現代能楽集Ⅴ『「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』
上演作品レクチャー2010
能の持つ物語性や様式と現代演劇との融合を目指し、世田谷パブリックシアター芸術監督・野村萬斎が企画・監修する「現代能楽集」。11月16日(火)より、シリーズ第五弾となる『「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』がシアタートラムにて幕を開けます。
このたびの公演をよりお楽しみいただくため、いろいろな角度から本作品にアプローチするレクチャーを開催します。
第1回目のレクチャーでは、能狂言研究家の小田幸子さんに、原作となった能「弱法師」「俊寛」「綾の鼓」を解説いただきます。創造の原典をめぐりながら、作品世界の広がりを照射していきます。
つづく第2回は、本作の演出を手がけるペンギンプルペイルパイルズ主宰の倉持裕さんと、振付を担当する小野寺修二さんが、本作の創作プロセスを出発点に、自身の創造活動や演出の方法論、アイデアの源泉など、さまざまに発想を広げてお話いただきます。作品の魅力を紐解く本レクチャーにぜひご参加ください。
日程 |
2010年 (1)11月17日(水)19時から 講師:小田 幸子(能狂言研究家) (2)11月21日(日)17時から 講師:倉持 裕(劇作家・演出家) 小野寺修二(演出家・振付家・ダンサー) ※各回とも1時間30分程度を予定しております。 現代能楽集Ⅴ『「春独丸」「俊寛さん」「愛の鼓動」』公演情報はこちらから |
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場所 |
世田谷文化生活情報センター (1)ワークショップルーム (三軒茶屋駅前キャロットタワー4階) (2)セミナールーム (三軒茶屋駅前キャロットタワー5階) |
講師 |
《プロフィール》 (1)小田 幸子(おだ さちこ) 1949年生まれ。能狂言研究家。「能の舞台装置」「能の演技と演出」「鬼女出立の変遷」等、歴史的変遷を軸に演出・演技面から能狂言を考察する論考を発表。世阿弥時代以後に盛行した観世信光らの風流能(スペクタクル的な能)に関する研究も多い。大学で古典芸能を教えながら、能狂言のドラマトゥルクや演劇批評など、研究と舞台・過去と現在を橋渡しする活動を行っている。 (2)倉持 裕(くらもち ゆたか) 劇作家・演出家。神奈川県出身、学習院大学経済学部経済学科卒。2000年劇団ペンギンプルぺイルパイルズを旗揚げ、主宰。以降すべての劇団作品の脚本・演出を手がける。物事を独自のシニカルな視点で切りとり、しっかりとしたストーリー展開を保ちながら、絶妙な台詞の応酬と間で観客を引きつける力を持つ。「ワンマン・ショー」にて第48回岸田國士戯曲賞受賞。 小野寺修二(おのでらしゅうじ) 1995年、パフォーマンスシアター「水と油」を結成し、全ての作品の構成演出に関わる。06年活動休止後、文化庁新進芸術家海外留学制度研修員としてパリに1年間滞在。08年、セルフユニット「カンパニーデラシネラ」を立ち上げ、精力的に作品を発表するほか、振付家として演劇作品に多数参加。マイム・ダンス・演劇を融合したフィジカルシアター的手法で注目を集めている。 |
参加費 | 各回1,000円 |
募集人数 | 各回先着40名程度 |
締切り | 先着順、定員になり次第受付終了 |
申込み方法 |
以下申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申し込みください。 |
お問合せ | 世田谷パブリックシアター学芸 03-5432-1526 |
受付は終了致しました。
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