公演情報

MANSAI◎解体新書 その拾六 『依代(よりしろ)』
~宿りというポイエーシス(創造)~

公演期間
2010年01月29日(金)~2010年01月29日(金)
劇場
世田谷パブリックシアター
チラシ画像
画像/前回公演『ことば』より

◎解体新書とは・・・
 世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が自ら企画・出演し、毎回多彩なゲストを迎え《トーク&パフォーマンス》を繰り広げます。現代芸術の世界を構成しているさまざまな分野、要素を“解体”し、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリーズです。

◎今回のテーマは『依代(よりしろ)』
神の御霊を降臨させる媒体としての「依代」。神が依り憑く「もの」「時」「空間」「人」を例に、そこから《芸術の起源》について考えてみたいと思います。

◎出演
●野村萬斎(のむら・まんさい)
1966年生まれ。狂言師。世田谷パブリックシアター芸術監督。人間国宝・野村万作の長男。重要無形文化財総合指定者。「狂言ござる乃座」主宰。国内外の能狂言公演はもとより、舞台『子午線の祀り』『オイディプス王』『ハムレット』、映画『陰陽師』に主演。『まちがいの狂言』では狂言の技法を駆使した舞台を、『国盗人』では古典芸能と現代芸術の融合を図る舞台を演出・主演。また、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」に出演するなど幅広く活躍。99年文化庁芸術祭演劇部門新人賞、2003年芸術選奨文部科学大臣新人賞等を受賞。05年『敦――山月記・名人伝――』の構成・演出等で紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞を受賞。主な著書に『萬斎でござる』(朝日新聞社)、『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社)、『狂言三人三様 野村萬斎の巻』(岩波書店)、『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版)などがある。

●杉本博司(すぎもと・ひろし)
1948年東京生まれ。現代美術作家。立教大学経済学部卒業後、70年に渡米。ロサンゼルスのアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、74年よりニューヨークに拠点を移し写真制作を開始。『劇場』『海景』などに代表されるシリーズ作品は明快なコンセプトと卓越した技術で高い評価を確立、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センター、テイトギャラリーをはじめ世界中の美術館に収蔵されている。古美術から現代美術に至る美術品(「杉本コレクション」)のコレクターとしても有名。近年では建築設計に着手、02年瀬戸内海直島に護王神社を、09年にはIZU PHOTO MUSEUMの内装設計・造園を手がける。また、財団法人小田原文化財団の設立や評論の執筆など、活動は多方面にわたる。88年毎日芸術賞、01年ハッセルブラッド財団国際写真賞、09年第21回高松宮殿下記念世界文化賞〈絵画部門〉などを受賞。現在、ニューヨーク在住。主な著書に『苔のむすまで』『現な像』(以上 新潮社)などがある。

●中沢新一(なかざわ・しんいち)
1950年山梨県生まれ。思想家・人類学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。多摩美術大学美術学部芸術学科教授、06年より多摩美術大学芸術人類学研究所所長。宗教から哲学まで、芸術から科学まで、あらゆる領域にしなやかな思考を展開している。
主な著書に『チベットのモーツァルト』(せりか書房、講談社学術文庫、サントリー学芸賞)、『森のバロック』(講談社学術文庫、読売文学賞)、『哲学の東北』(幻冬舎文庫、斎藤緑雨賞)、『フィロソフィア・ヤポニカ』(集英社、伊藤整文学賞)、『カイエ・ソバージュ』全5巻(講談社選書メチエ、うち『対称性人類学』で小林秀雄賞)、『精霊の王』(せりか書房、講談社)、『アースダイバー』(講談社、桑原武夫学芸賞)、『芸術人類学』(みすず書房)、『三位一体モデル TRINITY』(東京糸井重里事務所)、『ミクロコスモス』シリーズ(四季社)、『狩猟と編み籠 対称性人類学Ⅱ』(講談社)、『鳥の仏教』(新潮社)などがある。

企画協力:財団法人小田原文化財団

公演日程

2010年1月

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※上演時間は、約2時間(休憩15分含む)予定。
※当日券は、開演の60分前より、キャロットタワー3階世田谷パブリックシアター当日券ボックスにて販売。
※未就学児童はご入場いただけません。開演後は本来のお席にお着きになれない場合がございます。ご了承ください。

料金

全席指定
一般3,500円/立見3,000円

TSSS1,750円

※友の会会員割引・世田谷区民割引はございません。

チケット取扱い

劇場チケットセンター 03-5432-1515
パソコン(要事前登録。24時間受付)
チケット購入・予約の方はこちら

携帯:http://setagaya-pt.jp/m/

会員登録・入会申込の方はこちら
TSSS
(TOYOTA Student Support at SePT)
(要事前登録。24時間受付)

観劇サポート

車椅子スペース
 

世田谷パブリックシアター、シアタートラムとも車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

【料金】:該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
【申込】:03-5432-1515 劇場チケットセンター

ご利用希望日の前日の19時まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、お座席でご観劇になる場合も、スムーズにお席にご案内させていただきますので、予め劇場までご連絡ください。

託児サービス
 

世田谷パブリックシアター、シアタートラムで行われる、前売入場券を販売する公演では基本的に託児サービスがございます。

【料金】:2,000円(1名につき)
【対象】:生後6ヶ月以上9歳未満
【申込】:03-5432-1526 世田谷パブリックシアター

ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにご予約ください。また、障害のあるお子様についてはご相談ください。

委託:キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

お問合せ

劇場チケットセンター 03-5432-1515

[主催]
財団法人せたがや文化財団
[企画制作]
世田谷パブリックシアター
[協力]
東京急行電鉄/東急ホテルズ/渋谷エクセルホテル東急
[協賛]
Bloomberg
ブルームバーグはより多くのお客様に舞台芸術を楽しんでいただくため、この公演の聞こえにくい方向けの音声サポートシステムを提供しています。
[後援]
世田谷区
平成21年度文化庁芸術拠点形成事業