ワークショップ・レクチャー

『春琴』
上演作品レクチャー2010

チラシ画像/

谷崎潤一郎の小説『春琴抄』と随筆『陰翳礼讃』をモチーフに、演出家サイモン・マクバーニーが日本の俳優らとともに創造した『春琴』。08年に初演、09年に再演され高い評価を得てきた本作を、世田谷パブリックシアターにて12月2日(木)より上演いたします。

このたびの上演にあわせて、公演期間中の12月5日(日)に、本公演をよりさまざまな角度からお楽しみいただくためのレクチャーをご用意しました。

初演時に出演し、今回再びの出演となる笈田ヨシさんと、現代美術作家の杉本博司さんによる対談でお送りします。『春琴』の舞台上に描き出される光と陰のありようを起点とし、美術や建築などの射程を見据えながら、《陰翳礼讃》について広く考えていきます。

※上演作品レクチャーの会場が、世田谷パブリックシアターからセミナールーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)に変更になりました。

※予定枚数が終了しました。
当日券の販売はございませんので、ご了承ください。

 
 
日程 2010年12月5日(日) 17時30分
ゲスト: 笈田ヨシ/杉本博司
司会: 橋本麻里

※1時間30分程度を予定しています。

『春琴』公演情報はこちらから
 
 
場所 世田谷文化生活情報センター
セミナールーム(三軒茶屋駅前キャロットタワー5階)
 
 
講師 《プロフィール》
笈田 ヨシ(おいだ よし)
俳優・演出家。文学座、劇団四季を経て、1968年にロンドンでピーター・ブルック演出『テンペスト』に出演。以後、活動の拠点をヨーロッパに移し、70年にはブルック率いるCIRT(国際演劇研究センター)のメンバーとなり、様々な演劇研究プログラムに参加する。ブルック演出『マハーバーラタ』『テンペスト』『ザ・マン・フー』の日本公演に出演。75年からは演劇・ダンスやオペラの演出家としても活動。フランス国家が制定するレジオンドヌール勲章として92年に「シュバリエ章」、2007年には「オフィシエ章」を受章。

杉本 博司(すぎもと ひろし)
現代美術作家。立教大学卒業後、1970年に渡米、74年よりニューヨークに拠点を移し写真制作を開始。「劇場」「海景」などに代表される作品は、明確なコンセプトと卓越した技術で高い評価を確立し、世界中の美術館に収蔵されている。近年は執筆、設計へも活動の幅を広げ、2008年には2冊目の論考集『現な像』(新潮社)が刊行。同年㈱新素材研究所を設立、09年に開館したIZU PHOTO MUSEUM(静岡)の内装設計・造園を手掛ける。88年毎日芸術賞、01年ハッセルブラッド国際写真賞、09年第21回高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。10年秋の紫綬褒章を受章。

橋本 麻里(はしもと まり)
日本美術を主な領域とするフリーランスライター、エディター。明治学院大学非常勤講師(日本美術史)。高校美術教科書の編集・執筆、『BRUTUS』『Casa BRUTUS』『考える人』ほかで連載中。

 
 
参加費 1,000円(全席自由)
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515 
 
 
備考 [主催] 財団法人せたがや文化財団
[企画制作] 世田谷パブリックシアター
[後援] 世田谷区
[協賛] アサヒビール株式会社/東レ株式会社

  平成22年度文化庁芸術拠点形成事業
 
 
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