フランス現代演劇の一年 '02
日仏演劇コラボレーション
『屏 風』
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世田谷パブリックシアターでは、フランスの演劇、舞踊分野で活躍する舞台人を日本に招き、日本の舞台関係者と知識や技術を交換し、また、フランスの質の高い舞台芸術を多角的な視野から日本の観客に紹介し、日本の舞台芸術に創造的な刺激を与えることを目的として、「フランス現代演劇の一年」の事業を行ってきました。
今回、その3回目として、世界的に著名なフランスの小説家、劇作家ジャン・ジュネの戯曲『屏風』を、フランスの二つの国立劇場(コリーヌ国立劇場/パリ、クワルツ国立演劇センター/ブレスト)と結城座、世田谷パブリックシアターの共同制作企画作品として上演します。
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公 演 概 要
[スケジュール]
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ブレスト |
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クワルツ国立演劇センター
2002年4月24日〜4月27日(4ステージ) |
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パ リ |
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コリーヌ国立劇場
2002年5月17日〜6月14日(25ステージ) |
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東 京 |
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世田谷パブリックシアター
2002年7月4〜7日(4ステージ) |
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ザルツブルグ |
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ザルツブルグ芸術祭
2002年8月17〜18日(2ステージ) |
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ヨーロッパ |
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リモージュ他
2003年1月〜2月 |
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[作品名] |
屏風
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[原 作] |
ジャン・ジュネ
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[演 出] |
フレデリック・フィスバック
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[舞台美術] |
エマニュエル・クロリュス
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[音 楽 ] |
ティエリ・フルニエ
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[衣 裳 ] |
オルガ・カルピンスキー
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[照 明 ] |
ダニエル・レヴィ
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[翻訳/字幕翻訳] |
藤井慎太郎
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[演出助手] |
アレクシス・フィシェ
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[出 演] |
語り |
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ヴァレリー・ブランション |
語り |
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クリストフ・ブロー |
母親 |
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ロランス・マイヨール |
サイード |
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ジュセッペ・モリノ |
レイラ |
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ブノワ・レジヨ |
人形遣い |
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結城座 |
結城孫三郎
結城一糸
結城千恵
畑崎潤一
伊藤肇
植松聡 |
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[会場] |
世田谷パブリックシアター
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[日時] |
2002年 |
7月 |
4日(木)
5日(金)
6日(土)
7日(日) |
午後7時
午後7時
午後2時+トーク
午後2時 |
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[料金]
(全席指定・税込) |
A席 一般 5,000円、SePT倶楽部 4,500円
B席 3,500円
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[前売開始] |
一般 5月12日(日)
SePT倶楽部会員 5月10日(金)
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[主催] |
フランス現代演劇の一年実行委員会
結城座
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[企画・制作] |
世田谷パブリックシアター
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[協賛] |
東レ/日産/エール・フランス/資生堂 他
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[助成] |
笹川日仏財団 他
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フランス側 |
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[共同製作] |
レジダンス:クァルツ劇場(ブレスト国立舞台芸術センター、フランス)
アンサンブル・アトピーク(助成:文化省、リムーザン地方文化局)
ヴィトリー・ステュディオ=シアター(助成:文化省、イル・ド・フランス地方文化局、ヴァル・ド・マルヌ県、ヴィトリー・スュル・セーヌ市)
コリーヌ国立劇場(パリ)
ユニオン劇場(リモージュ国立芸術センター、フランス)
マイヨン劇場(ストラスブルグ国立舞台芸術センター、フランス)
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[助 成] |
AFAA(フランス外務省芸術活動協会)
ジャン・リュルサ劇場(オービュッソン国立舞台芸術センター)
ヴィレット公園
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■プロフィール■
フレデリック・フィスバック 構成・演出 |
1966年生まれ。パリ国立高等演劇学院卒業後、1991〜93年、サン=ドニ市ジェラール・フィリップ劇場に俳優として所属。91年より、学校、大学、心理療法などの場で数々のワークショップを行う。
94〜97年、ナンテールのアマンディエ劇場に俳優、演出家として参加、自作の脚本やクローデル、カフカ、ストリンドベリなどの作品を演出。96年より、プロの演劇集団「アンサンブル・アトピーク」を主催、演劇活動を行っている。
98年7月、平田オリザの『東京ノート』仏語版のドラマ・リーディング(ジェラール・フィリップ劇場)を演出したことが、日本との交流のきっかけとなり、99年には、日本に長期滞在し『われらヒーロー』を演出上演、また、世田谷パブリックシアターにおいて、プロの女優たちとワークショップを行う。
2000年1月には、『東京ノート』を演出上演し、フランス国内で高い評価を得る。
近年は、オペラ作品、コンテンポラリーダンスなど、演劇以外の分野での演出もあり、2001年には、フランスの若手振付家ベルナルド・モンテとの共同作品を発表、アヴィニョン演劇祭などで、やはり高い評価を受けた。
ブレストのクァルツ劇場の契約演出家を経て、2002年1月より、ヴィトリー・スタジオシアターのディレクターに就任。フランス現代演劇界ではもっとも注目される若手演出家である。
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最近の演出作品 |
2001年 |
『ベレニス』(ラシーヌ作) ベルナルド・モンテ振付
クワルツ国立劇場(ブレスト)、バスティーユ劇場(パリ)、アヴィニヨン演劇祭他 |
2000年 |
オペラ『フォーエヴァー・ヴァリー』(マリー・ルドネの小説より)
ジェラール・ペッソン音楽
アマンディエ劇場(ナンテール)
『東京ノート』(平田オリザ作)
クワルツ国立劇場(ブレスト)、ヴィレット公演(パリ)、他 |
1999年 |
『われらヒーロー』(ジャン=リュック・ラガルス作)
利賀・春のフェスティバル、こまばアゴラ劇場 |
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