結成18年の木管三重奏団アンサンブルコンソナンツに、フルートの吉岡アカリを加え、木管と朗読のアンサンブルをお届けします。

そして、高名な詩人であり音楽との関わりも深い、ご存じ谷川俊太郎さんと、演劇に朗読に著作に独特の世界を築いていらっしゃる女優、岸田今日子さん、このお二人にトークも交えて音楽と遊んでもらおうというちょっと贅沢な夕べです。
メインは谷川俊太郎/作「はだか」に作曲家吉川和夫が曲をつけたオリジナル作品、「はだか」のカプリス。谷川、岸田両氏が、時には一緒に、時にはばらばらに、違う詩を読むというステレオ朗読と、絶妙な音楽の合いの手が不思議な感動を呼び起こします。幼年期から思春期にかけての揺れるような子供の気持ちが、子供にも、大人にもそっとすり寄ってくるような作品です。
また、色とりどりにお話の花を咲かせる、魔法使いのような岸田今日子さん。ご自身で語られることばは一層心に響くものになるでしょう。

そんなお二人の作品を、高名ではないが愛がある私達音楽家がやさしい調べで色付けします。

すべての子供達と、むかし子供だったすべての大人たち、今夜ここに集まれ！