ワークショップ・レクチャー

『地域社会と芸術―vol.2(越後妻有アートトリエンナーレ)
アートによる地域活性化』

パブリックシアターのためのアーツマネジメント講座2008

専門家の方々をお招きして、それぞれの方のフィールドでの活動例や考え方をお話していただく中で、芸術が社会と結びついていくためのさまざまな関係の在り方を検討します。また、劇場やその他の地域における空間がどのように地域の魅力ある拠点、オープンスペースとなりうるのかということを考えていきます。
今年度は、魚沼市小出郷文化会館の榎本広樹さん、「大地の芸 術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」総合ディレクター北川フラムさん、「BEPPU PROJECT」の山出淳也さん、そして「クリエイティブシティ横浜」を進めている横浜市参与(東京大学)の北沢猛さんというラインナップでお送りします。

※なお、本講座は、世田谷パブリックシアターレクチャー2007の講座と、内容が重複する部分がございます。ご了承下さい。

 
 
日程 2008年9月30日(火) 19時~21時 
 
 
内容  2000年から3年に一度行われている"大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ"。1500年もの間農業を通して大地とかかわってきた中山間地が、近代化の過程での若者労働者の都市への流出、国策による農業の迷走に抗して、アートに何ができるのかという試みの祭典である。アートあるいはアーティストというまさに異質な世界がこの地域にやってくることで惹き起こされた疑問と反感。それはやがて、アーティストが地元から学んで「里山」の景観と生活を舞台に作品をともにつくろうとした時、 興味と共感を呼び、さらには協働にまでいきついたところにこのプロジェクトの意味があった。「人間は自然に内包される」というテーマのもと、アートを媒介にして「地域」「世代」「ジャンル」を越えた流動化と労働が「都市と地域の交換」に至るまでを報告する。
 
 
場所 世田谷文化生活情報センターワークショップルームA(キャロットタワー4階)
 
 
講師 北川 フラム(きたがわ・ふらむ)
アートディレクター。1946年新潟県高田市(現上越市)生まれ。東京芸術大学卒業。主なプロデュースとして、「アントニオ・ガウディ展」、「アパルトヘイト否!国際美術展」等。街づくりの実践では、「ファーレ立 川アート計画」、「越後妻有アートネックレス整備構想」の総合ディレクター等多数。同プロジェクトによる 「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」は2001年の「ふるさとイベント大賞」のグランプリを受賞した。平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振 興部門)受賞。アートフロントギャラリー主宰、地中美術館総合ディレクター、新潟市美術館館長、女子美術大学教授等。
 
 
参加費 参加費 1500円
※受講初日に会場にてご精算いただきます。
 
 
募集人数 30名
※先着順に受付いたしておりますが、万が一定員に達してご参加いただけない場合は ご連絡いたします。
 
 
申込み方法 下記申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [助成] アサヒビール芸術文化財団
 
 
受付は終了致しました。
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