MANSAI◎解体新書その拾伍
『ことば~生命体としての存在論(オントロジー)~』
前回公演『人形(ひとがた)』より |
◎解体新書とは・・・
現代芸術の世界を構成しているさまざまな分野、要素をパーツに分け解体しながら、それぞれの成り立ちと根拠をあらためて問い直すシリーズです。新たな「日本演劇」の創造と劇場の基礎づくりを目的に、毎回多彩なゲストをお招きし、お互いの専門分野を駆使しながら、共通する必要不可欠なもの=「表現の本質」を探っていく企画です。通常の公演とは一線を画し、内容によって、スタイルもその都度変わるフレキシブルなものを考えております。舞台進行は、野村萬斎がホスト役となり、ゲスト・アーティストと<トーク&パフォーマンス>を繰り広げていくものです。ただ一方的に観て、楽しむというだけではなく、より深く舞台芸術を楽しみたいと願っている観客に向けて、その真髄を発信することを目指しています。
◎今回のテーマは「ことば」
演劇は「人間を、社会を、時代を映す鏡である」と言われていますが、同様に、短歌はそういった「鏡」を「よむ」世界なのかもしれません。演劇、短歌、双方に内在する“生きたことばの力”について考えてみたいと思います。
◎出演
●野村萬斎(のむら・まんさい)
1966年生まれ。狂言師。世田谷パブリックシアター芸術監督。人間国宝・野村万作の長男。重要無形文化財総合指定者。「狂言ござる乃座」主宰。国内外の能狂言公演はもとより、舞台『子午線の祀り』『オイディプス王』『ハムレット』、映画『陰陽師』に主演。『まちがいの狂言』では狂言の技法を駆使した舞台を、『国盗人』では古典芸能と現代芸術の融合を図る舞台を演出・主演。また、NHK教育テレビ「にほんごであそぼ」に出演するなど幅広く活躍。99年文化庁芸術祭演劇部門新人賞、2003年芸術選奨文部科学大臣新人賞等を受賞。05年『敦――山月記・名人伝――』の構成・演出等で紀伊國屋演劇賞、朝日舞台芸術賞を受賞。主な著書に『萬斎でござる』(朝日新聞社)、『狂言サイボーグ』(日本経済新聞社)、『狂言三人三様 野村萬斎の巻』(岩波書店)、『MANSAI◎解体新書』(朝日新聞出版)などがある。
●穂村弘(ほむら・ひろし)
1962年札幌生まれ。歌人。上智大学文学部英文学科卒。90年に歌集『シンジケート』(沖積舎)でデビュー。短歌のみならず、評論、エッセイ、絵本翻訳など広い範囲で活躍。08年に評論集『短歌の友人』(河出書房新社)で第19回伊藤整文学賞評論部門、「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、アルスエレクトロニカ・インタラクティブ部門栄誉賞(石井陽子とのコラボレーションによる)などを受賞。主な著書に歌集『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』(以上 小学館)、短歌入門書『短歌という爆弾』(小学館)、エッセイ『世界音痴』(小学館)、『にょっ記』『にょにょっ記』(以上 文藝春秋)、『整形前夜』(講談社)、詩集『求愛瞳孔反射』(新潮社)、ショートストーリー集『車掌』『課長』(以上 ヒヨコ舎)などがある。
●春日武彦(かすが・たけひこ)
1951年京都府生まれ。精神科医・作家。日本医科大学卒。産婦人科医を6年間務めた後、精神科に転向、都立精神保健福祉センター、都立松沢病院、都立墨東病院神経科部長などを経て、2009年より多摩中央病院院長および日本医科大学精神科客員教授。精神医学に関する専門書、エッセイ、小説など著作は多数。主な著書に『ロマンティックな狂気は存在するか』『私たちはなぜ狂わずにいるのか』(以上 新潮OH!文庫)、『顔面考』(河出文庫)、『家屋と妄想の精神病理』(河出書房新社)、『不幸になりたがる人たち』(文春新書)、『何をやっても癒されない』(角川書店)、『幸福論』(講談社現代新書)、『無意味なものと不気味なもの』(文藝春秋)、『問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ』(光文社新書)などがある。
2009年10月
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※当日券は、開演60分前より劇場入り口右手当日券ボックスにて販売 お1人様2枚まで
※未就学児童はご入場いただけません。開演後は本来のお席にお着きになれない場合がございます。予めご了承ください。
TSSS1,750円
※友の会会員割引・世田谷区民割引はございません。
劇場チケットセンター | 往復ハガキまたはオンラインによる申込み パソコン(要事前登録。24時間受付) 携帯:http://setagaya-pt.jp/m/ |
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TSSS (TOYOTA Student Support at SePT) |
(要事前登録。24時間受付) |
世田谷パブリックシアター、シアタートラムとも車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。
【料金】:該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
【申込】:03-5432-1515 劇場チケットセンター
ご利用希望日の前日の19時まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、お座席でご観劇になる場合も、スムーズにお席にご案内させていただきますので、予め劇場までご連絡ください。
世田谷パブリックシアター、シアタートラムで行われる、前売入場券を販売する公演では基本的に託児サービスがございます。
【料金】:2,000円(1名につき)
【対象】:生後6ヶ月以上9歳未満
【申込】:03-5432-1526 世田谷パブリックシアター
ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにご予約ください。また、障害のあるお子様についてはご相談ください。
委託:キッズルーム・てぃんかぁべる三茶
劇場チケットセンター 03-5432-1515