『世田谷で暮らす―移り住むこと、移り住むひと』
~世田谷のこえ アーカイブプロジェクト2014~
「私が海が好きとか言ってたら、彼が海ではたらく仕事について
石垣に行くことになって、まあ、ついていかないとダメかなって」
「引っ越しの日、おじいちゃんがこっち見ないで『明日帰ってきてもいいんだよ』って」
「一時帰宅をしまして、慣れ親しんだ木の時計とか自分の洋服とかを少しずつ持ち帰って、今の生活が普通になってきました」
「どっちかっていうと、日本にトランジットしている感じ」
「父が警察署長だったので、所轄に住まなくてはならず、小さい頃から一家で引っ越しの連続でした。二度と住めないな、と思うのは西麻布、17の時です。一番近いスーパーが明治屋なんです」
(「世田谷のこえ アーカイブプロジェクト2013」より)
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「移り住むこと」は、私たちの人生に深く関わっています。
そこには、ひとりひとりの物語があります。
2012年よりはじまった「世田谷のこえ アーカイブプロジェクト」。
今年は、「移り住むこと」にまつわる身体の記憶を手掛かりに、
ひとりひとりの物語と出会いなおしていきます。
また、その様子を映像でも記録します。
最後には、物語と映像を合わせて、
ほかの人に届ける発表会を行います。
新聞の一面に載ることはないかもしれないけれど、
今、ここに暮らしている、
みなさんの「こえ」をお待ちしています。
☆「世田谷のこえ アーカイブプロジェクト」とは…
世田谷には、さまざまな人が暮らしています。その暮らしの多くは、ふだん、注目されることはありません。2012年からはじまった「世田谷のこえ アーカイブプロジェクト」は、そんな人々の暮らしや、それに伴う記憶を「世田谷のこえ」として集め、記録し、保存していくプロジェクトです。
日程 |
2014年 ワークショップ:6月21日(土)・29日(日)、7月5日(土)・6日(日)・12日(土) 13時~17時 (連続5回のワークショップです) 「こえ」を届ける発表会:10月4日(土)時間未定 |
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場所 | 世田谷パブリックシアター稽古場 |
講師 |
《プロフィール》 【進行】すずきこーた/演劇デザインギルド メディアに取り上げられないような小さな声を「聞き書き」に起こし、演劇にするワークショップを数多く進行する。その手法を使った『地域の物語』などの世田谷パブリックシアターでのワークショップや、中学高校での授業は高い評価を受けている。 在日外国人との多文化共生の場での演劇活動にも取り組む。世田谷パブリックシアター契約ファシリテーター、演劇デザインギルド理事。 【進行】山田珠実(やまだ たまみ)/振付家・ダンサー 劇場、小学校等、公共施設におけるダンスワークショップや、誰もが参加できるダンス作品の創作を主な仕事としている。また高齢者に聞き取り、文章に起こし、人生から選んだ7枚の写真とともにアルバムを作成する「わたしの道」プロジェクト(細見佳代と共同進行)、介護者のセルフケアのためのワークショップ等、ジャンルを超えた活動も多く行う。名古屋大学・愛知淑徳大学非常勤講師。 |
参加費 | 2,500円(全5回) |
対象 |
世田谷で暮らしているひと、 世田谷で暮らしていたひと、 世田谷で暮らしたいひと。 |
募集人数 | 15名程度 |
申込み方法 |
(1)氏名(ふりがな) (2)住所 (3)電話番号 (4)年齢 (5)ワークショップを知ったきっかけ (6)ひとこと を書いて 郵送、又はファックス(03-5432-1559)か、以下申し込みフォームからお申し込みください。 《郵送先》154-0004 世田谷区太子堂4-1-1 キャロットタワー5階 世田谷パブリックシアター「世田谷で暮らす」係 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526 |
備考 |
[主催] 公益財団法人せたがや文化財団 [後援] 世田谷区 [協賛] 東レ株式会社 |
受付は終了致しました。
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