公演情報->世田谷パブリックシアター芸術監督 野村萬斎が挑む「ハムレット」 |
昨年夏の就任以来、芸術監督としての存在感を日々色濃くしている、野村萬斎。今年は『ハムレット』に挑戦します。今回の舞台では、日本の伝統芸能を代表する狂言師ならではのこだわりで、コトバの響き、リズムにこだわった新訳を、河合祥一郎氏に依頼。壮大な舞台装置を背景に、シェイクスピアが生きたエリザベス王朝時代の舞台さながらの全員男優というキャスティングで、物語もよりダイナミックに展開します。 数々の名作を生み出し世界的に活躍する気鋭の演出家ジョナサン・ケントを始めとして、装置・衣裳のポール・ブラウン、そして照明、音楽とメインスタッフは英国人。出演は、野村萬斎、津嘉山正種、壤晴彦、篠井英介をはじめ、歌舞伎、新劇、小劇場で活躍する日本の男優たち。英国サドラーズ・ウェルズ劇場での上演も決まり、日英の文化の融合から生まれ、まさに世界に向かって発信する新しい『ハムレット』です。是非お見逃しなく。 ◎3月20日の記者会見でのコメント◎ ジョナサン・ケント(演出) 「日本とイギリス、2つの文化の融合から生まれるこの作品を、今の時代にプレゼンテートできることを、また、日本から発信することを楽しみにしています」 河合祥一郎(翻訳) 「言葉の響きやリズムに、徹底的にこだわった戯曲です。日本側の責任者である萬斎氏からも、たくさんのダメ出しをもらいました(笑)」 野村萬斎(ハムレット役) 「かつてイギリス留学したことで自分の演劇観が広がりました。その留学中に学んだことを、これまでも自分なりの方法で試してきましたが、日本とイギリス、現代と伝統という思考の集大成として、今回の『ハムレット』をイギリスに向けて発信していきたいですね」 篠井英介(ガートルード役) 「高校生の頃から、現代演劇の女形になりたいと思っていた。そのことを相談して笑われてしまった担任のお陰で、逆に今の自分があるのかもしれません(笑)。今回の出演が、自分自身にとって、一つのエポックとなるよう頑張りたい。」 壤晴彦(ポローニアス役) 「今回の舞台セットがとても素晴らしく、この中で演じてみたいという衝動に駆られました。美しい台詞というのは、朗じていてとても気持ちがいいものです。今回の新訳は言葉の音にこだわったと聞いていますが、どんな言葉が喋れるかとても楽しみです。」 吉田鋼太郎(クローディアス役) 「ハムレット役で紀伊国屋演劇賞をとりました。稽古の後、一杯飲みながら、萬斎さんにダメ出しをしようと思っています(笑)。男性ばかりが出演しますが、女性ばかりでなく男性の観客にも足を運んでもらいたいですね」 中村芝のぶ(オフィーリア役) 「オフィーリア役で感激しております。実は、西洋の作品では初めて女形を演じるのですが、篠井さんに教えて頂きながら(笑)、精一杯、務めたいと思います」 |
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