ワークショップ・レクチャー

『日本の公共劇場を考える―vol.4 : 劇場における「舞台作品=レパートリー」の創造』
パブリックシアターのためのアーツマネジメント講座2008

多目的ホール、貸し館運営を中心とした公共文化会館から一線を画した「公共劇場」が全国各地に生み出されるようになってから十数年がたちました。しかし、各公共劇場がそれぞれの地域で果たしている役割は、劇場を取り巻く環境によって異なります。講座『日本の公共劇場を考える』は、異なる専門分野の講師をお招 きし、公共劇場の芸術監督、文化政策、地方自治体との関係、法律、そして歴史などを切り口に、各地域の公共劇場に共通する「公共劇場」の特徴について再考しながら、劇場が地域で果たすべき役割について考えていきたいと思います。

 
 
日程 2008年9月13日(土)、14日(日)、15日(月・祝) いずれも15時~17時
 
 
内容 「劇場」という言葉は、当然のごとく「舞台作品が創造され、上演される場」という意味を持っています。この講座では、そのなかの「創造」それも「レパートリー」の創造という部分に焦点をしぼって、いかに「公共劇場」のなかでそれがなされるべきか、あるいはどのようにすればそれが可能なのかを検証しつつ、日本における創造型公共劇場について検討していきます。1日目では、まず創造型の公共劇場にもっとも必要な機能や要素について概観し ていきます。2日目では、劇場がそれら基本機能を用いながら舞台作品を創造していく際に必要なことを、現場の実践に則して考えていきます。3日目は、公共劇場が生み出す舞台作品が社会にもたらすさまざまな価値、可能性といったものを検討します。またこの講座では、日々の実践で必要となる方法論やそこで生まれる問題の解決法を話し合う、ディスカッションの時間をとりいれていく予定です。公共劇場やホールの運営者のみならず、劇団などで作品づくりを担っているディレクター、制作者の方にも 参加していただき、活発な意見、アイデアの交換がなされる場となることを期待しています。
 
 
場所 世田谷文化生活情報センター セミナールーム(キャロットタワー5階)
 
 
講師 松井憲太郎 (演劇評論家、制作者)
1980年より96年まで劇団黒テントに所属。80年代後半から演劇評論をはじめる。89年からは世田谷パブリックシアターの計画づくりに参画して、97年のオープン以降学芸課長、プログラム・ディレクターとして公演の企画を担うとともに、ワークショップやレクチャー、出版 などのプログラムを統括した。アジアやヨーロッパの演出家、振付家らとのコラボレーション作品も数多く企画制作した。本年4月より同劇場を離れ、現在フリー。学習院大学大学院、早稲田大学グローバルCOEプログラムで講師などを務める。
 
 
参加費 4500円(3日間)
※受講初日に会場にてご精算いただきます。
 
 
募集人数 先着20名
※先着順に受付いたしておりますが、万が一定員に達してご参加いただけない場合はご連絡いたします。
 
 
申込み方法 下記申込みフォームか、または劇場(03-5432-1526)までお申込みください。
 
 
お問合せ 世田谷パブリックシアター 学芸 03-5432-1526
 
 
備考 [助成] アサヒビール芸術文化財団
 
 
受付は終了致しました。
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