ワークショップ・レクチャー

『日本の公共劇場を考える― vol.2 :文化政策からみた公共劇場』
パブリックシアターのためのアーツマネジメント講座2008

多目的ホール、貸し館運営を中心とした公共文化会館から一線を画した「公共劇場」が全国各地に生み出されるようになってから十数年がたちました。しかし、各公共劇場がそれぞれの地域で果たしている役割は、劇場を取り巻く環境によって異なります。講座『日本の公共劇場を考える』は、異なる専門分野の講師をお招きし、公共劇場の芸術監督、文化政策、地方自治体との関係、法律、そして歴史などを切り口に、各地域の公共劇場に共通する 「公共劇場」の特徴について再考しながら、劇場が地域で果たすべき役割について考えていきたいと思います。

 
 
日程 2008年8月19日(火) 19時~21時
 
 
内容 地域文化の振興は、文化政策における重点事項の一つであり、各地域の劇場は文化芸術の鑑賞や参加、創造活動の拠点として重要な役割を担っている。しかし、ハード面では全国的に文化施設の整備が進められてきたものの、文化芸術活動を地域社会に根付かせていくためのソフト面の充実は十分とは言い難い。文化芸術を鑑賞する機会も東京など大都市に偏りがちで、地方では文化芸術活動への支援が縮小傾向にあるなど、劇場をめぐる環境は厳しさを増してきている。他方、東京は世界でも有数の公演数の多い都市との指摘 もあるが、劇場ではそれに見合った質の高い公演を供給し、観客のニーズを十分満たしているのだろうか。我が国の文化政策が目指している方向を改めて確認した上で、文化政策から公共劇場の役割や機能を捉え、その振興方策を考えてみたい。
 
 
場所 世田谷文化生活情報センター セミナールーム(キャロットタワー5階)
 
 
講師 木村直樹 (文化庁文化部芸術文化課文化活動振興室長)
昭和39年大阪府生まれ。平成2年文部省入省。大臣官房政策課、文化庁文化普及課、文化庁総務課文化政策室、宮城県教育庁総務課長、文化庁伝統文化課文化財保護企画室長、内閣府政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(社会システム担当)付企画官、大臣官房政策課評価室長などを 経て、平成19年7月から文化庁芸術文化課文化活動振興室長に就任し、現在に至る。
 
 
参加費 1,500円
※受講初日に会場にてご精算いただきます。
 
 
募集人数 30名
※先着順に受付いたしておりますが、万が一定員に達してご参加いただけない場合はご連絡いたします。
 
 
申込み方法 下記申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [助成] アサヒビール芸術文化財団
 
 
受付は終了致しました。
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