公演情報->『トリトン』 |
■作品内容■ この作品は、サーカス小屋を舞台にサーカスをモチーフにした、ユーモラスで夢にあふれたダンス作品です。また、こどもの頃、サーカスという言葉の響きには理由なく心がわくわくした事を懐かしく思い出させる舞台です。 舞台上には、サーカステントを思わせる鉄骨のアーチが組まれ、大きな円形の台が置かれています。その両サイドには楽屋を思わせる豆電球に囲まれた化粧鏡と椅子が並びます。 そこに登場するのは、奇想天外な芸人たち。 歌を唄うシャム双生児や宇宙人のような長い足のダンサーがヘンテコなダンスを披露し、ジャグラーは種も仕掛けもバレバレの芸をします。 遊びも重要なモチーフの一つとして使われ、例えば、お腹を精一杯膨らませた男のダンサーが登場します。彼が、女のダンサーに自分のお腹の息全部を吹き込む動作をします。すると、女のダンサーのお腹がみるみる膨らみ、二人の相互空気交換・・・ごっこは楽しげに繰り返され、無邪気なこどもの遊びのように続きます。 この様な、奇想天外で驚きに満ちた表現が連続します。ドゥクフレの豊富なダンスの語彙が約1時間15分の上演時間中にあふれ、それが鎖のように繋がり1つの世界"ノスタルジックでファンタジーに満ちたダンス作品"を紡ぎます。 ■公演概要■
■プロフィール■ フィリップ・ドゥクフレ(振付・演出家/カンパニーD.C.A.主宰) 1961年パリに生まれる。現在フランスを代表する振付家。 パリの国立サーカス学校で1年、マルセル・マルソー・スクールでパントマイムの教育を受ける。その後アンジェの国立振付センターでアルウィン・ニコライに師事し、奨学金を得てニューヨークのマース・カニングハムカンパニーで学ぶ。1983年自らのダンス・カンパニー、D.C.A.を設立。1986年「コデックス」を発表、高い評価を得る。1990年アルヴェールビル冬季オリンピックの開・閉会式の振付と演出を担当。1920年代のロシア構成主義からインスピレーションを得て演出されたこのセレモニーは世界中の人々の目をテレビに釘付けにした。日本には94年「プティット・ピエス・モンテ」で初来日し、96年にはミュージカル・コメディ「ドラ、百万回生きた猫」(沢田研二・山瀬まみ主演)を演出した。 主な作品に「シャザム!」(1998年)「デコデックス」(1995年)「プティット・ピエス・モンテ」(1993年)「トリトン」(1990年)など。短編映画やビデオ・CMの制作もしており数々の賞を受賞している。 |
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