公演情報

『サド侯爵夫人』

公演期間
2012年03月06日(火)~2012年03月20日(火)
劇場
世田谷パブリックシアター
チケット前売り開始日
一般 : 2012年01月29日(日)~
友の会会員先行予約 : 2012年01月21日(土)~
せたがやアーツカード会員先行予約 : 2012年01月28日(土)~
チラシ画像宣伝写真:篠山紀信 宣伝美術:仲條正義
画像/撮影=篠山紀信

詩情あふれる美文が精密を極めた三島由紀夫戯曲の最高峰『サド侯爵夫人』。
1965年の初演では、その衝撃的な内容から“事件”となりました。以来、国内のみならず海外でも高い支持を受け、上演されるごとに話題を呼んでいます。

比類なき優雅な言葉で飾り立てながらも烈しく交錯し、衝突する女性6人には存在感が際立つ女優が揃いました。ルネ役に蒼井優、アンヌ役に美波、シミアーヌ男爵夫人役に神野三鈴、シャルロット役に町田マリー、そしてサン・フォン伯爵夫人役に麻実れい、モントルイユ夫人役に白石加代子を迎えます。

演出は、かねてより三島由紀夫の秀麗な文体に魅せられ、注目を続けていた野村萬斎。
600年の歴史を持つ能・狂言の体現者・伝承者として、日本語の響きの美しさを知る彼が“言葉による緊縛”に主眼を置いた演出に挑みます。

======
メッセージが届きました!
======
今までの演出作品は、男性が中心となって活躍し狂言師が出演するものが多かったですが、今回は自分が出演しないことも含めて、女優陣だけでやるという自分なりのチャレンジだと思っております。狂言師として三島由紀夫の作品が自分のテリトリーではないかという意識もあり、非常に力を入れたい作品だと思っています。
『サド侯爵夫人』は、三島作品の中でも重厚であり最高傑作とも言われていますが、書かれている文章が大変美しく、三島由紀夫のひとつの美的感覚が集約されたもので、いわゆる日常的な言語の成り立ちではなくこれは文章を聴かせるための作品だと言えると思います。三島由紀夫は新劇に対するアンチテーゼとしてこれを作ったというような言い方をしていますが、文章が支配力を持っていて、この文章に沿うことがこの戯曲の成功の鍵だと思っています。

今回のキャッチフレーズは「言葉による緊縛」です。三島の文章に克つためには、役者がその言葉をどれだけ活かして語るかということかと思います。演じるもの、そして観客、あえて「聴衆」と言いますが、聴衆を言葉で縛ろうというのが三島の意図ではないかと思います。読むと大変面白い作品ですので、実際劇場に来ていただいて素晴らしい女優さんたちに肉体化された言葉となって出てきた時に、楽しんでいただける作品になるようにしたいと思います。
今回は世田谷パブリックシアター開場以来の豪華な女優陣が集まってくれました。白石さんや麻実さんという日本を代表する大女優の方々の語る技術や芝居に臨む態度も含め、若い女優さんたちにも継承していただきたい、そしてそういう世代間のバトルもこの戯曲を盛り上げてくれる要素なのではないかと思っています。
芳醇な言葉の世界に緊縛されるからこそ集中し、イマジネーションを働かせ、最後に解き放たれる、そういった舞台を目指したいと思います。
演出 野村萬斎
======
私は映像からスタートしている人間なので、台詞劇がとても苦手で、でも苦手だからこそ頑張ってやり遂げたいです。『サド侯爵夫人』というタイトルですが、サド侯爵という人間が主役ではないかと思っています。
お客様とキャストのみなさんと一人の人物、サド侯爵を共有できるように頑張りたいです。
蒼井優
======

●あらすじ
18世紀末、絶対王政が爛熟を極め、頽廃の色濃い都パリ。数々の乱行からの逮捕・脱獄騒動を起こし、残酷かつ淫蕩なスキャンダルがつきまとう“悪徳の怪物”サド侯爵に貞節を貫くサド侯爵夫人・ルネ。世間体を重んじ、計略をめぐらせてサドとの離別を迫る母・モントルイユとルネは苛烈な対立を続ける。フランス革命勃発後、夫がついに獄から解放されたのを知るや不可解な決断をくだしたルネの心情に宿る真実とは…

======
●メディア掲載情報(2/24現在)
2月23日(木)発売 「週刊文春」野村萬斎インタビュー
J-WAVE「東京コンシェルジュ」 2月26日(日)21:00 出演:野村萬斎
タカラヅカ・スカイ・ステージ 2月27日(月)23:00(初回放送) 出演:麻実れい
2月27日(月)発売 「ベストステージ」 蒼井優×野村萬斎 対談
2月28日(火)発売 「spoon」 美波×野村萬斎 対談
2月28日(火)発売 「MORE」 蒼井優×野村萬斎 対談
2月29日(水)発売 「anan」 蒼井優 インタビュー
======
●メディア掲載情報(2/29現在)
2月29日(水)日本経済新聞夕刊 「自由席」に蒼井優さんが紹介されました
3月1日(木)発売 「家庭画報」 野村萬斎 インタビュー
3月1日(木)WEB ダ・カーポ 神野三鈴 インタビュー
3月2日(金)発売 「シアターガイド」 蒼井優×美波 対談、白石加代子×麻実れい×野村萬斎 鼎談
3月5日(月)毎日新聞夕刊 白石加代子さんと麻実れいさんが紹介されました 
======
●メディア掲載情報(3/6現在)
3月6日(火) @ぴあ(ぴあWEBサイト) 「今週のこの人」 野村萬斎 インタビュー
3月7日(水)発売 「ミセス」 野村萬斎 インタビュー
3月7日(水)発売 「CREA」 蒼井優インタビュー
======
「舞台芸術のクリティック15」では批評を募集しています。詳細はこちらから
======
視覚に障がいのある方のための舞台説明会のご案内はこちらから
======

[作] 三島由紀夫
[演出] 野村萬斎

[出演] 蒼井優/美波/神野三鈴/町田マリー
     麻実れい・白石加代子

[美術] 島次郎
[照明] 齋藤茂男
[衣装] 半田悦子
[ヘアメイク] 鎌田直樹
[音響] 尾崎弘征
[演出助手] 桐山知也
[舞台監督] 澁谷壽久

公演日程

2012年3月

日 月 火 水 木 金 土
 
 
 
 
1
2
3
4
5
6
18:00☆
7
18:00☆
8
休演
9
18:30
10
13:00
11
13:00
12
18:30
13
休演
14
13:00
18:30
15
13:00
16
18:30
17
13:00■
18:30
18
13:00
19
13:00
20
13:00
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
※上演時間は、3時間35分の予定(1幕:1時間/休憩10分/2幕:1時間10分/休憩15分/3幕:1時間)
※当日券は、開演60分前より、キャロットタワー3階 世田谷パブリックシアター入口右手当日券受付にて販売。
※当日券はお立見になる可能性がございます。  詳しくは公演日当日10時以降に世田谷パブリックシアターチケットセンター(03-5432-1515)へお問い合せください。

☆=プレビュー公演
■=視覚障がい者のための事前舞台説明会あり(要事前申込み、無料、本公演チケットをお持ちの方対象)

※未就学児童はご入場いただけません。開演後は本来のお席にご案内できない場合がございます。ご了承ください。

料金

全席指定
一般 S席7,500円/A席5,000円

☆=プレビュー公演 S席6,500円/A席4,000円

高校生以下 一般料金の半額(世田谷パブリックシアターチケットセンター店頭&電話予約のみ取扱い、年齢確認できるものを要提示)

U24 一般料金の半額(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるもの要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定)


友の会会員割引 S席7,000円(本公演のみ対象)

せたがやアーツカード会員割引 S席7,200円(本公演のみ対象)



※2012 年1月より「世田谷区民割引」は「せたがやアーツカード会員割引 」になりました。せたがやアーツカード会員割引や先行発売を利用するには「せたがやアーツカード」(世田谷区在住の15 歳以上の方対象)の会員登録が必要です。詳細はこちらをご参照いただくか、以下へお問合せください。
【問】公益財団法人せたがや文化財団 せたがやアーツカード事務局 03-5432-1548[10 時~19 時 年中無休(年末年始除く)] 

チケット取扱い

世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515
パソコン(要事前登録。24時間受付)
チケット購入・予約の方はこちら

携帯:http://setagaya-pt.jp/m/

会員登録・入会申込の方はこちら
U24
(アンダー24)
(世田谷パブリックシアターチケットセンターにて要事前登録、登録時年齢確認できるもの要提示、オンラインのみ取扱い、枚数限定)
チケットぴあ 一般発売初日特電 0570-02-9970(1/29 10時~23時30分)
0570-02-9999(1/30以降 Pコード:416-580)
チケットぴあ店舗、セブン-イレブン、サークルK・サンクスでも直接販売
http://pia.jp/t/sade/
イープラス http://eplus.jp/skfe/
ローソンチケット 一般発売初日特電 0570-084-632(1/29 10時~18時)
0570-084-003(1/29 18時以降 Lコード:35900)
0570-000-407(1/29 18時以降 オペレーター)
http://l-tike.com/
CNプレイガイド 一般発売初日特電 0570-08-9922(1/29 10時~18時)
0570-08-9999(1/30以降 オペレーター)
http://www.cnplayguide.com/sade/
せたがやアーツカード会員割引は世田谷パブリックシアターチケットセンター(店頭・電話・オンライン)で前売のみの取扱いとなります。事前に「せたがやアーツカード」の会員登録が必要です。「せたがやアーツカード」の詳細はこちらから

観劇サポート

車椅子スペース
 

世田谷パブリックシアター、シアタートラムとも車椅子のままご観劇いただける車椅子スペースがございます。定員に限りがございますので、ご利用にあたり予約が必要です。

【料金】:該当エリアチケット料金の10%割引【付添者は1名まで無料】
【申込】:03-5432-1515 劇場チケットセンター

ご利用希望日の前日の19時まで受付けますが、定員になり次第締め切らせていただきます。お早めにご予約ください。また、お座席でご観劇になる場合も、スムーズにお席にご案内させていただきますので、予め劇場までご連絡ください。

託児サービス
 

世田谷パブリックシアター、シアタートラムで行われる、前売入場券を販売する公演では基本的に託児サービスがございます。

【料金】:2,000円(1名につき)
【対象】:生後6ヶ月以上9歳未満
【申込】:03-5432-1526 世田谷パブリックシアター

ご利用希望日の3日前の正午まで受付けますが、定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めにご予約ください。また、障害のあるお子様についてはご相談ください。

委託:キッズルーム・てぃんかぁべる三茶

お問合せ

世田谷パブリックシアターチケットセンター 03-5432-1515

[主催]
公益財団法人せたがや文化財団
[企画制作]
世田谷パブリックシアター
[協賛]
資生堂/トヨタ自動車株式会社/Bloomberg
[協力]
東京急行電鉄/東急ホテルズ/渋谷エクセルホテル東急
[後援]
世田谷区
平成23年度文化庁優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業
 

備考

[国内ツアー]
2012年3月24日(土)・25日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
《お問合せ》梅田芸術劇場 06-6377-3888