたいと思います(この講座は各回ごとの参加も可能です)。
2月11日(土) |
15時~16時45分 |
「ワークショップからの作品創造」
松本修 |
3月1日(水) |
19時~20時45分 |
「創作の視点」
宮沢章夫 |
3月9日(木) |
19時~20時45分 |
「俳優の内言の表象―『述語の演劇』」
太田省吾 |
【講師プロフィール】
松本修(まつもと・おさむ)
1955年札幌市生まれ。演出家。89年に演劇集団MODEを設立。チェーホフ、ベケット、ワイルダーなどの戯曲を翻案・再構成し、高い評価を得る。北海道演劇財団の常任演出家、世田谷パブリックシアターのアソシエイト・ディレクターを経て、2001年に『アメリカ』(カフカ原作)を初演、03年の再演では数々の演劇賞を受賞。他の代表作に『わたしが子どもだったころ』、『魚の祭』、『プラトーノフ』、『城』など。近畿大学文芸学部芸術学科演劇・芸能専攻助教授。
宮沢章夫(みやざわ・あきお)
1956年静岡県生まれ。劇作家・演出家・作家。90年、作品ごとに俳優を集めて上演するスタイルの「遊園地再生事業団」の活動を開始し、『ヒネミ』(92年)で岸田戯曲賞受賞。10年間で十数本の舞台作品を発表後、休止期間を経て、03年に新たな公演活動を開始する。最新作は05年『トーキョー/不在/ハムレット』。その他エッセイ、評論、小説など執筆も多く、05年からは早稲田大学客員教授に就任するなど活動は多岐に渡る。
太田省吾(おおた・しょうご)
1939年中国済南市生まれ。劇作家、演出家。70~88年まで、劇団転形劇場を主宰。台詞を削ぎ落とし、ゆるやかな動きで通した「沈黙劇」のスタイルを創出。『小町風伝』で第22回岸田國士戯曲賞。湘南台文化センター市民シアター芸術監督を経て、現在、京都造形芸術大学教授。主な作品に『水の駅』 『更地』など。最近刊書、『なにもかもなくしてみる』五柳書院。
【参加費】
3,000円(全3回)、1,200円(各回)
申し込みはこちらから |
 |
|
【応募の締切&受講の可否】
先着順。定員に達し次第受付を終了いたします。
【会場】
世田谷文化生活情報センター5階セミナールーム
〒154-0004
世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階
TEL 03-5432-1526
交通 |
東急田園都市線「三軒茶屋」下車 徒歩2分 |
|
東急世田谷線「三軒茶屋」下車すぐ |
|
小田急・東急バス「三軒茶屋」下車すぐ |
地図はこちら
|